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空海と筆 〜真言宗始まってました〜  作者: moca


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第七十二話  終活って就活と勘違いされるよね  


筆ちゃんや ちょっと真面目な話しようか(今世初)


筆「…………」

あのさ そろそろ おれ たぶん ここ いれなくなる

筆「…………」

なんてーかさ わかるんだ いや たぶん しぬとかじゃないきもするが

筆「つづけて」

なんていうんだろな 時代に居座っちゃいけないんだとおもう

筆「そうですか」

だからな ちょっとだけ 残された子のために いろいとやっておこうかなと

筆「(そこに私が入らないのは 考えがないのか 離れる気が無いのか)」

だからな ちょっと がんばろうか


というわけで 講習会やりまぁぁす

今日のテーマは『法華経』についてやりまああす

要するに 最終的にはみな仏

筆「みな死ぬって事です?」

いや この時代はまだ 死=仏さん じゃない

あの文化はもうちょうっとあと だもんで

仏=悟りをひらくもの

筆「さとりとは?」

半裸巫女舞に見たり!

筆「さとってない!」

いや、あれは方便だ。導くための手段だ

筆「導かれた先がどこなのか問題なんですよ!!」

最終的には仏になるからセーフ

筆「法華経の慈悲を悪用するな!!」


というわけで 講習会やりまぁぁす

今日のテーマは『般若心経秘鍵』についてやりまああす

筆「これ書いたの空海様ですよね なんか有名大学教授みたいな気分になってません?」

なるなる 著者講義 テンションあげあげよ?

筆「書いたのは私ですが、で 内容は?」

要するに 最終的にがんばれば大日如来様の一部になれるってことさ

筆「あなたと・・・合体したい・・・?」

それはそれで魅力的ではあるがそうじゃない

空を極めると大日如来様の智慧と同じ境地に至る ってことだ

筆「日本語でおk」

んと 空を悟る → 迷いが消える → 大日如来の心と同じ働きが自分の中に現れる て事だ

筆「さとりってそんな簡単な?」

半裸巫女舞衆にイロエロされても惑わされなくなるくらいの境地だ

筆「あなた一番惑わされてますよね?」

最終的には惑わされなくなる。最終的に だからセーフ

筆「最終的にはって便利な言葉ですね」

法華経と般若心経は 最終的には が強いんだよ 俺のせいじゃない


筆「そういえば孫悟空って名前 空を悟るって意味なんですか?」

まあ、方向性としては合ってる。だって名付けたの玄奘だぞ?そら仏教ワードになるわな

筆「そりゃそうですね」

ワシが弟子に名前つけるなら“悟密”とか“悟巫”とか“巫女美悟”とかだな

筆「なんでも巫女いれないでください」

最終的には悟るからセーフ

筆「セーフじゃないんだよなぁ」


まあ 色々講習会はしたから次じゃな


 恐れながらもうし上げ奉る。


 臣 空海、年来、国家安泰のため真言の法を修し、

 また、宮中の御祈祷を奉仕し来たり候。


 しかるに近年、諸宗の間に議論起こり、

 法門の是非をめぐり、しばしば争論の気配これあり。

 宗派の異同は、もと仏法弘通の方便にて候えども、

 争いとなりては、かえって道を損ずるものに候。


 よって臣、愚案ながら、

 毎歳正月、宮中において真言の修法を行い、

 天下泰平・五穀豊穣・万民安楽を祈り奉りたく存じ候。


 この修法、宗派の別を問わず、

 ただ国家鎮護のための一心にて候。

 諸宗の争いを鎮め、

 皆ともに仏法の大意に帰するための道と存じ奉る。


 また、臣、近年、身の衰えを覚え、

 余命いかほどか、はかり難きところこれあり。

 いまだ道半ばにて候えども、

 残る力を尽くし、国家のために法を修し、

 後の世にわずかばかりの功徳を残したく存じ奉る。


 何卒、この願い、

 御心の片隅にてお許し賜わらば幸いに存じ奉る。


 恐惶謹言。


第七十二話  終活って就活と勘違いされるよね    おわり



己の命運を感じ取っている空海

そのさきにあるのは

命を燃やせ 


次回  第七十三話  引き継ぐ魂  この次もサービスサービスぅ

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