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リコさん(8)

 とにかく、

 起きて、ご飯食べて、

 また寝て、

 また起きて、

 ご飯食べて、

 また寝て、

の繰り返しだった。


 リコさんの話を聞きたいと思っても、

私の方がなんだかくたびれていて

その気力もない。


 毎朝と夕方、

リコさんが会いに来てくれるのに、

なんだか話をする気力がでてこない。



 何故?



 毎日とにかく決まった時間に起きて、

 食事して、

 寝るだけ。


 いいの?

 こんなもので。


 私、このままでいいの?


 

 「どうした? どこか痛むのか? 」

 ある時、リコさんが訊いてきたことがある。


 何も言えず、ただ泣いた。

 

 おかしい、私、何か変だ。


 「ご飯はちゃんと食べられているのか? 」


 何も言えず、ひたすら首を縦に振った。


 「心配するな。

  ご飯が食べられて、睡眠さえちゃんととれていれば、

  順調に治療は進んでいるということだ。

  心配しなくていい。」


 そして、私を抱きしめてくれた。




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