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12:邪神再臨!希望への戦い ⑥

第12章・6話目です!

ついに決着!?

…今日も毎日連続更新中です♪

 そんなブレないアリスの姿を唖然と見送っていたアルフレッドに、

「…これで邪魔者は消えた」

 と、デスフォートが声をかける。

 その声に、霧散していた緊張感溢れる空気がまた蘇る。

「さあ…いい返事を聞かせておくれ♡」


 デスフォートのその言葉には、まさか断るわけが無いと言わんばかりの余裕があった。

 こんな対抗する事すら出来ない絶望しかない状況で、反抗する気など無いだろう…邪神(デスフォート)の表情はそう語っているかのような皮肉めいた笑顔だ。


 目の前の邪神のその言葉とその態度に、アルフレッドは座り込み手をついたその地面の土をを強く握りしめることくらいしか出来なかった。


 …ある程度戦闘力のある自分のパーティメンバーは全て無力化されている。

 ラルシオンのパーティも、それそれが首を絞められ、精神力(エナジー)が尽き、邪神に足蹴にされ、何も出来ない状況になっている。

 そんな絶望的な状況で、自分に何が出来るのか…アルフレッドはまるで自分の座り込んでいる地面が底なし沼であるかのように、そのまま沈んでしまいそうな錯覚に陥っていた。

 それくらい何も出来ないその状況にも…そしてその何も出来ない自分自身にも絶望し、体中から力が無くなってしまったように感じていたのだ。


 ――もうダメなのか!?


 絶望に目の前がどんどん暗くなっていく。


 ――鳥笛も奪われた――

 ――俺達の力じゃとても太刀打ちできない強すぎる(邪神)――

 ――ダメなのか!?

 ――このまま世界は邪神のモノになってしまうのか!?

 ――ダメ…なのか…!?


 浮かぶ言葉も絶望に彩られたものばかりで、そんな言葉しか出てこない自分にますます落ち込んでいく。


 そんな…絶望の沼に堕ちこみ目をつむったその時…


『英雄の息子、勇者としての自覚を持って生きるのぢゃ』


 …そう言ってくれた大冒険村の長老の姿が瞼の裏に浮かぶ。


『あきらめないで!!』


 アリスが自分を引き留めてくれた言葉も …


『鳥笛には私達の思いもこもってるんだから』


 そう言って鳥笛を自分に託してくれたラルシオンとティムの姿も思い出す。


『私達の思いも――!』


 そう…ここには絶望しかないように見えたが…それでも思いを込め願いを託してくれた皆がいた。


 なのに、自分があきらめてしまっては…


「へ…返事は…」

 アルフレッドはつぶっていた目を開けると目の前に立つデスフォートを見上げる。

 さっきアンデッドから逃げる時、バーバラが放り投げていった剣が近くに転がっていた。

 その剣に手を伸ばし、ぎゅっと握る。

 完全勝利を確信していたデスフォートは、そのアルフレッドの動きに気が付くのが少し遅れた。

 そんな邪神(デスフォート)に、キッ!! と強く視線を向けると…


「NOだぁーッ!!!」


 その剣先を目の前のデスフォートに向け、思いっきり飛びかかる!

 気を抜いていたせいで反応が遅れたデスフォートは、慌てて身を引くが、アルフレッドの向けた剣のせいで持っていた鳥笛が手から離れる。

「くっ!!」

 デスフォートは、先程ティムの魔法攻撃を反射したガードを目の前にドウ!!と展開し、剣を向けて迫って来たアルフレッドをはね返す。


「いかん!! 鳥笛が…」

 デスフォートの手から離れた鳥笛に慌ててエドマンドが手を伸ばす。

 その瞬間…


(――ゆるんだ!!)

 ラルシオンの首を絞めていた鞭が緩む。

「かはっ」と呼吸が出来たラルシオンがそのまま大きく息を吸うと、

「ギル!!」

 と叫ぶ。

 デスフォートのシールドで反射され、すってんころりんと転がったアルフレッドのすぐ近くにいたギルに向かって…


人形よ(エスディ)…」


 さらに息を大きく吸い、大きな声でラルシオンが解呪の言葉を唱える!


元に戻れ(ランサー))!!」

「何!?」


 アルフレッドの方に注意が向いていたデスフォートと転がった鳥笛の方に目が向いていたエドマンドの両人が、ラルシオンのその解呪の呪文に目を見張る。

「うおおおおお!!!」

 中途半端な解呪状態だったギルに、また爆発的な気の圧が一気に


 ドン!!


