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ステータス確認。

 とりあえず色々確認してみよう。情報を制するものは世界を制するっていうしね。


「ステータス確認。」


 すると目の前の空間に半透明のスクリーンが出現する。



【ステータス】

 ・ダンジョン

 ・マスター

【インフォメーション】


 羊皮紙からのいきなりのハイテクに興奮する。なんらかの魔法の力が働いているのだろうか?


「とりあえず俺自身のステータス確認だな。」


 指でクリックして選択する。



[マスターステータス]

 名前:なし

 職業:ダンジョンマスター

 種族:人間

 性別:♂

 属性:混沌 


 ◆能力値

 HP:100/100

 MP:100/100

 STR(筋力):10

 VIT(耐久):60 +50

 INT(知力):1  -50

 MIN(精神):60 +50

 DEX(器用):10

 AGI(敏捷):10

 LUK(幸運):10


 称号:

 ・混沌を生み出す者

 ・失禁野郎


 スキル:

 ・失禁

 ・ダンジョン運営

 ・鑑定


 武器:なし

 防具:なし



 ▽称号・スキル詳細。


 《混沌を生み出す者》。

 混沌を作り出した者に送られる称号。混沌属性の付与。混沌属性を持つ者を召喚する際のポイント消費減少、ステータスに10%の増加を与える。


 《失禁野郎》。

 失禁した野郎への侮蔑。耐久力と精神力に50の上昇、知力に50の下降補正される。


 《ダンジョン運営》。

 ダンジョンの改築改装、モンスターの作成や改良を行える。


 《失禁》。

 10秒間、全ステータスに+500の上昇。更に幸運に+5000の上昇補正が起きる。


 《鑑定(初級)》

 指定した相手、アイテムの名前・LV・ランクを見ることが出来る。



 …うん、突っ込み所が多い。失禁野郎ってただの悪口じゃねえか!?

 ステータスの補正に悪意を感じる。息子に耐久力をつけろってか?

 知力1って逆カンストだよね?

 しかも、失禁ってスキルじゃねえよ!自然現象だよ!!


 失禁…本来、命の危機的状況で出現するスキルなんだろうな。意外と高性能だよ!幸運が上がるのは危機的状況で覚醒したり仲間が助けに来たりっていう主人公補正がかかる奴だろう。


 うん。いざとなったら漏らそうと心に決める。プライド?そんなんは命の方が大事だし。



 続いてダンジョンも見てみよう。


「ダンジョンのステータス確認!」



[ダンジョンステータス]

 ダンジョン名:なし


 難易度0 知名度0

 状態:6畳2間の少し汚れた部屋。

  全1階層

  モンスター0

  罠0



 …まあ、そうだよね。またまダンジョンですらないしね。


 最後にインフォメーションを選択する。


『新しい称号がつきました。』


『新しいモンスターを召喚出来るようになりました。』


『羊皮紙の消失を防いだ事で特別ボーナスが付きました。』


『レベル1でダンジョンの壁を108回叩いた事で特別ボーナスがつきました。』



 なる程、これで新しい情報を確認出来る訳だ。

 とりあえず羊皮紙の特別ボーナスとは何か確認する。


『モンスターを一体、DP0で召喚出来る。但し5日以内に使わないとボーナスは消失する。』


 これは良いボーナスだ。ポイントの少ない状況でこれは助かる。初期段階で召喚出来るモンスターなど限られているだろうがね。


 本を捲り召喚出来るモンスターを探す。なるべくポイントの高い強いモンスターがいい。


「それと何か…喋れる相手が欲しい。」


 1人ぼっちで30日間もいたら孤独で精神崩壊するのは間違いないだろう。

 スライム系、亜人系、虫系、妖怪系、ゴーレム系、ドラゴン系…様々なモンスターを見ていく。


「アイアンゴーレム2000DP…ベビードラゴン2500DP…この辺が強そうだな。でも喋れないよなぁ。」


 そこそこ強そうなモンスターを確認する。しかし決め手がない。

 何種類か頭の中で候補を絞りながらページを捲っていく。

 その中で手が止まったのは混沌属性モンスターのページ。


「…嘘だろ?」


 モンスターの中に有り得ない者が存在しているのを見つけてしまったのだ。



[ナイアルラトホテップ]

 別名は這い寄る混沌。暗黒神など呼び名は多数。

 土の精霊。形は如何なる物にも変えることが出来る。固有スキル:変化、分裂。1000000000P



 それはクトゥルフ神話における最強のものと同等の力を持つ神様。

 神まで召喚出来るダンジョンシステムに驚愕する。単純計算でこのダンジョンシステムを作った奴は神以上の力を持っている事になる。


「分裂に変化か…こいつ1人でダンジョン運営出来そうだな…しかし、10億DPじゃ召喚なんて無理だな。」


 そこでふと思う。

 あれ?『羊皮紙ボーナス』使えば召喚出来るよね?


 でもなぜ俺のレベルが1に関わらず高ランクモンスターを召喚出きるようになったのか?

 もう1つの特別ボーナスである『壁108叩きボーナス』が怪しいと判断して、その内容を確認する。



『壁108叩きボーナス』

 ダンジョンマスターに属性がある場合、1体だけその属性の最高ランクを召喚出来るようになる。



 やはり叩いた事で最高ランクの魔物が召喚出来るようになったようだ。


『羊皮紙ボーナス』だけならレベル制限で2500ポイント程度のモンスターしか召喚出来なかっただろう。

『108叩きボーナス』だけでも本にモンスターが記載されるだけでDPが足りなかった。


 2つの特別ボーナスのどれか一つでも欠けていればあり得なかった奇跡。失禁による幸運補正が働いたことは間違いないだろう。


「ははっ…漏らして良かった。」


 失禁最高!

 召喚出来るならば召喚するしかない。羊皮紙ボーナスは期限つきだしね。


 しかし神の召喚。どんなリスクがあるか分からない。


「なあ、呼び出すモンスターって性格とか反抗とか大丈夫なの?」


 混沌の神ならば性格が恐ろしい可能性が高い。そんなのが近くにいたら正気を保てる自信がないもの。


『ダンジョンモンスターは基本的にマスターへ絶対服従となります。また召喚の際にステータスの増減、スキル付与削除、容姿、性格等DPの増減の許す限り可能です。』


 試しに能力の増加やスキル付与を弄ると、+DP100000消費されます。とか言われて諦めた。ポイントが高過ぎやろうが!?ならば性格だけ少し弄ろう。


「性格カスタマイズ。純真。マスターへの憧れ・好感を付与。羊皮紙の特別ボーナスを利用してナイアルラトホテップを召喚!」


 ダンジョンコアは『基本』絶対服従と言った。反対に言えば反抗する場合もあるということだ。相手は混沌を愛する神。神話上では人を破滅に導く恐ろしい存在である。召喚には念を入れる。


『性格カスタマイズにより50P×3、羊皮紙の特別ボーナスを使用してナイアルラトホテップを150Pで召喚しますか?』


「よっしゃ!承認!出てこいやぁ!」


 さてどんな物が出てくるか?

 正直、クトゥルフ神話をよく知らない。

 可愛い女の子だといいななんて思ってました。



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