7:マリエラ教のあれこれやや倫理観みたいなお話ですわ!
「聖乳を…絞るの、ですか?」
背中の羽を何とかしたいと思ってアンジェリカさんに相談を持ち掛けたのですが、唐突に告げられた解決方法にビックリしてしまって……聖乳というのはあの聖乳ですのよね?所謂母にゅ……。
「はい、抜いてスッキリさせてからといいますか、ある程度聖氣を搾り出してからの方が神躯の制御がしやすいので…それに…その、魔物達はあの手この手で聖氣を狙ってきますので、アリシア様の身体がどれだけそういう事に対して弱くなっているのかという事を自覚しておいた方が良いと思いまして」
なんて真面目腐った説明をしながらアンジェリカさんが距離を詰めてくるのですが、ゴクリと生唾を飲み込みながら後ずさろうとしても腕を取られてあれよあれよという間に膝の上に乗せられ後ろから抱きかかえられてしまいました。
「な、に…を?ちょっと、まっ!?」
身長的には本当にわずかながらアンジェリカさんの方が低くて小柄なのですが、身に宿しているドラゴンの力なのか引き寄せられる力が強くて……それでいて割れ物を扱うような丁寧な指使いにドキドキしてしまいます。
(たぶん合気とか重心とかを意識して手玉にとられているのだと思いますが、なんて分析をしている場合じゃありま…ひゅん!?)
翼ごと後ろから抱きしめられるだけでブワリと身体が火照ってトロトロとした液体が漏れ出してしまうのですが、腹掛け越しとはいえカッチカチの凶器をお尻に押し付けられていますと呼吸が止まってしまうくらいに身体が強張ってしまい……どうすればいいのかよくわからないままモゾモゾとしていると尻肉に挟まるアンジェリカさんのアンジェリカ棒が擦れて大変な事になっているようで、身じろぎした時に呻くアンジェリカさんの吐息が首筋に当たって私までドキドキしてきてしまいました。
(ああもう、心臓の音がうるさい…じゃ、なくて!いったいナニがどうなっておりますの!?)
これも神躯の影響なのかもしれませんが、軽く触れられているだけだというのにゾワゾワが広がってしまい……垂れた聖乳が水風呂に溶けて行くのが恥ずかしすぎて憤死してしまいそうですわ!
「アリシア様、は…無防備、すぎますッ!こんな状態で魔物達の前に出て戦うなんて…無謀も無謀、危険すぎます!地上に落ちた時など私がどれだけやきもきした事か…奴らは純粋すぎるアリシア様に付け込み弱点を容赦なく攻めて来るというのに!」
「ふぃッ!?んっ、ぉおおッ!?何を、言って…ぉお゙お゙!!?」
なんて熱弁を振るわれながら乳首を捏ね繰り回されるだけで反論の言葉が途切れてしまうのですが、神躯を身に宿している人間は感覚が鋭くなりすぎているのかこういう刺激に弱くなっているようで……私の場合は胸に神躯が入っておりますのでより胸への攻撃に弱くなっており、こうして摘ままれただけで黙り込んでしまうような特大の弱点になっているようでした。
(ん、ぎぃッ!?頭の奥がビリビリッ、って、して…この、ままっ…だと、また、またぁ…いってしまいますわ!?)
圧倒的なパワーを秘めた神躯にも弱点があるという事を嫌というほど教え込まれてしまったのですが、魔物達にとって聖氣というモノは食料でありお手軽なパワーアップ手段でもあるようで……私のような上質な聖氣を持っていると極上の獲物にしか見えるので気を付けないといけないのだそうです。
「それ、は…わかりっ、わかりました、が!その、摘まみながら押し付けないでくださいませ!?」
魔物がどうのこうのとかそういえばゴブリンに狙われましたわねとかいう前に水風呂の中でもアツアツでカチカチな凶器を押し付けられている方が身に迫る危機だったのですが……アンジェリカさんの股間についているモノは私でいうところの翼にあたる部分であり、神躯の力が発現している箇所なのだそうです。
(勝手に、生えて来た事に関して…は、同情いたしますが)
そのような凶器が生えて来た原因は数年前に遡り、突然暴れ出した火竜ノルニスという人類にも友好的に接していたドラゴンから授かったモノで……苦しみ悶えていたノルニスを泣く泣く倒して神躯を託される事になったのだそうです。
改めて考えると大人しかったドラゴンがいきなり暴れ始めるというのは不可解な出来事ですし、これが世界の危機とやらに関係している事柄なのかもしれませんが……とにかく暴れていたドラゴンの狂暴性とか色々な物がアンジェリカさんの股間に宿ってしまったのだそうです。
(だからと、言って…ですわ!)
