第16話 サービス終了三日後の接続は、三百年前の救難信号だった
《最終接続》
《地球時間――サービス終了から三日後》
俺ではない誰かが。
俺の王権接続情報を使い。
サービス終了後の《エルグランド・サーガ》へ接続していた。
そして。
その接続痕跡が今。
世界の狭間から、地球へ近づいている。
「到着まで、どれくらいだ」
「分からない」
ノアは赤い点を見つめながら答えた。
「速さが一定じゃない」
「人なのか」
「違うと思う」
「物?」
「それも違う」
世界と世界の間。
地球側の位置や距離とは、違う法則が働く空間。
そこを移動する反応が。
生物なのか。
物体なのか。
情報なのか。
ノアにも判断できない。
「検証室を封鎖します」
水城さんが、すぐに政府側の担当者へ指示を出した。
「全員、機材から離れてください」
「古いパソコンは?」
「触れないでください」
研究者たちが、台の周囲から離れる。
俺たちも。
検証室の外にある観察室へ移動した。
分厚い透明板。
気密扉。
緊急時には、部屋全体を隔離できる設備。
古いパソコンだけが。
中央の台へ残される。
電源ケーブルは繋がっていない。
それでも。
前面の赤いランプは消えなかった。
《副登録端末一――認証完了》
《副登録端末二――微弱応答》
「アステリア側へ連絡します」
アルノルトが通信具を開く。
「王城国境管理所および王立魔導研究院へ、地球側で未知の世界間反応を確認したと」
「王国軍は呼ばなくていい」
「既に待機へ入っております」
「いつの間に」
「陛下の王権接続に異常が確認された時点で」
「今は如月さん」
「勤務時間外です」
「そうだった」
直す場所が違う。
「待機だけだからな」
「日本政府から支援要請があるまで、門を越えないよう命じます」
アルノルトは。
勝手に兵を送らない。
日本側へ先に確認する。
今回も、学んだ規則を守っていた。
「リゼルも」
「はい」
「検証室へ入らない」
「しかし」
「何が来るか分からない」
「ゆえに、陛下の御側へ」
「俺と一緒に観察室へいること」
一瞬。
迷ったあと。
「御意」
リゼルは俺の隣へ立った。
剣を抜くことも。
防御魔法を使うこともない。
ただ。
何かが起きれば。
すぐに俺を守れる位置へ。
「ノアさん」
水城さんが尋ねる。
「反応が到達した場合、こちらの許可なく受信される可能性はありますか」
「ある」
「遮断は?」
「できる」
「お願いします」
「完全に消えるかもしれない」
「内容を確認せずに?」
「遮断すれば、世界の狭間へ戻る」
「再び受信できる保証は」
「ない」
危険かもしれない。
だが。
一度遮断すれば。
三百年以上漂っていた何かを。
永遠に失う可能性がある。
「内容だけを、安全に確認する方法は?」
黒田医師ではなく。
政府の技術担当者が尋ねた。
「隔離した受信器を作る」
「パソコンへ直接受け取らない?」
「そう」
「どれくらい掛かりますか」
「地球時間で二十分」
「間に合う?」
「分からない」
「作ってください」
水城さんが即断する。
「アステリア側の設備を使用する場合は、必要な物だけ申告を」
「分かった」
ノアが王城側へ連絡する。
「受信結晶を三個。遮断板一枚。空間固定具を四本」
《承知しました》
「人は来ないで」
《技術者も不要でしょうか》
「私がいる」
《御意》
数分後。
必要な道具だけが。
正式な通関手続きを経て、研究施設へ運ばれた。
世界間異常の発生中でも。
誰も勝手に門を越えない。
物資も。
申告され。
検査され。
受取り記録が残される。
「緊急時なのに、遅くないか」
俺が尋ねる。
「通常より手続きを短縮しております」
アルノルトが答えた。
「省略はしない?」
「危険な時ほど、誰が何を持ち込んだか残す必要がございます」
