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幕間 シン・ガサツ評

本編とは別時空のお話です。

あらすじとか設定の見直しとかなので、覚えてるよーって方は読み流してください

あと……メタネタがゴリゴリにあるので苦手な人は鼻をつまみながら読んでください

<導入>


--舞台の垂れ幕が左右にスライドし、照明が付く。源城(げんじょう)と首から下だけの楽奈美(らなみ)(まるでデュラハン)が1台のマイクの前で立っている。


楽奈美「せっかち楽奈美です!」

源 城「帰ってください」

楽奈美「あぁぁあ、待ってください今ちゃんと体戻しますから」


--楽奈美の首から顔が生える。


源 城「うおえぇえぇ!?体のつくりどうなってるんですか!?」

楽奈美「本ですよ」

源 城「体の"つくり"の話じゃないですよ!確かに体という漢字は人べんでつくりの部分は本ですけども」

楽奈美「いやぁ、強烈な掴みがあったほうがいいかなぁって」

源 城「話題の掴みにするために人体の再生を可能にするの技術の無駄づかいすぎますよ」

楽奈美「でも掴みはバッチリですよね」

源 城「いやまぁ、掴みでインパクトを取ろうという気持ちは伝わりましたけども」

楽奈美「じゃあ掴みは終了。続いては、」

源 城「続いては?」

楽奈美「掴み打撃ですね」

源 城「現実とス〇ブラの区別をつけてください」

楽奈美「その後は、ウホーーッ」


--楽奈美、物を腰に担ぐポーズをとって舞台から飛び降りる。


源 城「ド〇キーの前投げで道連れ狙うやつやめてください」


--それから少しして、源城の頭上に光る台座が現れる。


源 城「道連れ成功してるじゃないですか」


--そして楽奈美がその台座から降りてくる。


楽奈美「せっかち楽奈美です!!」

源 城「デュラハンで戻るの!?」



<いままでのあらすじ>


--楽奈美は自分の顔を再生する。


楽奈美「まずは、この作品の今までのおさらいをしていきましょう」

源 城「相変わらず再生能力高いですね……俺、源城は元冒険者のしがないサラリーマン。仕事終わりにマンションに帰ると、同じマンションの女子大生、楽奈美さんが、明日冒険者になってダンジョンに入ると言ってわくわくしていました」

楽奈美「当日、私、楽奈美と親友のハムちゃんこと波夢子(はむこ)は、初めてのダンジョンにワクワク。魚を倒したりトンボに追われたりしながら、ヨシミンさんという熟練度赤の凄い冒険者とも仲良くなりました」

源 城「しかし、俺はその初心者向けダンジョンに、昔の仲間を散々痛めつけた禍々しき黒龍、禍災龍(かさいりゅう)の気配を感じました。ヤツがもしダンジョンにいたら、ダンジョンの中のビギナー冒険者達の身が危ない。俺は、彼らの身を案じダンジョンに飛び込みます」

楽奈美「そして源城さんの心配通り、禍災龍は私達の前に姿を現しました。私達を逃がすためにヨシミンさんが犠牲になり、私達も初心者なりに頑張って頭と体を使ってダンジョンの出口を目指します。しかし、禍災龍の攻撃は苛烈を極め、ついに私達はヤツの攻撃から逃れるため崖から飛び出してしまいます。そのまま地面に落ちれば大怪我を負ってしまう中、禍災龍から蒼炎が放たれ、私達に迫る!そんな窮地を助けてくれたのが、」

源 城「俺、源城なわけですね。そしてそのまま俺は、楽奈美さんと波夢子さんを無事に帰すために、仇敵禍災龍と対峙します。俺は禍災龍を追い詰めますが、あと少しのところで魔力切れを起こし禍災龍に敗北。まだまだ戦えるっぽくハッタリをかますことで、なんとか見逃してもらいます」

