2日目 いつも寝てるのになぜか成績いい子っているよね
「来週から中間試験が始まる。赤点は補習だからしっかり勉強するように。」
「中間試験、、、、、!!」
眠ヶ崎高校初の試験ということと、補習があると聞いたことで、僕は気合いだけは十分だった。
、、、、そう言えばと、ふと横を見るとやはり眠り姫は眠っている。
雨宮さん、、いつも寝てるけど試験大丈夫なのかな、、、とは言っても僕も勉強は苦手な部類だし、できることと言えば授業中に雨宮さんをできるだけ起こしてあげるくらいかな、、、多分起きないけど。
とりあえず試験が近いことだけ伝えよう。そう思い肩を揺する。
「雨宮さん。来週試験だって。赤点だと補習だしお昼寝は少なめの方がいいんじゃないかな?」
すると雨宮さんは少しだけ顔を上げて
「、、、大丈夫。」
とだけ言ってまた突っ伏す。
大丈夫、、、なんだろうか。そう思ったまま試験当日がやってくる。
「くれぐれもカンニングしないように。では、試験始め。」
テストをめくる。…………思ったよりむずくね??
と言うか、さっぱりわからん。考えている間にあっという間に30分経つ。残り30分の時点で隣の席のあの眠り姫に異変が起こる。
「すぅ、、すぅ、、、」
うん。寝てますね。これは。
まぁ、、、難しくて投げ出したくなる気持ちも分かる。僕も寝ようかな。いやだめだ。ここで寝たら補習が確定する。それだけは嫌だ。もう少し頑張ろう、、、にしても、雨宮さんは補習嫌じゃないのかな。補習になったらよりお昼寝できないと思うんだけど、、、
とは言え、流石にテスト中に起こすことはできないのでそのままあっという間に試験は終わる。
そして、来たるテスト返却の日。
「最初のテストということもあって出来が悪かったな。各自ちゃんと復習するように。30点未満が赤点だからな。」
テストが返ってくる。点数を見ると51点。高くはないが低くもない。とりあえず補習は回避できた。
雨宮さんは大丈夫だったのかな、、、、
「あの、、雨宮さん?どうだった、、、?」
心配だったのでつい声をかけてしまった。すると雨宮さんは少し驚いた顔をして応える。
「、、、え、と、、9、、92点、、、」
目が飛び出しそうになる。甘く見ていたわけではないが、、92点、、!?めちゃくちゃ高いじゃないか、、、、
そ、、そうか、、きっとテスト中寝ていたのは、、、
(頭の中の雨宮さん)「この程度のテストごとき朝飯前、、いいえ、お昼寝前だわ!!おーほっほっほっ!」
ということなのか、、、!?くっ、、、なんですごいんだ、、、!僕も見習わなくては!
それに、友達の醍醐味といえばテストの点数勝負に決まっている!(彼はぼっちです)
もし僕の点数が上がれば、、、
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「雨宮さんっ。僕は今回100点だったよっ。ただ、すごくいい勝負だった。僕と友達になって一緒に勉強をしないかいっ?」
「はい、、っ!是非!」
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となるに違いない!!!頑張ろう、、、!!
その日から僕はより一層授業に集中するようになった
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ホームルームはとても眠くなる。まぁいつも眠いんだけど、、、おやすみなさぁい、、
そう思っていたら肩をゆすられる感覚があり、朝倉くんの優しい声が聞こえる。
「雨宮さん。来週試験だって。赤点だと補習だしお昼寝は少なめの方がいいんじゃないかな?」
あ、、朝倉くんが私の心配を、、、、!?
嬉しい、、けど、なんで言ったらいいのかな、、、もし変なこと言ったら、、
(脳内朝倉くん)「雨宮さん、、、せっかく心配したのにそんなこと言うの?もう話しかけないね」
そんなことになったら絶対嫌だ、、、、ここは無難に、、落ち着いていつもの感じでいこう、、
(頭の中での雨宮のイメージ)「ありがとう!朝倉くん!でも大丈夫だよ!私勉強には自信があるの!」
よしっ完璧!これでいけば、、、
(実際)「、、、大丈夫。」
私のバカーーーーーー!無愛想な子って思われちゃったよ絶対ーーー!
とりあえず恥ずかしいので突っ伏す。耳を真っ赤にしながら。
いつか、ちゃんと朝倉くんとお友達になってお勉強会とかしたいな、、、それで、、
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「雨宮さん、、いや澪。教科書だけじゃなくて俺を見てくれないかっ?」
「うん、、!湊くん、、!」
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とかなっちゃったりして、、、えへへ、、、、
朝倉くんもやる気っぽいしテスト、ちょっとだけ頑張ってみよっかな。
久々に頑張って勉強してそのせいで、試験当日眠くなってしまうことをまだこの時の雨宮は知らない。
次回、ドキドキ!臨海学校編!




