第六十一話 再興って 超最高 いいかげんにしろ(怒)
始まりは一通の手紙だった
天長元年某月某日
朕、ここに詔す。
近年、朕の身、
病しばしば起こり、
政を執る力、
日に日に衰えゆくを覚ゆ。
目の明らかならざる日あり、
胸の痛む夜あり、
食も細り、
息さえ乱るることあり。
これ、天命の移ろいかと、
深く思い悩む。
されど、
朕にはまだ幼き皇子あり。
正良親王、
いまだ若く、
天下を委ねるには早し。
このまま朕が倒れれば、
国は乱れ、
民は惑う。
よって朕、
深く案じたり。
空海法師、
そなたは真言の大徳にして、
その識、世に越え、
その行、衆に勝れり。
朕、そなたに問う。
この国を、
いかにして安んずべきや。
朕の弟、安殿親王、
心穏やかにして、
政を執る器ありと聞く。
もし、
朕が位を譲るべき時、
今ならば、
そなたの言葉を聞きて決せん。
空海法師、
朕に道を示せ。
なお、
この件、
軽々しく答えること、許さず。
朕の命、
国の行く末、
すべてそなたの言葉に懸かれり。
朕の意、これに尽きたり。
天長元年
嵯峨天皇"
空海意訳
からだがよわって いろいろしょうじょうあるじゃん?だからもうむりまじたすけて どうすればいい?
ムスコッピまだわかくてなげれないの たすけで くうえもん
おのれ教皇SAGAめっ ついに女神に謀反(自分だけ楽して隠居生活)するつもりだな!
筆「名前のノリだけでいわないでください」
だってさー だってさー ずるくね?じぶんだけ らくしようとかさー(本音
筆「勅 なので無視することはできませんよ?」
ああああああ(悲鳴)
よし現実に帰ろう つまりあれよね 弟さんはどう?って聞いてるんだよね?
うむ うむむむ
あの御仁とは面会したことはあるが なんていうか 俺のお仲間感(社畜)すごかったんだよな
つまり
Q ムスコッピがまだわかいけど 成長するまで弟をピンチヒッター(生贄)にしていいかな?
A あの方は社畜根性マシマシで温和でいい人なので いいんじゃないですかね?
つまり おれのいけんじゃないけど そうしたいなら そうすればいいんじゃない?
社畜地獄になるのはおとうとさんだし(鬼)
天長元年某月某日
朕、ここに詔す。
先日、兄上・太上天皇
より、そなた空海法師の名、
たびたび聞き及んだ。
曰く――
「空海こそ、国の柱なり。
政に迷うときは、
まず空海に問え」と。
兄上の御身、
いまや衰え深く、
朕が位を継ぐこととなった。
されど、
継いだばかりの朝廷、
政務の乱れ多く、
民の訴え絶えず、
水害・旱魃の憂いもまた尽きぬ。
兄上は、
「空海に問えばよい」
と軽く申されたが、
朕は問う。
空海法師、
いったい何をすればよいのだ。
国の祭祀、
水の治め、
寺家の争い、
僧官の任、
いずれも山積し、
朕ひとりの力では及ばぬ。
そなた、
兄上に進言したと聞く。
「安殿親王は温和にして、
政を執る器あり」と。
ならば、
その言葉、
責任をもって果たせ。
空海法師、
朕に道を示せ。
なお、
この件、
兄上のように“軽く”扱うこと、許さず。
朕は朕の政を執る。
そなたもまた、
その務めを果たすべし。
天長元年
淳和天皇
第六十一話 再興って 超最高 いいかげんにしろ(怒) おわり
脅迫状は来た読んだ しかしなかなか返事を書けない空海
しびれを切らしたあの方は 拉致命令を下すのであった
次回
第六十二話 命の水 はしれ(走ってはいない) 空海 え?これガチ?




