表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

これからどうしようか?

 部屋を掃除して一息ついて少し冷静になった。


 とりあえず生活スペースは整った。後は食べ物があれば生活は出来る。


 黒い本を調べると和洋中と豊富なメニューが載っている。

『日替わり定食1P!』なんて物もある。他にも『贅沢!特上!海鮮ちらし!30P』など豊富にメニューがある。

 ここはファミレスかよ!


 牧場や畑などもあるが、作成DPと育てる労力を考えて躊躇する。植物・動物など育てられぬわ!多分、俺は都会人なのだろう。

 悩んだ結果、食事は日替わり定食にする事にする。開設まで1DP×3食×30日で90Pなら何とかなるだろう。


「とりあえず900DPあれば半年は生きられるな…でも、食事だけじゃいずれじり貧だしなあ…」


 今の所、ご飯を食べる為にはDPを稼ぐ以外にはない。


 DPを稼ぐ為にやらなければいけない事など分かっている。


 それはダンジョン造り。

 侵入者を撃退して身を守りDPを稼ぐのだ。


 しかし、ダンジョンを造るということは、殺すだけでなく、殺される可能性があるって事だ。


 一度、人を殺せば、そこは修羅の道。

 それは降りる事の許されないジェットコースターのような物。

 血で血を洗う戦いへ堕ち、抜け出せなくなるだろう…。


 うん。超恐い。

 修羅の道は嫌だわ。

 命がけだなんてチキンハートな俺には出来ない。

 だっていきなり殺人ゲームに参加しろって言われても…殺す覚悟も殺される覚悟もないしね。


「ダンジョン造りたくないな…」


 何の覚悟もない俺がダンジョン造っても間違いなく殺されるだろう。


 だいたい、俺をこんな状況に落とした野郎の思惑通りにダンジョン造りなんて絶対にしたくない。


 誰かの脚本通りに踊らされるなんてごめんだね。


 でも、ダンジョン開設までに何もしなければ侵入者に間違いなく殺される。


 うーん。何とかして死ぬリスクなくDPを稼ぐ方法はないだろうか?


 ダンジョン開設までは30日ある。そこはゆっくり考えていこう。


「それにしても、何で俺にダンジョンを造れっていうんだろう?」


 このダンジョンシステムは明らかに自然に出来た物ではない。人為的である事は間違いない。


 つまり、俺を嵌めた野郎が間違いなく居る。しかし、その目的が分からない。


 俺を、こんな状況に陥れた奴はきっと俺が悩んで震えているのを高見の見物をして、笑っているのだろう。


 殴りたい…その笑顔。

 でも、今はどうしようもない。


「ちきしょう!いつか絶対にぶん殴ってやるからな!」


 誰にともなく叫ぶ。

 俺に漏らさせた怨みは絶対に晴らす!と壁を殴り心に誓うのだった。


 このダンジョン作成システムを考えた奴(名前が長いので以降は『ダシ』と命名する)の目的を考えてみる。


 理由は解らないが人間だけでなく生物を殺したいらしい。ならば、これを邪魔してみてはどうか?


 羊皮紙の説明では『ダンジョンマスターの皆様方へ』とあった。ダンジョンマスターは俺以外にも沢山居そうだ。


 全てのダンジョンを潰して世界平和に貢献すればこのダシは困る筈だ。必ず俺の邪魔をしてくるだろう。そこを叩く。


 このダンジョンシステムは、かなり高度な機能を持っている事が分かる。

 どんなに優秀な科学者や魔法使いでも人類では到達出来ない代物な気がする。


 もし、ダンジョン作成システムが神や上位次元の何かの仕業だったら対抗すること自体難しいのかもしれない。


 けれど例え神が相手だったとしても、俺を陥いれたこと後悔させてやる…絶対に。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