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ボクと、冴子さんと、過保護な黒髪メイド(3)
「毎週水曜日、アタシとつき合え。」
何言ってるの、このオバカさんは!
ボクの体温が急激に上昇し、顔が真っ赤になるのを感じた。
「何か勘違いしているようだが。
毎週水曜日の放課後、アタシはキミの高校の前に
自分の車をつける。
夏に乗せた、あの車だ。
何時ごろ校門を出るか、スマホで知らせろ。
必ず間に合わせる。
そうしたら、アタシと一緒に、あるところへ行ってもらう。」
デートだと期待したのに、
これじゃ「拉致」?
「古河市内で、この家からも近い。
用が済んだら、すぐ家に帰れるぞ。」
「なにそれ、どこへ連れていくのよ?」
「着いてのお楽しみだ。」
なんなのよ全く。
期待していいの? わるいの?




