リコさん(7)
「アタシにも、同じことがあったんだ。」
「どういうこと? 」
「あとでおいおい話していく。
霧子にいろいろ訊かれて疲れただろう。
今は寝ておけ。」
確かに、なんか疲れる。
お言葉に甘えて、寝る。
また目覚めた時には、もう夕方、6時を回っていた。
リコさんがまた横にいた。
「目が覚めたか? 晩御飯だぞ。
起きられるか? 」
やけに優しい。
それほど食欲はないが、生姜焼きと野菜、
それとご飯を少しいただく。
すぐに腹いっぱいになる。
リコさんも食卓にいて、オヤジ、母さんと一緒に食べている。
なんだか安心すると思ったら、
なぜか涙がこぼれる。なんだろこれ。
「まだ疲れているようだな。
今日も風呂に入って、すぐ寝るんだ。
明日は何時頃起きる? 」リコさんが尋ねるが、
「うーん。」すぐに返答できない。
「リコさん、実咲は大丈夫なのか? 」オヤジが訊く。
「まだ脳に疲労が蓄積しているのかもしれません。
しばらくこんな感じが続くかもしれません。」
そしてリコさんは続けた。
「これから毎日、朝7時30分くらいにこちらにうかがいます。
それと、夕方、顔を出します。」
「大学もあるんでしょ? 大丈夫なの? 」母さんも訊いてくる。
「大学は試験期間も終わりました。それに、これくらいした方が、
こちらとしても規則正しい生活が送れるので。」
「無理しないでくださいよ。」
やっと100エピソード達成です。嬉しい限り。




