結成
「さて、それじゃあ、仲間さがしにいくとしますか」
「待ってよ周平。とりあえず、さっき先生が言っていなかったことを、案内で確認しようよ」
「ふむ。それもそうだな」
案内と言っても、紙にバーコード的なものが付いていて、それを端末で読み込むだけ。
周平と涼稀は、1時間目が始まるまで案内と睨めっこして、大切だなと思ったところを箇条書きで書き写していった。
2人で書いたのを合わせるとこんな感じだ。
・全体
武器は法に違反しなければなんでも可。
また審判である先生の判断は絶対とする。
1チームは3~5人。
・予選
約20チーム一斉のサバイバル形式。
チーム内で2人リタイアしたものがでた時点でそのチームは失格。
審判は一試合10人。
・決勝トーナメント
試合相手は抽選で決定。
1チームVS1チームでサバイバル形式。
チームが全員のリタイアが決定した時に負けが決定。
審判は5人。
ここまで確認すると、1時間目を告げるチャイムが鳴った。涼稀との相談の結果。放課後は執行部に話があるので、仲間集めは昼休みに決まった。
ーー昼休み
「よし、周平。誘いにいこっか」
涼稀には、何人か候補がいるらしい。
「大丈夫なのか。あと何人揃える気だ? 」
「3人だよ。人数は多い方がいいからね。それに、事前に目星はつけていたからあとは了承してもらうだけなんだ」
そういえば、休み時間に仕切りに携帯端末をいじっていたな。と思い返す周平。彼と違って人当たりのいい涼稀は重要人物には、すでに接触していた。
廊下を歩きながら周平は考える。
「涼稀。1組からは誘わないのか」
「周平。優秀な人が全員1組にいるとは限らないよ。9組や10組にも優秀な人はいるんだよ」
「ふ~ん」
「さて着いた」
涼稀はズカズカと教室に入って行く。
「風切君いますか~」
「ああ、僕だよ。この中じゃなんだし、廊下に出ない? 」
教室の奥から、緑眼の優男が出てきた。170cmくらいでそこまで筋肉質ではない。むしろ痩せている方だ。髪は深い緑をしている。
「そうだね。でも、あと二人訪ねてからでイイかい。そしたら屋上に行きたいんだけど」
「分かった。それじゃ、ついていけばいいのかな ?」
「うん。悪いね」
「気にしないでいいよ」
「それじゃあ次に行こうか」
「ああ」
「うん」
屋上
同じような感じで、残り二人も無事誘い終わり5人は今屋上で輪になっている。
「それじゃあ、おれから自己紹介させてもらうよ。1組 灰桜 涼稀 改めてよろしく。得意魔法は特にないです。
ついでに、こいつは金糸雀 周平。電気系統が得意なんだ。ね、周平」
「ああ、こいつの紹介の通りだ。愛想が悪いんだがどうにも直らん。いろいろ良くないことを言うかもしれんが許してくれ」
「じゃあ次は私が」
紫色の髪をポニーテールにした女性が言った。
「えっと、6組 菖蒲 紫乃です。
得意魔法は火と水です。戦闘もできるけど、基本は回復役になるかな。よろしくね」
「それじゃあ、次は僕。9組の風切 翔。得意魔法は風系統です。まあ、特に言うことはないです」
「最後は俺か。2組 空峰 天悠だ。テンって読んでくれればいい。得意魔法は土と聖だ。まあ、防御が専門だよろしくな」
茶髪金眼の天悠が話し終えたところで、涼稀がまた話し出す。
「今日集まってもらったのは、他でもない。生徒会執行部のイベントにチームとして参加してもらおうと思うからです。みんな俺たちと参加してくれるかい? 」
「いいわよ」「いいよ」「もちろんだ」
3人は口々に言う。
「それじゃあ決定だね。名前はおれが書いて提出しとくから今日はこれで解散」
涼稀の解散宣言と同時に昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り、5人は屋上からそれぞれの教室に戻って行った。
周平の大暴れの舞台は、少し先延ばしになるかもです。というか、多分そうなります。
本当に申し訳ないです。




