第四十五話 潜入 忍者屋敷 あれ ここ マイハウスじゃ………
――寛朝よ。
朝廷は、そなたに一つの像を東国へ運ばせようとしている。
だが、そなたが運ぶべきは像そのものではない。
大きな布で包まれた“形だけのもの”でよい。
真に動くべきものは、別にある。
そなたは成田の地に至れば、そこで“真実”を見る。
その真実は、そなたの知る理を越えたもの。
生きているはずのないものが、そこに立つ。
驚くな。恐れるな。
それは乱を鎮め、火を調えるために現れる。
そなたはただ、その姿を見届けよ。
語るな。記すな。ただ胸に刻め。
その後の道は、そなたが選ぶのではない。
“伝わるもの”が選ぶ。
――寛朝よ。
そなたが見るものは、後の世に“伝説”となる。
その伝説は、未来の火を鎮めるために必要なもの。
ゆえに、そなたはその伝説に従え。
カンチョーさんには別の指令いったみたいね。
ハイハイ、じゃあ俺は俺のミッションやりますか(涙)
ちゃっちゃっちゃちゃ ちゃっちゃっちゃちゃ
(みっしょんいんぽしぶらない例のテーマ曲)
おはようくるぶすくん。
今回の指令は 潜入 ドキドキ★マイ★忍者★ハウス だ。
君の行く手をさまざまなトラップ(自作)が待ち受けているだろう。
今回も困難なミッションである(自爆)
知っているから簡単な任務と思うだろうが、
思い出してほしい――100年たっているんだ。
君の知らないトラップも当然ある。
なによりも、そのトラップの知識を出したのは君だ。
それを利用し進化させていても不思議ではないだろう。
まけるな空海。がんばれ空海。
君の活躍を我々は期待している。
尚、君が不幸にも命を落とすことがあっても我々は一切関知しない。
死して屍 拾うものナシ。
死して屍 拾うものナシ。
――正式なメッセージ
――空海よ。
寛朝には別の務めを与えた。
そなたはそなたの道を行け。
これより先、そなたが踏み入る地は、
そなた自身が築いた“忍びの屋敷”。
百年の時が過ぎ、罠は変じ、形を変え、
そなたの知るものではなくなっている。
だが、恐れるな。
そなたが作ったものは、そなたを試すためにある。
進め。
迷うな。
立ち止まるな。
そなたが倒れようとも、
その屍を拾う者はない。
死して屍、拾うものなし。
――それでも進め。
そなたの歩みが、未来の火を鎮める。
みっしょんいんぽしぶらないから
おんみつなどうしんにかえるのやめてくれませんかねぇ……
第四十五話
潜入 忍者屋敷 あれ ここ マイハウスじゃ………
おわり
次回 第四十六話
仕掛けはようほうようりょうをただしくつかいましょう