楽奈美「源城さんはそれから私達と合流し、ダンジョンを脱出しようとします。しかし、なんとダンジョンのすぐ近くに、禍災龍が!」

源 城「禍災龍に対し、俺、楽奈美さん、波夢子さんの3人が知恵と魔力を振り絞り連携することで、なんとかダンジョン脱出することに成功しますが……」

楽奈美「その途中に禍災龍に私が襲われ、それをかばったハムちゃんが、右腕と右足を失いました」

源 城「というところまでで終わりですね。続きが気になる方は、ぜひとも17話からを読みましょう!」



<ダンジョンについて>


源 城「というあらすじなんですけど、冒険者ってダンジョンのこととか魔法のこととか、結構覚えること多いですよね」

楽奈美「私も覚えるの大変でした。知恵熱出すぎて、バナナで釘が打てそうです」

源 城「それめっちゃ寒い地方のやつですね。温度逆です。ともかく、ある程度話数も進んだので、冒険者が知っておきたい基礎知識をいったん整理しましょうか」

楽奈美「今さら聞けない冒険者の基本のヲ、話していきましょう!」

源 城「漢字の基の左端にヲを見出さないでください」

楽奈美「まずは源城さん、ダンジョンについて説明してください」


源 城「はい、まずダンジョンとは、この星、地球とは別世界の空間で、ある日地球と繋がるようになりました。そこには、地球では見たことのないような動物や植物が生息しています。」

楽奈美「屈強な足の生えた青魚の強魚(つようお)とか、連携して狩りをするトンボのオニヤンとオニマーとかですね」

源 城「そして、ダンジョン内の物を地球に持ち帰ることで、地球は発達していきました」

楽奈美「次世代電話機(ノードフォン)も、ダンジョンから採取したものを元に開発されているんですよね」

源 城「そのとおりです。今では、各国政府は自分の領土からつながるダンジョンを管理しています」


楽奈美「じゃあみんなでダンジョンに乗り込んであらゆるものをごっそり取ってくれば、地球もめっちゃ発展しますね」

源 城「ただ、注意しなければならないのは、ダンジョンの環境や生き物が、人間の体を、時には生命を脅かすことです」

楽奈美「ひぇぇっ、生命を!?それじゃあ陰陽師はどうするんですか?」

源 城「陰陽師の安倍晴明は関係ないです。ダンジョンは、地球人の管理の外にある、剥き出しの自然です。そこにいる生き物は、人間が簡単に狩れるものだけでなく、数人がかりで作戦を立てて立ち向かわなければならないものもいます」

楽奈美「ダンジョンごとにヤバさも変わってくるってことですよね。それってどうしたら判断できるんですか?」

源 城「日本では、ダンジョンの脅威を界圧(かいあつ)、ダンジョンの生き物の強さを脅威度(きょういど)で管理しています。そして、界圧や脅威度については、インターネットで調べたり現地で受付AIのセイレーンに聞くことでわかります」

楽奈美「界圧や脅威度は、どれぐらいだと高いとか低いとか教えてください」

源 城「界圧は、ある程度ダンジョンに慣れた冒険者が十分に準備すれば高い確率で踏破できるダンジョンを100、初めてダンジョンに入る人が無策で入り高い確率で踏破できるダンジョンを0としています」

楽奈美「ほむほむ」

源 城「そして、脅威度は、初心者が1人で何とか倒せる生物を10、上級者が5人で何とか倒せる生物を1000とした値です」

楽奈美「たしか、私達が今入ってる超初心者向けダンジョンの界圧が7で、その中で弱い方の強魚の脅威度が12でしたよね」

源 城「そうですね。界圧や脅威度の過信は禁物ですが、自分が入るダンジョンの選定や、その中の生物を見かけた時の進退の判断に使えるので、ぜひ活用してください。また、ダンジョンごとに、食物連鎖の頂点となるダンジョンプレデターがいるので、特に注意してください」


