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修行開始です…?②

side 英雄


…力也が行っちまったな

今考えてみたら力也と別行動とるのって初めてか?俺が何かするときはいつも力也が手伝ってくれてたような…


「よしっ」


今回は俺の好きな展開だと思ってたけど、あいつもきっと好きなんだよ。あいつはあいつでやりたいようにやらせなきゃな。俺は…


「英雄様、どちらにご用でしょうか?」


いいタイミングで俺仕えのメイド、ソフィーさんが来た。犬の垂れ耳が実に可愛い


「あぁ…魔法を使うのが上手い人のところへ」


やっぱり魔法だよな!きっと力也のやつもそう考えてるだろうし…あ、また力也…まぁいいか


「了解しました、ついてきてください」


……


「こちらでございます。失礼します」


ソフィーに続いて訓練所のようなところに入る…そこにはまさに魔法使いって感じのローブを着た人たちが沢山いた。ローブにはこの国の紋がはいっている


「勇者殿か?」


「はい。こちらは此度の勇者様、聖名英雄様でございます」


ソフィーの紹介で周りの人がざわつく…男と女が3:7くらいの割合だな


「そう。今回の勇者殿は二人いたはずだがもう一人の方は一緒じゃないのか?どうせなら同時に教えたいんだが」


え?力也が来てない…?


「もう一人の勇者様は既に行動を開始しているようなので他のところへ参られたのでは?」


「まぁ勇者殿が皆魔法から学ぼうとするっていうのはこちらの思い込みか…よろしく、勇者殿。私は一応この魔術師隊を任された魔術師大隊長のナタリア・レッキアだ」


そう言って手を出してくるのは…ん?黒髪を腰の辺りまで伸ばした綺麗な女性だった。凛と感じるその姿はどちらかと言うと女騎士って感じだが、まぁ人は見た目によらないって言うしな


「あぁ、よろしく、ナタリアさん」


「ッ!!?///」


ん?急に赤くなって…体調でも悪かったのかな?出直すべきか…


「ゆ、勇者殿、魔法を学びたいってことでいいんだよな?」


「ん?あぁ。そうだけど…」


「なら今から基本は教えるが、まず魔力を感じなきゃ話になら無いんだ。そこを教えるから寝る前とか、四六時中やるくらいの気概を持ってたのむ」


やけに早口になったけど大丈夫か?

いや、今から夢にまで見た魔法が使えるんだ!よーし、直ぐに使えるようになって力也を脅かしてやろ


「分かった。教えてくれ」


side out


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


side ナタリア


な、なんだあの笑顔は…反則だろう!


「大隊長、大隊長、顔、赤くなってますよ」


「う、うるさいっ!」


茶化してくる魔術師一番隊隊長のリアを突っぱねる


「ふふっ、照れちゃって可愛い~。大隊長にも春が!」


「気が強いから男はほとんど寄ってきませんからねぇ…こんなの初めてじゃ?」


「お前たちも!隊を率いて修練に行きなさい!勇者殿は私が見るからっ!」


「え~?大隊長独り占め~?ずーるーいー」


ふざけた調子で言ってくるリアをどうにか修練に行かせる…くそぅ、みんなしてニヤニヤして~


「あの、ナタリアさん?」


「ひゃ、ひゃいっ!」


あ~!!?変な声出た!!?絶対へんに思われた!!?


「だ、大丈夫ですか?体調悪いなら別の人にでも…」


「も、問題ないっ!…あ、えと…大丈夫だから、何も、心配するなっ」


「は、はぁ」


うぅ~!まだあって数分だぞ!!?どうしたんだ、私!


side out


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「じゃあカルタ、また明日来るわ」


「おう!まってるぜ!」


とりあえず軽く人型で力確認したあと、何人かの兵士相手に模擬戦闘して力加減をあらかた覚えた。まぁまだまだやり過ぎてるが、優秀な治療しなるものがいるから大丈夫だそうだ。相手は魔法で自身の強化ができる相手ばかりだったしな


もう10時まわっちまった。兵士は朝の9時から夜の10時までのうち、12~14時を抜いたのがが勤務時間。恐ろしく長いな、勤務11時間か


騎士隊は4つの隊があり、毎日ローテーションで、城内見回り、城下町見回り、修練、休みを繰り返している。一般的に現代日本と同じ週休二日土日の構成が基本の中では異端の存在だな。他の隊はまた別の構成らしい


今回は修練の所に大隊長が重なっていたようだ。明日は休みだがカルタは来てくれるらしい。ありがたい


「お疲れさまです、力也様」


「あれ、ミーナ…いたんだ」


「はい。見学だけとおっしゃっていましたので部屋への案内を残しておいたのですが、必要ありませんでしたね」


「はは、悪い…まぁお陰で現状を知れたよ」


「?現状、ですか」


「あぁ、恐らく俺に足りないのは経験だ…力は問題ない。技術もガキの頃から鍛えてたからな。だが生温いもとの世界ではできなかった経験、それがこの世界では重要だ…早めになれる必要がある」


あまり殺しには慣れたくないが、恐らく英雄は人を殺せない。なら俺がやるしかないだろう


「そ、そうですか…凄いですね」


「まぁもとの世界じゃあ俺は異端だったからな。この世界の方があってる気もする」


もとの世界、俺がまともでいられたのは英雄のおかげだ。その恩、こっちでなら返せるかもな



……

………



「おはようございます、力也様」


「…メイド?」


なんでメイドが俺をお越しに?


「大丈夫でしょうか?力也様」


…あぁ、俺は今異世界にいるんだったか


「悪い、上手く頭が働いてなかった」


「いえ、まだこちらに来てから1日も経っていませんので、しょうがないかと。朝御飯はこちらにお持ちしましょうか?」


「あぁ、その方が助かるな…いちいち王族なんかと目を会わせたくないし。そういやミーナは飯何時食ってんだ?」


「私たち侍女は主人の食事のあと、片付けをする前にぱぱっと済ませるのが普通ですね」


「なるほど…一緒に食う?」


「へ?…って、それはダメです!主従の関係はしっかりしなければいけません!」


「っ…そ、そうか、悪かった」


…だけど食事の間中待機されてるのって性に合わないんだよね。普段の生活でそんなのなかったし


……


ふぅ、飯は上手い。うん、ミーナの腕がいいのか本当に美味しい。昨日の晩飯ほどの食材は使ってないらしいからやっぱ料理は食材より作る人の腕だよなぁ…まぁ本当に旨い食材には勝てないだろうけど、普段からあのレベルなら十分すぎる


「このあとはどうなされますか?」


「昨日と同じで騎士隊に混ざるよ。場所はわかってるから一人で大丈夫。ゆっくりご飯食べていいからね?」


「え…は、はい。了解しました」


ペコリと頭を下げて出ていく


…昨晩は意外と疲れてて普通にシャワー浴びて寝たけど、今思えばシャワーがやけに現代的だったな…トイレも水洗だし、なんなんだこれ


…まぁいいか。さっさといこう

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