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言葉のないボクと、一人ぼっちの黒髪メイド(1)
家でも、学校でも、
決められた日課とルーティーンを
淡々とこなしているだけ。
なんで、こうなった?
それにしても、
なぜあの二人が?
ウジウジしててもしょうがないが、
どうしたものか。
しかたない。
正面突破するしかないかも。
リコさんに、
直接、話を聞くしかないな。
なんか、自分が面倒くさい人になっているけど、
どういう結果が出ても、
仕方ないよな。
ええい、ままよ。
1日おきペースでリコさんは来てくれている。
今日も、まずは進捗状況の確認。
なかなか集中できていない状況だったが、
やることはやっていたから、心配はない。
リコさんも、報告を聞いて、
「そうか。」
の一言。
あとは生物や物理を淡々と進めるのがいつもの日課だけど、
さすがに気になる。
「あのさあ、」
「何だ?」
「何か、ボクに隠していることない?」
リコさん、全く変化なし。
いつもの涼しい、美形の佇まい。




