恐怖!下ネタノンデリメイド現る!
第5話
「前回までのあらすじ!雷神ゼノス様の性奴隷兼今作のメインヒロインサバトがやってきた!今日から私とゼノス様のいちゃラブ◯ックスライフのスタートです!子供は10人!目指せ!ビック◯ディ!」
「………」
「………」
剣と魔法の大陸オルフィリア
冒険者の街ランサリアに続く自然豊かな街道に、きったねえ言葉がこだました
「よし、自己紹介も終わったしランサリアに行くか。」
「ちょっと待てええええええ!!!」
異世界転生人ソーマのツッコミもついでにこだました
「…なんだようるせえな。本物のメイドさんがそんなに気になるのか思春期め。」
「ただうるさいだけのツッコミ、マイナス10点ですね。ゼノス様、子供はオール何人欲しいですか?」
「オール0に決まってんだろ。」
「っておい!開始早々トばし過ぎだろ!いきなり下ネタ言ったりしれっと人のツッコミディスったり!しかも全然ゼノス様全然気にしてないし!平常運転だし!あなた誰なんですか!」
「あなたバカですか?さっき言いましたよね。私はゼノス様の性奴…」
「そういうんじゃなくてえ!ゼノスさん!ヘルプ!!」
状況を理解できないソーマが助けを求める
「はあ…まったく…いいかソーマくん、こいつの言動を理解しようとするな。言えるのはそれだけだ。自然災害か何かと思え。静かになるまで適当に相づちうってればそれでいいから。」
雷神ゼノンが呆れ果てた顔とテンションでサバトを指差しながら言う
「ひどいですゼノス様。私という超優良物件をスルーするなんて。さあゼノス様、結合しましょう。」
「反発せよ。」
「地に満ち己の…」
「詠唱を始めるんじゃねえ!話が進まない!」
新しい登場人物はどうやら大分…超大分変わったやつみたいです。
その後
「ええ!?ゼノス様の、メイドさん!?」
ソーマが驚愕する。
「最初に言ったろ、メイドだって。」
「ああ…そういえば…。」
ゼノスの言葉を思い出し、ポンと手を叩くソーマ
よく見てみれば服装も完全にメイドのそれだった。
「私も何度も言いましたよ。メイドだって。」
「お前の言語翻訳機能死んでんのか?どの言語で翻訳しても性奴隷をメイドとは言わねえ。」
「異世界ファンタジーではド定番では?」
「ドレアだよ。同人作品にしかないよ。限定品でプレミア付いてるよ。」
「そうですか。おっぱい触りますかゼノス様?」
「引きちぎられたくなかったらそろそろ黙るんだな。」
「………」
ソーマは焦っていた
この二人の会話にまったく入っていけないことに
気づいたら熟年漫才コンビのようにボケとツッコミを押収し始め二人の世界が出来上がっている
「……っふ、やるじゃない!」
ソーマはニコッと笑って二人を称賛した
「どうやらわかったようですね。我々の絆の強さが。評価を訂正します。プラス10点で、あなたは0点です。」
「0点なのかよ!?」
「お前らさっきから何言ってんの?」
メイドのサバトが、仲間になりました。やったね。
「これからよろしくお願いします。ゼノス様と…誰ですかあなたは?」
「名前すら覚えて貰ってない!?」
「これから心配だ…。」
やった…のか?