正しい。
本当に。
地球側の制度を理解していた。
◇
ノアは。
日本側の研究者たちと一緒に。
古いパソコンから三メートルほど離れた場所へ、受信装置を作った。
透明な結晶。
黒い板。
四隅へ置かれた細い金属棒。
地球側の機材も繋がれている。
「この中に入る?」
「反応が情報なら」
「物だったら?」
「遮断板が止める」
「生き物なら?」
「受信を拒否する」
「完璧?」
「九十九・八パーセント」
「残りの〇・二は?」
「初めてだから分からない」
地球側の研究者が。
真剣な顔で記録する。
「受信に失敗した場合の影響は」
「結晶が壊れる」
「施設への影響は」
「たぶんない」
「たぶん?」
「世界間通信に絶対はない」
ノアは誤魔化さなかった。
危険性。
不明点。
失敗した場合。
全て説明する。
「受信を中止しますか」
水城さんが俺へ尋ねた。
「俺が決めるんですか」
「反応には、如月さんの王権接続情報が含まれています」
「でも、施設や周りの人にも危険がある」
「最終判断は、日本政府側で行います」
「なら」
一度。
画面の赤い点を見る。
三百年以上。
世界の間を漂っていた。
俺の名前が付いた何か。
「安全条件を守れるなら、受け取ってください」
「分かりました」
水城さんが頷く。
「受信試験を許可します」
ノアが装置を起動した。
◇
《接近反応――受信範囲へ到達》
古いパソコンの赤いランプが。
強く光った。
電源は入っていない。
モニターもない。
それなのに。
内部から。
ファンが回るような低い音が聞こえる。
「機械は動いていません」
研究者が報告する。
「音だけ?」
「電気的な反応はありません」
機械が鳴っているのではない。
パソコンに残る接続痕跡が。
かつて起動した時の音を再現している。
「来る」
ノアの角が光った。
《受信許可を確認》
《接続所有者――レグナ》
《送信元――不明》
《保存期間――測定不能》
《受信開始》
透明な結晶の中央へ。
赤い光が集まる。
最初は。
細い糸。
次第に。
小さな球体へ変わる。
「遮断板、正常」
「地球側機器、異常なし」
「生体反応なし」
「物質反応なし」
「純粋な情報」
ノアが答えた。
「危険な魔法は?」
「ない」
「開いていい?」
ノアが俺を見る。
以前なら。
勝手に開いていただろう。
今回は。
先に聞いた。
「日本側は?」
「情報が外部へ拡散しない状態で、内容を確認します」
水城さんが答える。
「如月さん本人の個人情報が含まれる場合、公開範囲は後で決めましょう」
「お願いします」
「ノアさん。開いてください」
「分かった」
赤い球体が。
ゆっくり広がる。
空中に。
古い映像が映し出された。
◇
最初に見えたのは。
石造りの小さな部屋だった。
王城。
だが。
俺が今知っている巨大な王城とは違う。
ゲーム時代に。
最初の頃使っていた。
古い執務室。
中央には。
大きな機械。
金属。
魔石。
何本もの線。
寄せ集めで作ったような装置。
その前に。
見覚えのある少女が立っていた。
『記録、開始』
今より小さい。
ノア。
服装も。
研究院長のような立派なものではない。
ゲーム時代に着ていた、古い作業服。
角も。
今より少し短く見える。
「私」
現在のノアが。
小さく呟いた。
映像の中。
若いノアが。
装置を何度も調整する。
『王権接続端末、三つ確認』
『主端末、応答なし』
『副端末一、応答なし』
『副端末二――』
映像が激しく乱れる。
『一瞬だけ、応答』
「これ」
ノアが受信情報を確認する。
「三台目」
「サービス終了から三日後?」
「地球では」
アステリアでは。
既に数か月が経っていた。
画面の奥。
扉が開く。
『ノア!』
リゼルが入ってきた。
今と変わらない銀髪。
だが。
