♧… : I guESs thaT's eNouGh...
また月日は過ぎた
雨雪も降った
雲は流れて日は昇って落ちる
何日も何日も…オレはあいつに会うことなく、
絵を描いた
》…画家…画家か…オレも、随分とイカれたことをやってんなぁ…《
ポツリ
ポツリ
オレは一日に何度も独り言を床に落としていく
窓の外の景色が変わっても気にしない
食料がなくなろうがどうでもいい
死ぬことはそうそうねぇだろう
そうだ
レニ խ ιϯ゛խ
無意識に書いた「にんげん」の文字
何とか読めるような下手な字
オレはすぐに緑で上から塗りつぶした
》何書いてんだか…はは…っ《
オレは筆を再び動かす
…が、上手く線が描けない
手が震える
視界がぼやける
疲れてる…?
違う…
ぽた…
手に冷たいものが降ってくる
》……あい、てぇ…なぁ…っ《
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3ヶ月前ーー
『うさぎさーんっ!うさぎさーんってばぁー!』
》んだよ…あんまりそっち行くと崖から落ちんぞ《
『ひぇぇ〜、こわぁっ!あははっ、でも見てよ見てっ!あの鳥、何!おっきいよ!』
》ありゃぁー、何てったっけなぁ…忘れちまった《
『え"!?んー…ねぇ?あれも化け物なの?』
》…そうだなぁ、でもちょっと違うぜ?この世界で創られたもんじゃねぇ…
まっ、原材料は異界をも含めた、全ての世界からだけどな、クックック《
オレは帽子のつばを軽く上げて笑う
『へぇ〜っ、すごいねっ!うさぎさん何でも知ってんのねっ』
》…………もっと知りてぇかぁ?《
『うんっ!』
》じゃあ…今度こそ、お前があっちで幸せになったら、教えてやんよ《
悪戯に笑う
笑う…けど、目は笑っていない
むしろ…苦しそうだった
『って言いながらうさぎさん、まぁーたすぐに私を甘やかしちゃって、教えちゃうんだぁ〜っ
だってうさぎさん、私の事大好きだもんねっ』
》お前のことが大好きだぁ?
ははっ、ぜってぇそんなこたぁねぇよ
誰がお前みたいなガキンチョを好きになっかよっ《
また、笑う
……あぁ、そうだよ…お前が大好きだ
大切だ
お前が笑ってくれるよう、オレは何でもしてやりたいぜ
でも、そう言って喜ぶのは、お前くれぇだ
『あぁぁ!またガキンチョに戻っちゃったぁ!』
》やっぱりお前はガキンチョだ《
そのくらいのが、オレも楽だ
お前も、オレも、あいつらも
壁さえ建てておけばいいんだ
分けろ
別けろ
理由ろ
こいつだけは…ダメなんだ
ちゃんと守ってやらねぇとな
こいつの親はどうなってんのか知らねぇが
元気に笑う娘が見てぇだろ
…笑いかける相手が、イキモノで悪かったな……
『あのねっ!あのねっ!私、うさぎさん好き!
助けてくれた日から大好きなの!』
》へぇー…そりゃあ大したもんだ《
『どゆことーっ?
でも!好きなのっ!えへっ、ケッコンしよっ』
》は?
……ははっ、やだね《
『なんでぇっ』
》人間と籍入れりゃあ、俺は除け者だぜ?
嫌に決まってんだろーが《
乾いた笑い
森にも響かないようなものだった
何だかな
こいつと居たら俺の心なんて何も…埒が明かねぇ
『セキ?わかんないよぉーっ』
》ベンキョー不足だなっ、ざまぁ〜《
『うぅ……っ』
人間が俯いた
俺は顔を覗き込んでいた
》泣いてんのかぁ?弱っちぃなぁ、ほんと
…………悪かった、でもベンキョーはしろよ?
大事だぜ《
頭をそっと撫でてやろうとした、その手を止める
そして、代わりに頬を包み込んで、涙を指で拭う
》ほら、泣くなって
可愛い顔が台無しだぜ?まっ、泣いてる顔も嫌いじゃねぇがな《
そんな事しか言ってやれない自分を嫌う
そして自分を心の中で殴ってやった
ごめんな、オレもお前が大好きだ…
大好きだけど……恋愛感情なんざ…
〝これっぽっちもねぇ〟んだ─────
なんか…勢いのままに始めたからかな
グダグダだ……www
俺にももっと計画性があればいいのにw
ここまでね、フォレカタを読んでくださってありがとうございます!
不定期的ですが、これからも投稿続ける予定なのでっ!よろしくお願いいたしますっ