楽奈美「ほどなるですね。まとめると、ダンジョンとは異世界と繋がる空間で、未知の物質にあふれていて人類を進歩させたけど、おっかない生き物もいるので、ダンジョンに入る際は、界圧や脅威度をよく調べて入りましょう、ということですね」



<魔法について>


楽奈美「でも源城さん、ダンジョンの物を採取しようとしたら、ダンジョンの生物に襲われるんですよね。危険じゃないですか?剥き出しの野生の中で採取したいなんて、ノリがデンジャーすぎて名乗り出んじゃーないですか?」

源 城「ダジャレ苦しくないですか?」

楽奈美「頼まれたって危険すぎて棄権しちゃいますよ。その依頼は聞けん!って」

源 城「無視(スルー)して話進めると、人類は、ダンジョンの生物へ効果的な武器や防具を、ダンジョンの物を基に作りました。それが、魔道具と、それによる魔法です」

楽奈美「その魔道具と魔法って何が違うんですか?」

源 城「魔道具を起動することで起きる現象を、魔法と呼んでいます。なので、魔法を使うためには、魔道具を起動する必要があります」

楽奈美「ふふむむ」


源 城「さらに言うと、現在一般に市販されている魔道具は、四角くて平たい器具になっていて、魔道具起動装置に差し込んで起動することが多いです。魔道具起動装置には、複数の魔道具を差し込んで、使い手が魔道具を自由に使い分けられるようになっています」

楽奈美「えぇぇ、魔法には魔道具が必要で、魔道具を使うには魔道具起動装置が必要で、なんだか複雑ですねぇ。入れ子構造っていうか、麻薬取締官ョーシカというか」

源 城「マトリョーシカのマトリは麻薬取締官ではないですが、そうですね……よく使われる例えとして、魔道具起動装置をゲーム機とするなら、魔道具がゲームのカセットやソフトで、魔法がゲームとは言われてますね」

楽奈美「なるほど、ゲーム機に挿したカセットを入れ替えたら別のゲームができるように、魔道具起動装置に挿した状態の魔道具の中で別の物を起動すれば別の魔法が使えるんですね」

源 城「その通りです」

楽奈美「つまり、NINTEND〇やS〇NYは魔法が使えると」

源 城「全然違いますね。というか、伏せるとこが変なせいで伏字になってないですよ」

楽奈美「魔道具は何回でも使えるんですか?」

源 城「いいえ。魔道具は、人間の精神エネルギー等を使って魔法を使用します。それを魔力と呼んでいますが、使用している人間の魔力が切れると、魔道具は起動しません」


楽奈美「ほるどな。まとめると、ダンジョンの生き物に対しては魔法が有効で、それは魔道具起動装置で魔道具を起動することで使えます。ですが、魔法を使いすぎると魔力切れになるので注意しましょう、ということですね」



<熟練度について>


楽奈美「ダンジョン攻略に便利な魔道具があるってことは、初心者でもいきなり玄人と同じくらい強くなれるんですか?」

源 城「そこまでは難しいですね。ダンジョンに挑む人達を冒険者と呼びますが、みんながみんな横並びとはいきませんね」

楽奈美「どういう人が優秀なんですか?牢に捕らわれてる人ですか?」

源 城「え、牢に捕らわれてる人をユウシュウって言うんですか?ともかく違くて、単純に魔力が高くて強力な魔法をたくさん使える人や、ダンジョンの攻略にきちんとした作戦を立てられる人等、優秀さは様々な面で評価されます。」

楽奈美「4番バッターも偉いし監督も偉いみたいな感じですね」

源 城「そうですね。ある程度難しいダンジョンを攻略する際は複数人で事前に計画を練りつつ現場でアドリブが必要になるので、戦いが強い人だけだと実力が生かせず、逆に戦略を立てるのが上手い人だけだとできることが限られてしまいます」

