57/188
ボクと、冴子さんと、過保護な黒髪メイド(4)
水曜日になった。
いつもと違うのは、
放課後の居残り数学勉強がなくなって、
すぐに下校できること。
下校予定時刻を午前中にLINEで送っておく。
校門を出ようとすると、
妙に生徒が校門付近に集まり、ちょっとした騒ぎとなっている。
なにこれ。
校門近くに、黒い小型車が止められている。
そこに、黒のメイド服の長身黒髪ロングの「女性」。
リコさんだとわかる。
目立つよなあ。
そのメイドさんに近づく、
「ジャガイモ娘」。
さっさと車に乗り込もうとしたら、
後ろからボクを追い抜く影があった。
「リーちゃん、待ったぁ?」
あれ、冴子さん?
ボクを迎えに来たんじゃないの?