鎧には傷が多い。
顔も。
今より少し幼く見える。
『陛下が見つかったのか!』
『違う』
『では、何だ』
『地球側の端末が一瞬だけ起動した』
『そこへ繋げられるのか』
『分からない』
『分からなくても試せ』
『壊れるかもしれない』
『構わない』
リゼルが。
装置を指差す。
『使える魔石は、全て使え』
『王城の予算が』
『私の装備を売れ』
『それでは足りない』
『近衛の装備も』
『勝手に売らないで』
映像の外から。
セレフィナが現れた。
今より。
少しだけ疲れた顔をしている。
目の下に。
薄い影。
『王国の予算は、民を守るために使うものです』
『陛下を取り戻すことも、民を守ることだ』
『否定はしていません』
セレフィナが。
机の上へ、小さな袋を置いた。
『これは?』
『私個人の資産です』
『宰相閣下も同じ』
『必要な経費へ使ってください』
ノアが。
袋の中を見る。
『足りない』
『どれほど必要ですか』
『王国の半年分』
全員が黙った。
建国直後。
まだ。
アステリアが小さかった時代。
国の半年分の予算。
消えた俺へ。
届くかも分からない信号を送るために。
『国民議会へ提案します』
セレフィナが答えた。
『まだ議会は正式に』
『だから、各都市と村の代表者へ意見を聞きます』
『反対されたら』
『諦めるのか?』
リゼルが尋ねる。
セレフィナは。
すぐには答えなかった。
『陛下は最後に、私たちへ自分のために生きよと仰いました』
『だから』
『国を壊してまで、陛下を探すことは』
声が震える。
『陛下の御意思に反します』
リゼルが。
何か言おうとする。
だが。
言葉が出ない。
『民へ話します』
セレフィナが続けた。
『陛下を探すために必要なもの』
『成功する保証がないこと』
『失敗すれば、多くの資源を失うこと』
『全て説明します』
『それでも、国民が望んだら?』
『実行します』
ノアが。
装置へ手を置いた。
『端末の反応は短い』
『今すぐ送らないと消える』
『どれくらい送れる』
『短い記録、一つだけ』
三人が。
互いを見る。
『何を送る?』
リゼルが答えた。
『陛下へ、我々が生きていると』
『それだけ?』
『帰ってきてほしいと』
セレフィナが。
静かに首を横へ振る。
『その言葉だけでは』
机の上。
俺が最後に残した文章。
《もう、俺の命令を待たなくていい》
《これからは、自分たちのために生きろ》
『陛下を縛ってしまいます』
リゼルが。
拳を握る。
『では、何も言うなというのか』
『いいえ』
セレフィナが。
映像を記録する魔石の前へ立った。
『私たちが、陛下の御命令を守っていると』
『国は続いている』
『民は生きている』
『だから』
一度。
目を閉じる。
『陛下も、御自身の世界で生きてくださいと』
リゼルが。
強く反発する。
『私は言えない』
『リゼル』
『陛下へ、帰らなくてよいなど』
銀色の瞳から。
涙が溢れた。
『言えるはずがない』
今。
俺の隣にいるリゼルが。
映像から顔を背けた。
「リゼル」
「申し訳ございません」
「謝らなくていい」
映像の中。
若いノアは。
装置を操作し続けている。
『時間がない』
『ミーナは?』
『陛下の部屋』
ノアが答える。
『今日も食事を用意してる』
『もう、やめるように言ったはずです』
『聞かない』
セレフィナが。
小さく息を吐く。
『呼んでください』
◇
数分後。
ミーナが現れた。
今より。
ずっと若い姿。
侍女服。
手には。
湯気の立つ皿。
『陛下へ届くかもしれないと聞きました』
猫耳が。
大きく立っている。
『お料理も送れますか』
『無理』
『では、香りだけでも』
『情報量が足りない』
ミーナの耳が下がる。
『そうですか』
『短い言葉なら送れる』
『では』
ミーナは。
記録魔石の前へ立った。
