04 紹介
「全く、君は仮にも僕たちのリーダーなんだからしっかりしてよね…?」
ギルド長の采配にすかさずツッコミを入れた俺に激昂したギルド長が俺に拳を振り下ろそうとするのにそう時間はかからなかった
「いやぁ助かったよ。あの時小娘さんが羽交い締めにしてギルド長のカツラ飛ばして無かったら俺死んでたよ」
「別にそれはいいですけど小娘呼びはやめてください…」
何を言っているんだコイツは。自己紹介もまだなのに特徴以外で呼ぶ事なんてできないだろ
なんてこと考えているとよほど小娘と言われたのが嫌だったのか急にうずくまり始めて………周りの視線が痛いんですけど
「…あっ!そうだよ!ねぇ、まず自己紹介からしない?ハヤトもそう思うでしょ?ねっ!!!!!!!!」
「あっいや………そうだな!!まずは自己紹介からやんないと何も始まんないよなぁ!」
「…ぐすっ………ありがとうございます………」
うわぁガチ泣きじゃん
………やめてそれ以上泣かれるとまだまだ駆け出しなのにギルド内での評価と偏見が凄いことになってしまう
…えぇ、と…タマヤさんのその目線は俺に進行を任せるって事ですかね。頼まれましたよ!えぇ、やってやろうじゃないか!
「じゃあまずは俺から……コホン…俺の名前はハヤト!特に特別な生まれでもないので苗字なぞない!5年間毎日欠かさず働くことを放棄してました!よろしく〜」
「…なんだかとてつもなくろくでなしな感じが」
「おい」
「すみません何でもないです!……えっ次私が自己紹介ですか!?」
「いや別にそうじゃなくても…」
…チラッ
「じゃあ次はボクが自己紹介するね!ボクの名前はタマヤ。ボクもハヤトと同じく平民だから特に苗字なんてものはないよ!職業は癒術師だから回復などの支援は私に任せてね!よろしく」
俺の猛烈な視線になんとか気付いて自己紹介を終えたみたいだな。いやぁ伝わんなかったらどうしようかと…
「よろしくお願いします!」
俺の自己紹介と比べてえらい食い気味だなおい
「…私の名前はマイ・アルヴァートで、職業は風使いです。よろしくお願いします」
ほうほう苗字があって職業は特殊魔法使いA枠に入る風使い、と………
苗字があって特殊魔法使い…?
「…えっ、えっえっでもマイお前髪黒じゃん!?」
「…?」
「この世界の貴族ってみんな銀髪か金髪じゃないか!?なんで苗字持ちのお前は黒髪なんだよ!!!?!」
「そ、それは…」
なにやら急に狼狽え始め、少しモジモジし始めたかと思えば動きを止め、少し恥ずかしそうにしながら呟いた
「……ち、父上が令嬢であった母上と駆け落ちして産まれたのが私なんです。だから…」
ほーん。貴族と平民のハーフなんだ
「変に血が混ざりあったせいで魔法使いとしての土台は最高級なのに、制御が上手くいかないんです…」
なるほどそれで試験会場を吹き飛ばしたのね
マイが貴族だということを知ったせいかタマヤの顎が開いたまま降りてきてないのでよっぽど衝撃的だったのだろう。知らんけど
「えっちなみにさ、風使いってどんな感じd…」
そう言っているその時に、俺が右手に持っていたハズの証明書が宙に浮いていた
…えっなにこれ
「うほほいなんだこれ。風がないのに風がある!」
「君は何を意味のわからないことを言ってるの?」
「お前にだけは言われたくない」
「…えっ!?なんでっ!?!?」
「…そりゃあ異世界とか記憶とか転生だとが色々意味わかんないこと言ってるじゃねーか」
「それとこれとは話が別だから!!というかマイちゃんが困ってるから!!」
「そうだな………えっでもさ、俺たちここで何をすればいいんだ…?」
「「…クエストを受ける…?」」
…まぁ、なんか……そうやって距離を縮めていくのも大切だよね
「…じゃあ、今からチキンでも狩りに行きます?」
…?????
………あっチキンね。いいじゃん!行こう!もうやけくそだよちくしょう!
「おっいいねえ。こっちの世界のチキンってどんなのだっけ…?あぁやっぱり日本の記憶邪魔だなぁ…」
「チキンと言えば!時速200キロを超える速度で私たちの体目掛けて突っ込んでくる脳筋バカお肉ですね!」
そんな化け物だったっけチキンって。
…あっやばい。日本で見たのであろう親子丼とやらが食べたい
「私はクソデカムシ派です!ブニブニしてて美味しいですよ!」
この世界出身の俺が言うんだから間違いない。この世界はやっぱりおかしい
まともに書く時間が取れないんですよね…
眠過ぎてまともに文字も理解できません




