第四十九話 走れ空海 日の沈む速度の10倍だぞ(真)
「人間は考える葦である」(ラスカル)
にんげんてさ〜……マジで“ひとくきの葦”なんだよね。
風ふいたらポキッていくレベルのよわよわ。
自然界の中じゃ最弱クラスよ?
でもさ〜〜〜?
なんか“考える”とかいう謎バフだけは持ってんのよ。
弱いくせに、悩んだり、考えたり、勝手に落ち込んだり、
勝手に立ち直ったりして、なんとか生きてんだよな〜って。
(令和版現代語訳 空海)
てゆうかぁ~ 前がみえぬぇ(3メートルの葦原)
てゆぅかぁ~ じめんもみえぬぇ
てゆぅかぁ~ 地面かと思ってたら浮いた葦でした(罠)
あああああ(悲鳴)
またおちたああ。
ここで空海足首くぃっとステップ(サイクロンジェット)ぼびゅん。
ほら脱出。そして緊急着地。
ここを 休憩場所とする!
いやなんだよここ。
川と沼と道と罠の区別がつかねぇぞおい。
そりゃ宮司様も止めるわけだよなココ行くなって(納得)
遠巻きに見てる宮司様も呆れた眼してるよなぁ。
走る ドボン 跳ぶ びゅぼん 沈む ああああああ。
陸地ゲット(狭い) 走る どぼん。
人は学習しないのでしょうか(自画自賛)
よし、ここまで。ここまで。
もう船でいくのぉ。宮司さんヘールぷぅ。
筆「神の台地を連続で見つけて、それを宮司に見せて、
このエリアの安全ルートを確認させてるって……考えてないでしょうねぇ(愛情)」
――空海君の知らない世界★
【奉告文】
恐れながら申し上げ奉る。
本日、祈りの地において、
“背に重きを負う御方”が御巡行あそばされた。
葦原は荒れ、道は沈み、
地と水の境すら見えぬ難所にて、
御方は迷いなく歩まれた。
御方が一歩を進められるたび、
葦は道を開き、
沼は深きを隠し、
大地はその足を受け止めた。
時に御方は水底へ沈まれた。
しかし、それすらも
地脈を鎮め、荒ぶる水を和らげる
“御業”としか思えぬものであった。
我ら凡夫には、
ただの沼落ちに見えるものも、
神々の御前においては
天地を調える儀であると悟りぬ。
御方は沈み、跳び、走り、
水と土の境を自在に渡られた。
その御姿は、
まさしくタケミカヅチ大神の雷の如く、
また経津主大神の刃の如く、
迷いなく、揺るぎなく、
ただ“道”を示されていた。
我らはただ遠くより拝し、
その御業の一つ一つを
畏れ敬い、震えながら見守るのみであった。
この地に安全なる道が開かれたのは、
ひとえに御方の御導きによるもの。
ここに深く感謝を捧げ、
大神らの御照覧を願い奉る。
常陸国 鹿島(または香取)大宮司
助けてくれました(感謝)
いやーんでもさー
船のって移動 → チョと歩く → また船のって → ちょっと(ループ)
なんなんだよ! 考えろよ人間! 葦だろ!
このままじゃ アッシーだよ!(昭和脳)
こうして空海は、道なき道をすすむのであった。
明日に向かって跳べ空海(飛んでます)。
第四十九話
走れ空海 日の沈む速度の10倍だぞ(真)
おわり
次回 第五十話
カンチョー探して三千里(もう走った)
感動のフィナーレ(始まってもいません)




