102/188
リコさん(8)
とにかく、
起きて、ご飯食べて、
また寝て、
また起きて、
ご飯食べて、
また寝て、
の繰り返しだった。
リコさんの話を聞きたいと思っても、
私の方がなんだかくたびれていて
その気力もない。
毎朝と夕方、
リコさんが会いに来てくれるのに、
なんだか話をする気力がでてこない。
何故?
毎日とにかく決まった時間に起きて、
食事して、
寝るだけ。
いいの?
こんなもので。
私、このままでいいの?
「どうした? どこか痛むのか? 」
ある時、リコさんが訊いてきたことがある。
何も言えず、ただ泣いた。
おかしい、私、何か変だ。
「ご飯はちゃんと食べられているのか? 」
何も言えず、ひたすら首を縦に振った。
「心配するな。
ご飯が食べられて、睡眠さえちゃんととれていれば、
順調に治療は進んでいるということだ。
心配しなくていい。」
そして、私を抱きしめてくれた。