そういう謂れのある30センチ近いヘソまで反り返ったカリ高中太りのドラゴンち〇ぽを擦りつけられていると話し合いどころではないといいますか、このままアチアチな危険物を擦りつけられていると水風呂に入っているというのに茹で上がってしまいそうでした。
「と、いうより…見損ないましたわ!制御方法を教えるとか言いながらこんな破廉恥な事を…聖騎士が聞いて呆れますわよ!?」
擦りつけられているだけで存在感の大きさに圧倒されかけてしまうのですが、女泣かせの凶器を振りかざすアンジェリカさんに文句の一つでも言いたくなってしまいますし、ムラムラしているから一発抜きたいみたいなノリで迫られても嬉しくありませんわ!
「私だって好きでこんなモノを生やしている訳ではありません!!」
抱きかかえられている状態で無理やり振り向くとグリンと尻肉がアンジェリカ棒を刺激してしまい、苦しそうに表情を歪めるアンジェリカさんが顔を真っ赤にしながら涙目になっていたのですが……むしろ常人では受け止めきれない圧倒的なパワーを秘めたドラゴンち〇ぽが暴走しないように自戒に自戒を重ねた結果が切なそうに先走り液を漏らしている現状であり、女性でありながら1人で男性器を擦るのが得意になったとかで……常人では考える事も出来ない苦しみに耐えながら人々の為に奔走して戦ってきたのだそうです。
(そう、考えたら…アンジェリカさんはアンジェリカさんで大変な事になっているのかもしれませんが)
ただでさえ碌でもないモノが生えて来た絶望感とかそんなモノを自分で扱かなければいけなくなったアンジェリカさんの悲哀には同情を禁じえませんが、それはそれという事で一旦横に置かせてもらいましょう。
とにかく今まで宝の持ち腐れだったところに聖勇者という敬愛を捧げるのに相応しくて美しすぎる私が現れた事で発情した子犬のように盛ってしまった結果の暴走という事になるのですが、現代日本の倫理観とか色々なリスクとかが頭の中でグルグルと回ってしまい……客観的に考えるとアンジェリカさんの容姿は可愛い寄りで整っておりますし、聖騎士という職業は高給取りっぽい事もあってなかなかの優良物件なのかもしれません。
「せめて、その…ゴムを付けてくれたら…って、私はいったい何を言っておりますの!?」
私もお年頃という事でそういう事に興味がないという訳ではありませんし、茹って頭が回らないまま入れられたら気持ち良くなってしまう事だけはわかるモノに対して妙な事を口走ってしまい……よくわからないままワタワタとしているとアンジェリカさんが不思議そうに聞き返してきました。
「ゴムというのは…いったい何の事なのでしょう?それを付けたら…しても、良いのですか?」
「え?えぇ…っと、こちらの世界には…その、避妊するとか…そういう習慣がありませんの?」
驚きの新事実を突きつけられてしまったのですが、まだまだこういう異世界間ギャップがありますのよね。
「よくわかりませんが、よほどの事が無ければ…ありません、というよりコレから垂れているのは液化した聖氣ですし、いわばアリシア様の聖乳と似たような物なので妊娠は…作れるのでしたら5人くらい子供が欲しいと思っているのですが」
「地味に多いですわね!?産むだけでも大変ですわよ!?」
そりゃあアンジェリカさん程の高給取りなら養うのは簡単なのかもしれませんが……なんてツッコミを入れてしまったのですが、この辺りの価値観はこの世界の殺伐とした事情が関係しているといいますか、私達が居た世界より死亡率が高いので3人以上産む事が推奨されており……というより一人っ子政策なんてしようものなら速攻で国が亡びるというくらいには魔物の被害や死亡率が酷い事になっているのだそうです。
「産むのは…はい、でも育てるのは…教会には子供を預かってくれる場所もありますし、就職先の斡旋もしてくれますので…アリシア様の手を煩わせるような事もあまりないかと?」
