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リコさん(5)
少し食べただけなのに、ものすごく疲れた。
パジャマや下着を取り換えて、またベッドに入る。
体の疲労も感じるが、
何といっても妙に頭が疲れた感じになっている。
横になると、すぐ眠ってしまった。
目が覚めたのは、午後2時ごろだったか。
横にリコさんがいた。
「目覚めたか? 大丈夫か? 」
さらに見渡すと、初対面の人が。
白衣の人、女医さん?
『吉田家の専属ドクター』さんってことかな?
「とりあえず、昔、アタシがしてたように
この子にしてもらった。
今後の指示を頼む。」
「実咲、この方は吉田家のドクターだ。
内科、外科、精神科、
医療にかけては全ての分野を極めた天才女医だ。」
あれっ、さらっと呼び捨てにされたけど。
まあ、こっちは思考力が相当落ちてるから深く追求する気もないけど。
「流石ですお嬢様、
的確な指示です。」
「『お嬢様』はやめろと言っているだろう。
『リコ』でいい。」
「承知しました。
リコ様、診察に入らせていただきますので、
しばらく席をはずしていただけますか? 」
なーんか二人、抑揚なくしゃべるところが似ている。