『陛下』
少しだけ。
言葉に詰まる。
『本日も、御部屋を整えております』
『御食事も』
『皆でいただきますので、御心配なさらないでください』
無理に笑う。
『いつ、お戻りになられても』
声が震えた。
『大丈夫です』
リゼル。
セレフィナ。
ノア。
ミーナ。
俺が消えたあと。
数か月。
彼女たちは。
まだ。
三百年後の自分たちがどうなるか知らない。
国が。
一億八千万人まで成長することも。
地球へ本当に繋がることも。
俺と。
もう一度会えることも。
何も分からない。
それでも。
映像の前へ並んだ。
『陛下』
セレフィナが代表して話す。
『我々は、御命令に従い』
『自ら考え、生きております』
『アステリアは、今も存在しております』
『御心配は要りません』
嘘だった。
心配してほしい。
帰ってきてほしい。
声を聞きたい。
全員の顔に書かれている。
それでも。
俺を縛らないために。
『どうか』
セレフィナが続ける。
『陛下も、御自身の世界で』
最後まで。
声を保てなかった。
リゼルが。
代わりに前へ出る。
『陛下』
涙を拭かない。
『私は』
長い沈黙。
『御命令を守ります』
それだけだった。
ノアが。
記録装置を止めようとする。
『時間』
『待ってください』
ミーナが。
最後に声を上げる。
『陛下』
『もし』
『もし、いつか』
猫耳が震える。
『御帰りになられましたら』
『最初に』
涙を流しながら。
笑った。
『お帰りなさいと、申し上げさせてください』
映像が。
そこで終わった。
◇
観察室は。
誰も話さなかった。
地球側の研究者たちも。
水城さんも。
アルノルトも。
記録が終わった空間を見つめている。
「これを」
俺は。
声を出すのに時間が掛かった。
「三百年前に送ったのか」
「そう」
現在のノアが答える。
「覚えてた?」
「信号を送ったことは」
「内容は?」
「全部は」
三百年以上。
研究。
戦争。
災害。
国の成長。
多くの出来事があった。
「届かなかったと思ってた」
「三百年間、ずっと世界の間に?」
「地球側の出口が閉じたから」
サービス終了の三日後。
古いパソコンが。
ほんの一瞬だけ起動した。
修理。
点検。
廃棄前の確認。
理由はまだ分からない。
その一瞬を。
アステリア側のノアが捉えた。
送った記録は。
地球へ届く直前で出口を失い。
世界の間へ取り残された。
「主門が開いて」
ノアが説明する。
「この端末も見つかった」
「それで、今届いた?」
「そう」
三百年以上遅れて。
最初の手紙が届いた。
「リゼル」
「はい」
「命令を守ってくれたんだな」
「私は」
リゼルは。
映像が消えた場所を見る。
「多くの場面で、守ることができませんでした」
「国を壊してまで俺を探さなかった」
「はい」
「民を生かした」
「セレフィナと。皆が」
「それでも」
俺は。
リゼルを見る。
「ありがとう」
銀色の瞳から。
静かに涙が流れた。
今度は。
隠さなかった。
「陛下」
「うん」
「お帰りなさいませ」
「ああ」
ミーナが。
初めて地球へ来た日と同じ言葉。
だが。
それを言うまでに。
三百年掛かった。
◇
受信した記録は。
俺の許可なく公開しないことになった。
アステリア側でも。
映像に映っていた四人と。
国民議会の限られた担当者だけが確認する。
「国民全体へは?」
アルノルトが尋ねる。
「今は公開しないでくれ」
「理由を伺っても?」
「みんなの個人的な記録だから」
三百年前。
国の代表ではなく。
俺の仲間として。
四人が残した言葉。
「承知いたしました」
アルノルトは。
すぐに受け入れた。
「映像の所有者は、誰になりますか」
地球側の担当者が尋ねる。
「送信した私たちと、受信者である陛下」
ノアが答える。
