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第五章 (3)

ソフィアがメディアや市に掛け合います

 ソフィアが複数のメディアに掛け合ったがコンフォス財団を取り上げるにはもう少し証拠が欲しいと突き返されてしまった。証拠を集めるにはまだ時間がかかると困っていたところ、昔から懇意にしている大きなニュースメディアの老編集長が助け船を出してくれた。カリハの市長とは面識があるとのことで面会を取り次いでくれたのだ。街のピンチを救うためという急を要する案件だったためアポはその日の内にとれ、ソフィアはリョウヘイとナカエを連れて市役所に急行した。エミリーの父兄の話を出すと話がややこしくなるとケントが懸念したので、用件はシンプルに『街への植物侵入は、産業技術研究所が開発、建造しようとしている宇宙船のせいだ』という内容に絞ることとし、エミリーやケント、ショウタは同行しなかった。


 数時間するとソフィアたちはモッキンに帰ってきた。

「市長は固かったわね。『宇宙船の開発が真実だとしても産業技術研究所やコンフォス財団が私的に推進し、外部には秘密にしている以上、市からその内容を明かすことはできない』だって。まあ公人である以上、しょうがないんだけど。ただ『研究所が植物侵入の原因であるならば、研究所に責任があるので、それに対処するよう要請はできると思う。守秘の観点から自分が直接、研究所と話をしてみる』と回答をもらったわ」

「なんかじれったいですね。あの研究所長のことだ。宇宙船のことや自分たちの責任は認めないんじゃないですかね」

「やっぱりジャーナリズムとして富裕層のたくらみを暴露するしかないかな。私の方からフジナミさんに再度取材を申し込んでみるわ。ナカエさんのことは伏せて」



じれったいです

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