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2学期のボクと、黒髪メイドと、あとひとり(17)
ボクには予想できなかったが、
リコさんは続けた。
「それは、キミが、
『毎日、同じ日課で少しずつでも勉強を続けている』からさ。」
「どういうこと?」
「勉強法をマネできたとしても、『続ける』ということ、
しかも『毎日』続けるというのは、
簡単ではなく、
ほとんどの人間にとっては難しいことなんだ。
特に、大昔よりも
現代は誘惑が多いだろ?
ちょっとでも不安になれば、
スマホで友だちと話したり、
メールやLINE交換したがる。
勉強とは、孤独な作業だ。
キミも夏休みからここまで
さんざん味わってきただろう。
その『孤独』に耐えられた者だけが、
突出した能力を手に入れられる。
勉強だけの話ではないがな。
なあに、そのうち、
キミより上の順位の者たちが
ぞろぞろ下降し始めるさ。
ただし、
50位を下回るようだったら、
新たに対策を講じるかもしれないが、
今の調子で問題はない。
とにかく、
『頑張るな』
『無理するな』
『いつものことをしろ』
以上だ。」