「地球側の法律では、機器の所有者や記録に映る方々の権利も確認が必要です」
水城さんが説明する。
「保管方法を決めましょう」
「消さないでください」
俺は即座に言った。
「もちろんです」
複数の方法で。
安全に保管する。
アステリア側にも。
地球側にも。
改変されていない証明を残す。
「古いパソコンは?」
「接続反応が安定しました」
ノアが検証室へ戻る。
既に危険がないことは確認されている。
「もう勝手に受信しない?」
「次の反応はない」
「三台目は?」
「さっきの信号が使ってた出口」
「端末そのものではなかった?」
「そう」
三台目の端末反応。
それは。
今もどこかに存在するパソコンではなかった。
サービス終了三日後。
一瞬だけ開いた。
古い接続経路。
その道を使い。
三百年前の信号が地球へ向かっていた。
「では、登録端末は二台?」
「元は三台」
「三台目は?」
「起動した場所を調べないと分からない」
地球側の記録。
ネットカフェ。
修理業者。
廃棄会社。
七年前の情報を追う必要がある。
「でも、危険なものが近づいてたわけじゃない」
「今のところは」
ノアの言い方が気になる。
「他にもある?」
「信号の最後に」
「映像以外?」
「小さな情報が付いてる」
「先に言ってくれ」
「映像を優先した」
ノアが。
受信結晶へ触れる。
《付属情報》
《王権端末再接続手順》
《送信時点試作版》
「門を開くための方法?」
「違う」
「では?」
「端末を」
ノアが。
古い黒色のパソコンを見る。
「王権接続端末として、もう一度使えるようにする手順」
俺のマンションにある門。
魂へ直接繋がっている。
移動させることは難しい。
だが。
この古いパソコンを再登録できれば。
「政府施設に、第二の門を作れる?」
「小さいものなら」
「マンションの門を使わずに?」
「人と物を通せる可能性がある」
研究者たちが。
再び記録を始める。
「安全性は?」
「三百年前の試作」
「そのまま使うのは」
「危険」
「では」
「今の技術で作り直す」
ノアの目に。
久しぶりに。
純粋な研究者の光が戻る。
「地球側と一緒に」
「勝手に始めない?」
「許可が出てから」
「どれくらい掛かる」
「地球時間で」
少し考える。
「二日」
「早い」
「アステリアでは、三か月以上ある」
政府施設の中に。
正式に管理された第二の世界間転移門。
それが完成すれば。
俺のマンションへ。
人も物資も集めなくて済む。
住民たちの負担も減る。
「水城さん」
「共同研究として、正式に検討します」
「お願いします」
ようやく。
問題を小さくできるかもしれない。
そう思った時。
電源の入っていない古いパソコンから。
短い電子音が鳴った。
画面はない。
スピーカーも繋がっていない。
それでも。
機械音声が。
検証室へ響いた。
《王権端末再登録手順を確認》
《再登録には、建国王本人の認証が必要です》
ここまでは。
想定できた。
だが。
次に流れた言葉で。
ノアの表情が変わった。
《共同管理者権限を確認してください》
「共同管理者?」
俺は尋ねる。
「そんな設定、あったか」
「知らない」
ノアが。
すぐに古い記録を調べる。
「王権端末は、陛下一人のものだった」
《登録済み共同管理者――一名》
「誰だ」
表示が。
ゆっくり浮かび上がる。
《共同管理者名》
《ユーザー情報――破損》
《最終認証――地球時間・サービス終了三日後》
三百年前の信号を受け取るため。
一瞬だけ開いた、三台目の接続。
そこでは。
ただパソコンが起動しただけではなかった。
誰かが。
俺の王権接続へ。
共同管理者として登録されていた。
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