楽奈美「じゃあ、この人とこの人がどっちが優秀?みたいなものは一概には言えないわけですね」

源 城「そうですね。ダンジョンでは様々な角度の違う困難が待ち受けているので、仲間と協力して長所を生かして進んでいくことが大事です」

楽奈美「うーーーん、教科書的にはそうなんですけどお、やっぱどっちが優秀って知りたくなりますよね。長所短所が全然違ってても、この強打者と監督のどっちが優秀なの?って判断がいるときもあると思うんですよね」

源 城「その気持ちは否定しません」

楽奈美「大〇翔平と黒〇明はどっちが冒険者向きなの?みたいな」

源 城「なんで野球選手と比べる監督が映画監督なんですか……ともかく、冒険者の中での優秀さを分かりやすく見せられるのが、熟練度という制度です」

楽奈美「熟練度?」


源 城「はい。熟練度とは、日本で使われている制度で、ダンジョンにおける適性を計る国家資格です。最初に認定される時は赤で、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と虹の順番で7段階に昇格していき、熟練度紫までいけるのはほんの一握りです」

楽奈美「面白そうですね。高い熟練度を認定されるにはどうすればいいんですか?う〇い棒で買収とかですか?」

源 城「逆にう〇い棒で買収できる国家資格取って嬉しいですか?界圧の高いダンジョンを攻略したり、脅威度の高い生き物相手の撃破や逃走に貢献したりすることで、認定試験を受けられ、認定試験に合格することで、熟練度を上げることができます」

楽奈美「なるほど、ダンジョンの生き物をう〇い棒で買収すればもしや……」

源 城「出来たらいいですね(投げやり)。ちなみに、熟練度を上げたままダンジョンに行かず放置していると、熟練度維持試験を受けさせられ、それに合格しないと降格します。というか俺はしまくりました」

楽奈美「厳しい世界ですね」

源 城「だからこそ、熟練度が高いことで冒険者としての信頼が担保されやすいと言うメリットがあります。また、熟練度の色を持つ人は、その色に応じた二つ名を名乗れるようになります」

楽奈美「熟練度赤だったら赤リンゴ、緑だったら緑リンゴ、紫だったら紫リンゴって感じですか?」

源 城「紫リンゴは知らない果物ですが、そんな感じです」


楽奈美「どるほな、熟練度っていう国家資格があって、赤から始まって虹の順番で最後が紫なんですね。それで、ダンジョンで頑張って認定試験を受けたら、昇格できるし、その色に応じた二つ名を名乗れるってことですね」



<キャラ紹介>


楽奈美「あーっ、そういえば大事なこと聞いてなかったです」

源 城「なんですか?」

楽奈美「源城さんって、誰ですか?」

源 城「ここに来て!?」


楽奈美「というわけで、源城さんについて説明するわ。せっかちしていってね」

源 城「俺、源城(げんじょう)って言います。年齢は20代後半。今はしがないサラリーマンをやってますけど、昔は冒険者でした。熟練度は、全盛期は上から3番目の青で、晴天の源城なんて名乗ってましたね」

楽奈美「熟練度青ー!?チョー可愛いーー!」

源 城「可愛い……?ともかく、晴天の源城も昔の話、それから降格を繰り返し、熟練度は上から6番目の橙まで落ちちゃいました。今は夕焼けの源城です」

楽奈美「それで、可愛い可愛い源城さんは、なんで冒険者をやめちゃったんですか?」

源 城「可愛くはないです。冒険者をやめたのはいくつか理由がありますが……禍災龍(かさいりゅう)へのトラウマが理由の内の1つです」

楽奈美「禍災龍……あの恐ろしい黒龍ですね」

源 城「はい、仲間達があの忌々しい黒龍に無惨に痛めつけられた光景は、今でも時折思い出して震えます」

楽奈美「確かに、私も対峙しましたが、青い炎を吐いたりすごい速さで空を飛んだり、とても恐ろしい龍ですよね」

源 城「禍災龍へのトラウマのせいか、禍災龍の気配を感じることができるようになった気がします」

楽奈美「それで、ダンジョンに禍災龍の気配を感じて入ったら、実際に禍災龍がいて暴虐の限りを尽くしてたんですよね」

源 城「そうですね。怪我の功名と言いますか、おかげで楽奈美さん達を助けられてよかったです」

楽奈美「禍災龍がトラウマなのに、私達初心者を助けるためにヤツがいるかもしれないダンジョンに飛び込んでくれたんですよね。私、源城さんのそういうとこかっこいいと思います」