その後
「うおおお!すっげえ…城塞都市だああ…」
街道を進み、ついに冒険者の街ランサリアが見えてきた。そこには周囲を石壁で囲っている城塞都市があった。初めて見る城塞都市に興奮が隠せない
「あれがランサリアですか。ゼノス様デートしましょう。」
「歩き疲れたあ…家に帰りた~い…。」
「疲れたのなら宿屋に行きましょうか。ラ○ホにでイキましょう!」
「余計つかれるわただの宿屋でいいんだよ。」
「そうですね。ベッドを2人の体液で汚さないように愛し合いましょうか。」
「残念だったな、おまえ一人の血でベッドは真っ赤に染まる。」
「…」
二人の会話を聞いて羞恥心も隠せなくなった
異世界で初めて来た城塞都市の前でゴーホーム宣言したり下トークするなよ…
「と、とりあえず街に入ってみませんか!ここで話してても何ですし!」
「そうですね。あなたに言われずとも行きますよ、何を急いでいるんですか?トイレならそこにありますよ。」
と言ってサバトが横にある草を指差した
「目と鼻の先に上等なトイレがありそうな街があるのになんでソコでするんですか!?そもそも催してませんよ!」
「無駄に突っ込みが長いし何のひねりもない。マイナス50点」
「なんかサバトさん僕に対する扱い酷くない!?」
「下等種族の人間風情が…まともに会話してやってるだけありがたいと思いなさい。」
「ええ…。」
サバトさんってこういう人なの?
それもう魔族とか悪魔のいうセリフじゃん…
「サバト。」
「はい。好きですゼノス様。」
ぐいん!と首が急激なカーブを描きながらゼノスの方へ向く。
「街に行くぞ。あとソーマくんに謝れ。一応俺の付添人だぞ。」
「先程の非礼大変申し訳ございませんでしたソーマ様。」
ペコリと頭を深々と下げソーマに謝罪するサバト
「え…ああ…はい…全然気にしてないので大丈夫です…僕こそひねりのないツッコミでごめんなさい…。」
「…ソーマくんおまえ、いいやつだな。これからも、うちのサバトと仲良くしてやってくれ。」
ゼノスがくすっと笑って言った
「………………はい!」
全っ然仲良くしたくね~…!!という思いを完全には隠しきれず苦笑いぎみに肯定したソーマであった。
そして一行はランサリアの街に到着した。
石壁で閉ざされた街の入り口には門番であろう二人の衛兵らしき人がいた
「うわあ…門番だあ…!衛兵だあ…!こんにちは~!」
二人に駆けつけ挨拶するソーマ
「はあいこんにちは~。ようこそ!騎士の王国レオンハートにある、冒険者の街ランサリアへ!自分から挨拶とは元気でしっかりした子だね!ここに来るのは初めてかな?」
衛兵のふくよかな体型をした一人がニコニコと返事する
「あ…はい!初めてです!」
すごい…すごいぞ…!僕今門番の衛兵さんと会話してる!RPGゲームの最初の場面でよくあるよなあこういうやつ…!あの画面を見るたびに、これから大いなる冒険が始まるんだってわくわくしたっけ~…感慨深いなあ…これに感動しないやつ…いる?
「RPGの初期マップにいる衛兵みたいなセリフだな。」
「ですね。なんのひねりもないセリフマイナス30点。衛兵に扮した魔族とかだったら面白いのに。」
「こんな低レベルの街で終盤にありそうな展開はほぼないだろうな。」
感動してないやつ…いたわ…がっつり近くにいたわ…
「これはこれは見目麗しい美女お二人さんこんにちは。魔族じゃなくて悪かったね。ここは人間の王国なんだ、魔族なんていやしないよ。魔族が見たけりゃ魔族の王国に行くんだな。魔物に喰われるだろうけどさ。」
衛兵のやせこけた体格の1人が嘲笑しながら2人に挨拶をする。どうやらさっきの発言を根に持ったようだ。
「ちょっ…おまえそんな言い方無いだろう…。」
ふくよかな衛兵がやせこけた衛兵の肩を小突きながら注意する
「今あなた…なんと言いましたか…?」
サバトがその言葉を放ったとたんに場の空気が変わる
「私のゼノス様を…美女ですって?」
「!?」
「!?」
