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ボクと、冴子さんと、過保護な黒髪メイド(5)
「キミは助手席に乗れ。
冴子、オマエは後ろに乗るんだ。」
「まあ、ミサキちゃんがいるんじゃ仕方ないわねえ。
今日は譲ってあげる。」
ボクは前の席に乗る。
「あの、どこに行くの?」
リコさんは、いつもの通り、ブッキラボーに、
「行けばわかる。」
冴子さんに訊いても、
「行けばわかる。」なんだよ、リコさんのマネかよ。
それからは3人、なぜか黙ったまま、
30分ほどドライブ。
古河市内から外れた、東北新幹線の高架下の道路際、
プレハブハウスのような建物を発見。