源 城「て、照れますね。ありがとうございます。俺も駆け出し冒険者の頃は先輩冒険者に助けてもらいまくってましたので、その恩返しを駆け出し冒険者の皆さんにできたなら嬉しいです」


楽奈美「そんな源城さんの魔法は、結構いっぱいありますね」

源 城「できることを増やす魔法がやや多めですね。口の中に物を保存できるガマガエルを生成する永久蝦蟇(トワトード)だと、口の中に魔道具を入れて使える魔法の数を増やせますし、能力強化等の効果がある装飾品を即興で製作できる蛇を生成する服飾(ファッション)蛇児(スネイキッド)を使うと、状況に応じた強化をかけることができます」

楽奈美「その場で欲しい魔道具やアイテムを後出しで準備できるんですね」

源 城「さらに言うと、味方のサポートもしやすいです。味方の持ち物を永久蝦蟇に入れたり、服飾蛇児で製作した装飾品を味方に渡したりできます」

楽奈美「サポートにも向いてるんですね。湖ナメクジ(スラッグーン)も、サポートに使える魔法ですよね」

源 城「はい。湖ナメクジは、地面を湖にすることができます。地面に潜って攻撃を回避したり、知能が低い生き物相手だと、湖の状態で待機しておびき寄せることもできます」


楽奈美「そうなると、攻撃用の魔法は少なめですか?」

源 城「少なめですが、その分強力な攻撃用魔道具もあります。獄上五剣(ごくじょうごけん) 小異細暗己(しょういさいあんこ)は珍しい刀型の魔道具で、魔道具自身を魔法で強化して、そのまま斬りつけます」

楽奈美「普通の魔道具は、平たい四角のカードリッジ型で、魔法で武器を生成することが多いですからね」

源 城「その切れ味は絶大で、6話ではストレスクマを豆腐みたいに簡単に斬ったりもしました」


楽奈美「それに加えて、亜時空の過遺物オーバーツ・モンスターズも使うと!亜時空の過遺物は、魔道具の中でもめちゃくちゃ強いやつらの総称です。手に入れるのも扱うのも難しくて、最上位の熟練度紫の人でも操るのに苦労するすごく強くてすごく特別な魔道具ですよ。それを源城さんが使えると!」

源 城「使いこなせてはないですがね、0.5秒ももたないですし。俺の亜時空の過遺物、聖剣仕掛けの深淵デプス・エクスカリバーは、深淵から13つの剣を生成し切り裂き貫くというものですが、いかんせん使用可能時間が短すぎて、まだ実践的ではないですね。使えるようになるのは、これからです」


楽奈美「などるほ、まとめると、源城さんは、昔は熟練度青の凄腕冒険者で、今はサラリーマン頑張り中の20代後半男性。禍災龍にトラウマがありますが、禍災龍から冒険者達を助けるためにダンジョンに入る優しさがあります。魔法はサポート系が多めですが、数少ない攻撃魔法の獄上五剣 小異細暗己は切れ味抜群です」