「!?」
サバトから謎のオーラ的なものが見え、衛兵とソーマが急激な寒気を覚える
「ああまずい!衛兵さん謝ってください!そこのゼノス様は少年です!美少年です!」
「ええ!?その見た目で男だってのか?」
「貴様ら…!!」
サバトの覇気がさらに増幅する
覇○色くらってる時のモブ海賊ってこんな気持ちなのだろうかとソーマは思った
衛兵は足をガタガタいわせてその場から動けなかった
そしてサバトが怒号を発する
「ゼノス様が女だったら!私を孕ませられないでしょうが!!!!!ち○ち○!付いてますからね!!!!!」
「……??」
「……??」
「……怒るトコ、そこかよ…。」
どこまでもずれた内容の怒号は、ランサリア中を駆け回ったという。
「人を見た目で判断するのは二度と止めなさいモブオーク、モブゴブリン。そんな卑しい考えをもつから醜い容姿なのですよ。鏡を見て自分の醜さに驚いてショック死しなさい。それでは。行きましょうゼノス様。ゼノス様のち○ち○の尊厳は護りましたよ。」
ゼノスにウインクして手柄を報告するサバト
「護るどころか晒してるよね。恥を。あとおまえが一番人を見た目で判断してるからね。おまえが鏡見てこい。」
「え…私の顔面…美しすぎ…!!」
どこからか鏡を取り出して自分の顔を称賛するサバト
「オークやゴブリンの方が美しいだろうな。」
「美しきゼノス様から生まれたこの私が醜悪なわけないでしょう。ゼノス様生んでくれてありがとう。好き。家族になりましょう。」
「早く宿探そうぜ。」
「あーん♡ゼノス様いけずですう♡」
そう言って二人はランサリアの街に入っていった。
今なにか、サバトが不思議なことを言った気がするが今は振れないでおこう
「……ああ…なんかほんと…すいません…。」
罪悪感がすごい…
うちの神様たちが本当に申し訳ない…
特にあの下ネタノンデリメイド…
「いや、いいんだよ…。それにしてもすごかったなあの気迫…。まるで魔王でも相手にしてるかのようだったよう…。」
「ああまったくだ…未だにタマが縮こまってるぜ…。最近のメイドってああなんだな…。」
いや、絶対に違う…と思いたい。
「それじゃ、僕も街に入りますね!ありがとうございました!」
いろいろあったけど、とりあえず街に入ろう!
心機一転街に入ったところから僕の異世界の冒険が始まるんだ!
「ああちょっと待って!」
「…はい?」
「入街料払っていってね。」
「…入街料?」
「街に入るためのお金だよ?知らないのかい?
さっきの二人払ってないから三人分払ってね!
冒険者カードはもってるかい?」
「……いやあ…持ってないです…何分この街が始めての冒険先で…。」
「あちゃあ~…やっぱり持ってなかったかあ…。冒険者カードっていってね?言ってみれば身分証明書なんだけど、これを持っていない人は街に入る時金貨1枚必要なんだよ…。金貨3枚…ある?」
「………」
ふと財布を見る。そこには異世界神アナにこの世界に来るときに渡された金色に輝く高価が3枚…あった。
「………あります。」
「え!本当に!よかったあ!金貨って高価だからさあ、持って無いと思ったんだよねえ!不法侵入の罪で捕まえずに済むよう。」
「あ…はい。」
持っていた金貨を衛兵へ渡す
「この街に移住するなら必要ないけど他の街に行くんだったら冒険者ギルドに行ってみてね!そこで冒険者カード作れるから!そうすると入街料が銀貨1枚になってすんごいお得なんだよう!」
「あ~……ありがとうございます。」
すっからかんの財布を見ながら力無く返事するソーマ
異世界に転生して始めて訪れた冒険者の街ランサリア
訪れて一歩目で所持金オールロスト
寿壮真、生まれて初めてお金の大切さを知る
「んま☆いっか☆」
その笑顔の目元は不思議と光を反射していた
果たしてソーマたちは今日の宿代を確保することができるのか?
ランサリアは、今日も平和です
第6話「魔法使いとトラウマと(前編)」に続く




