表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

物語の岐路:外の世界へ

判定後のボーナスポイントを表示するように設定変更

物語の主人公が独り言を喋るように変更

>>水音の正体を探る


洞窟の奥へと歩を進めます。革袋から取り出した使い古されたナイフを手に、闇を切り裂くように慎重に。


判定:探索(水音の確認)

ダイスロール:12

補正:[直感]による補正 +1

合計:13(判定:成功)


洞窟の最深部は、天井から滴る水が小さな岩の窪みに溜まる「天然の泉」となっていました。水面は月明かりをわずかに反射し、鏡のように澄んでいます。

口に含んでみると、驚くほど冷たく、雑味のない純粋な湧き水でした。


あなたは、採集した食用キノコと湧き水で、追放されて初めての安らぎの朝食をとります。粗末な食事ですが、今のあなたには何よりも美味しい「復讐への活力」となりました。


食事を終え、洞窟の入り口から外を覗くと、峡谷には薄い朝霧が立ち込めています。

体力:回復(空腹状態解消)

所持品:ボロボロのローブ、使い古されたナイフ、革袋(小銭入り)


【物語の岐路:外の世界へ】


「ふふっ、この革袋……。かつて王宮の晩餐会で口にしていた銀食器の輝きと比べれば、随分と錆びついたものですこと。けれど、今このナイフ以上に信頼できる相棒はおりませんわね。……ええ、そうよ。この泥水のような窮地から這い上がるための、唯一の希望ですわ」


あなたは革袋から数枚の銅貨を取り出し、指先で器用に弄びます。これほどの小銭で何が買えるというのでしょう。それでも、この冷たい金属の感触は、あなたがまだこの世界で「存在」しているという確かな証に思えました。


街道の痕跡を探し、あなたは峡谷の岩場を縫うように歩き始めます。霧が薄くなり、遠くに古い石畳の破片が見え隠れしています。それはかつて王国を繋いでいた、今は忘れ去られた旧街道の跡のようです。


判定:探索(文明の痕跡)

ダイスロール:17

補正:[直感]による補正 +1

合計:18(判定:成功)


旧街道に辿り着きました。石畳の隙間からは雑草が生い茂っていますが、明らかに人の通りがあった形跡です。ふと、足元に捨てられた一枚の古びた手配書が風に揺れているのが目に入りました。


拾い上げると、そこにはあなたの名前……「スフィア」の似顔絵と、「王家を汚した大罪人。見つけ次第、即刻処刑すべし」という冷酷な文字が踊っています。


「あら、なんてこと……。兄様ったら、私の似顔絵をこんなに醜く描かせるなんて。せめて、もう少し私の美しさを正確に描写するくらいの慈悲はあってもよろしいのに。これでは、私の顔に泥を塗っているというより、ただの画力不足ですわね」


あなたは手配書をくしゃりと丸め、影の力で灰に変えました。この先に進めば、間違いなく追っ手や賞金稼ぎと遭遇するでしょう。しかし、街へ出なければ情報を手に入れ、兄を出し抜くための足がかりを得ることもできません。


「さて、どなたがこの『大罪人』を捕まえに、わざわざ地獄の底までお出迎えにいらしてくださるのかしら。……お手柔らかにお願いしたいものですわ、本当に」


>>もう一日食料を探しつつ幻影投射のスキルを高める。


「あら、慌てて飛び出したところで、泥をすする羽目になるのはゴメンですわ。まずはこの『不当な指名手配』という現状を、もう少し冷静に観察する必要がありますもの」


あなたは一度、街道から身を隠すように森へと足を踏み入れました。焦燥感に駆られて動き回るよりも、力を蓄え、自らの術を磨くことが、結局は兄アルヴィスへの最短ルートだと理解しているのです。


この日は一日中、森の中で「幻影魔法」の制御訓練に費やしました。


判定:[幻影投射]のスキル練度向上

ダイスロール:9

補正:[直感] +1

合計:10(判定:失敗)


「ふふ……、今日の幻影は少しばかり『主張』が強すぎましたわね」


訓練中、あなたは木の実を狙ってやってくる小鳥を幻影の果実で誘い込もうとしましたが、投影した果実が少しだけ毒々しい紫色に光ってしまい、逆に小鳥を驚かせて逃げられてしまいました。魔力の制御は繊細なものです。しかし、何度も繰り返すうちに、幻影の輪郭をわずかながら精密に描くコツを掴み始めています。


食料については、[適応]のスキルを活かして森の奥へ入り、前日よりも少し質の良い野イチゴのような果実を見つけることができました。


「……ま、空腹で思考が鈍るよりは幾分マシですわ。毒にもならない、栄養価もそこそこ。贅沢を言える立場ではありませんけれど、王宮のデザートよりは幾分か『刺激的なお味』ですこと」


日が沈み、森の木々が長い影を落とします。あなたは今日一日、隠れながら力を蓄えました。明日は、いよいよ街道で人間との接触を図ることになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