源 城「次は、楽奈美(らなみ)さんの説明ですね」

楽奈美「楽奈美さんって一体誰なのかしら、気になりますね」

源 城「我を忘れてますね」

楽奈美「私、楽奈美は、騒がし系の女子大学生です。ダジャレとか雑なボケが好きで、源城さんとかハムちゃんによく突っ込まれています」

源 城「頻繁にボケねじ込みますよね」

楽奈美「やっぱ遊び心や戯れの心って大事ですから。ダジャレを言うのは"じゃれ"だってね」

源 城「じゃれてるわけですね。楽奈美さんは行動力があって、冒険者になったのも突然のことでした」

楽奈美「なんかやりたくなったので、ハムちゃんを誘って冒険者始めました」

源 城「その行動力、うらやましいです」


楽奈美「魔法は、沢山は使ってないです。メインで使ってるのは、重飛兎(グラビット)月面強襲(ムーンアサルト)ぐらいですね」

源 城「それぞれ、どんな効果なんですか?」

楽奈美「重飛兎は、引力を持った黒兎を放つ魔法で、相手の足元に放って相手を地面に縛りつつ空からの攻撃の勢いを付けたり、自分の頭に着けて落下を和らげたりします。月面強襲は拳に合金を(まと)います。それで殴るとすごく強い」

源 城「月面強襲をメインにした攻撃的な魔道具構成ですね」

楽奈美「戦術は超シンプルです。重飛兎で相手を縛って、月面強襲でボコーン!」

源 城「魔道具起動装置は、一般に魔道具を入れるスロットが少ない方が、強い魔法を使えます。楽奈美さんは、重飛兎と月面強襲だけで十分なインパクトがあるので、スロットを減らして強力な魔法が使えるようになってますね」

楽奈美「月面強襲で崖を破壊して坂道にしました!」

源 城「瞬発的に地形を破壊するだけの火力が出せるのが、楽奈美さんの構成の強みですね」

楽奈美「まぁ、その分不器用なので、ハムちゃんの魔法におんぶにだっこなんですけどね。ドヤッ」


源 城「何がドヤなのかわかりませんがまとめますと、楽奈美さんは明るくてダジャレが好きな女子大生で、思い付きで冒険者になる行動力があります。重飛兎で相手を縛って月面強襲でぶん殴る戦術はシンプルながら爆発的な火力を出せます」



源 城「続いては、波夢子(はむこ)さんについてです」

楽奈美「ハムちゃんは私の親友で、私が突然冒険者になりたいと言うと、文句言いながらも一緒にダンジョン来てくれます。ツンデレです。私が殴ることしか考えてない魔道具構成にするって言ったら、文句言いながらもバリバリサポート構成にしてくれます。ツンデレです。可愛いですね」

源 城「後で怒られても知りませんよ?」

楽奈美「でも……禍災龍との戦いで私をかばって片腕と片足を失いました。もう命に別状はないですが、今の医療でも治せないそうです」

源 城「冒険者に起こる災厄は時に甚大な被害をもたらします。俺はそれを防ぎきることができなかった。精進します」


楽奈美「ハムちゃんの魔法はサポート中心ですよね。車以上の速さで走るシャチの乗り物を生成するシャチ()、引き寄せる力の強い蛸を生成する引張蛸(ひっぱりだこ)、遠くを見ることのできる女神を生成する水神鏡(ネレイスコープ)等、移動や偵察に役立ちまくりでした」


源 城「まとめると、波夢子さんはしっかりもので楽奈美さんのツッコミ担当。サポート魔法の使い手で、禍災龍に襲われ重傷を負いました」



<終わりに>


楽奈美「ここまで読んでいただきありがとうございました。ちょっとダジャレ好きなところも見えちゃったけど、気にしないでね!」

源 城「楽奈美さんのボケ精神は二十分に伝わりましたよ。読んでくれたのは嬉しいけど、自分で自分の解説したりちょっと恥ずかしかったですね」

楽奈美「正直、長くなりすぎちゃって、ここまで読んでくれてるか気になってるのは本当だよ!」

源 城「……感謝の気持ちは尽きませんがこれで締めましょう。では、」

源城、楽奈美「「ありがとうございました!!」」

オンラインクレーンゲーム「ウィーン」

源城、楽奈美「「ってなんでオンクレが!?」」

改めて、ありがとうございました

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