なんていう福利厚生も整っているようで……この辺りは丁稚奉公を色々な職業に当てはめたという感じなのでしょうか?とにかくこの国の教会は学校施設や職業訓練校も兼ねているようで、それだけ手広くやっていると産んだは良いけど育てる事が出来ないからと生みたての赤ちゃんを預けて行く親もいるのだそうです。
そして預けられた子供達が成長して一般的なマリエラ教の信者となるのですが、一定の年齢になったら本人の資質や希望に応じて配属先が決まり、彼らや彼女らが作り出した作物や色々な物品が国中に流通し……って、教会が介入している範囲が広すぎやしませんか?なんて思ってしまうような可笑しなサポート範囲をしているのですが、国がグダグダでも何とかなっていたのは国教ともなっているマリエラ教が生活基盤を担っているおかげなのだそうです。
その辺りの是非は何ともいえないのですが、手厚いサポートや教育を施してくれる教会に子供達を預けている親が大半ですし、色々な職業についている子供達の仕送りで悠々自適に暮らすというのがザインブルグ帝国のごくごく一般的な庶民の暮らしなのだそうです。
「だからといって、そのような…小さな頃から教会に預けられるというのは寂しくないのかしら?」
預ける方は悠々自適でも預けられる方はどうなのかと思ってしまったのですが、アンジェリカさんが言うにはそういうものだという認識があるので嘆く人もいなければ差別らしい差別もないのだそうです。
「アリシア様はお優しいのですね…こちらの世界では病気や魔物によって両親のどちらかが亡くなられていたり働けなくなっているという方々もおられますし、そういう人達は教会に我が子を預けなければ生活をしていけないという方も多く…それに預けたからといって一生会えないという訳でもありませんので」
との事で、日中や繁忙期に子供を預けて夜間や休日には引き取りに来るという保育園サイクルが出来ているようで……そもそも車や飛行機といった気軽に移動する事ができる交通手段がないので親元を離れたら離れっきりになるという事も多く、こちらの世界ではある程度の年齢になったら1人立ちをするものだという感覚が強いのだそうです。
この辺りの事情も異世界間ギャップと一纏めにしてよいのかは謎なのですが、そういう子沢山至上主義と自分の事は自分でするという価値観が崩れかけているザインブルグ帝国を支えているようですし、余所者の私がどうのこうのと口を出す事でもないのかもしれません。
(だからといって…ですわ)
因みにこちらの世界では魔物被害による望まぬ妊娠をしてしまう人もいるのですが、そういう人達を癒すための魔法がありまして……性病に関する諸々や出産に対するリスクが低く、子供が生まれても教会に預ければ良いやという考えが蔓延っておりますので好意や愛情を示すためのスキンシップやカジュアルなセックスが当たり前なのだそうです。
だからこそのグイグイ来る感じなのだと思いますし、なんだかんだ言いながらアンジェリカさんなら大事にしてくれると言いますか、性に寛容すぎるマリエラ教でも戒められているものの一つにレイプとか愛の無いセックスがありまして……そういう戒律を律儀に守りながら潤んだ瞳を向けて来るアンジェリカさんは待てをくらってションボリとしている子犬のようですし……湧いて来る情とか雰囲気に流されてしまいそうになるのですが、アンジェリカさんのドラゴンち〇ぽをくらってしまったらただではすまなさそうすぎて……私は判断から逃れるように俯いてしまいました。
※異世界事情は複雑怪奇也です。そして面と向かって年齢や身長を聞くタイミングがありませんでしたし多分そういう会話をする事もないと思いますのでこちらで補足をしておきますと、アンジェリカさんは160cmのアリシアより2センチ低く1歳だけ年上です。