 と集まる。


 途中まで解呪されていたからか、ここから人間化に至るのはいつもよりかなり早かった。

 気の圧で舞い上がった砂煙をかき分け凶悪な笑顔の男が飛び出してくる。


「いきなりで悪ィがぶちかますぜ!!」

 その凶悪な表情の男の顔の下にはしっかりとしたガタイのいい身体もついてくる。人形だった元の姿の要素は欠片もない。

 そのガッシリした身体のゴツい腕でいきなり剣を握ると


「必殺剣!!!」


 大声で叫ぶ。


「ソニックストライク!!!」


 ゴッ!と光速の風の刃が前に向かって飛ぶ!!

 その発せられた音速剣が、目の前に転がった鳥笛を拾おうとして伸ばしたエドマンドの左腕を


 ゾン!!!


 と切断する。


「グオ!!」

 苦痛に叫ぶエドマンドの声に、

「サモナー!?」

 デスフォートも驚き目を向ける。


 その瞬間をアルフレッドは見逃さなかった。

 転がっていたその場でアルフレッドはもう一度剣を握り直し、手をついてガッ!と立ち上がる。

 そして……


「世界は……お前たちのもんじゃない!!」


 デスフォートに向かい再び飛びかかる。


「なっ…」

 注意が一瞬それたせいで、その攻撃に即座に対応できなかったデスフォートにアルフレッドの剣が、


 ザウッ!


 と振り下ろされる。


 その瞬間…カッ!!! とデスフォートの身体が光る。

 邪神の身体自体を切り裂いたわけではない。

 だが、何か…『神』と呼ばれる存在が纏う何か(・・)を切り裂いたのか…?

 邪神(デスフォート)を中心に、大きな気の爆発が


 ドン!


 と大きく弾ける。

 その激しい爆発がアルフレッドごと周囲の全てを吹き飛ばす。

 そのすさまじいまでの爆発で、気の風圧と共にまたも砂煙が舞い上がる。


 先程とは比べ物にならない程の砂煙と気の流れが、シュウウウ…と徐々に落ち着いたその中に…


「………え?」


 やっと戻ってきたアリスも含め、やられかけていた全員…アンデッド集団や筋肉ダルマ達に囲まれて戦闘不能状態だったバーバラやクララも、やっと声が出せたラルシオンも、精神力(エナジー)切れでの意識切れからようやく復活しつつあるティムも、今必殺剣で一矢報いたギルも、腕を切られたエドマンドも…何よりたった今、攻撃を与えたアルフレッド本人も……


 唖然とした表情で…晴れた煙の中から現れたデスフォートの姿に全員声を失う。


「………へ?」


 そこには…先程までの妖艶な美女の姿はなかった。

 ぶかぶかの破けた服を身にまとい、大人化する以前の幼児の年齢の姿に戻ってしまった邪神(デスフォート)が…


 ちょこなーん


 と小さく可愛いらしく立っていたのだ。


 全員が処理落ちする中、邪神は何とか己の心と態勢を整えると…


「おっ…おぼえてらっしゃい!!」


 …と、てけてけてけてけてーと幼子の走り方で慌てて去っていった。


 えーんっ! 元に戻っちゃったよぉ~…という小さな子供の声がその走り去った先から微かに聞こえてくる。


「あっ…デスフォート様!!」

 慌てて去っていく主の姿にエドマンドも慌てる。

 同じようにデスフォートの方に向かって全速力でだーっ!!! っと彼も走り去っていく。

 待ってくださーい! おいてかないでー! デスフォート様ぁ~…という微かな声もその走り去った先から聞こえてくる。

 もちろん、彼等と一緒に召喚されていたアンデッド達も筋肉ダルマ達も一斉に走り去っていく。


 その鮮やかなまでの逃走劇に、思わず、お…お前ら…と声にならない声が脱力したアルフレッド達からもれる。


 …こうして…



 大冒険大陸始まって以来の最大の恐怖は、去っていった…。



「う…うそつけ」


 どこが最大だ×

 …という皆のつぶやきを残して…×

※下の方 ↓ に、原作マンガや同人誌が読めるサイトや、Twitter(X)のリンク先が貼られています。

よかったらぜひ、のぞいてみてくださいませm(_ _)m


挿絵(By みてみん)


第12章6話目です。12章の最終話になります。

ただいま毎日連続更新つづいてますよ!

邪神との戦いについに決着が!?…あんな感じですがw

次回…明日は新章第13章1話目です。よろしくお願いしますm(_ _)m


クライマックス展開+春休み企画?…というコトで、この先ラストまで連日更新(予定)中でございますw

…平日の更新というコトで、あまり遅くない時間…毎晩20:30頃に明日以降も更新していく予定です。


ちなみに…

春休みの同人イベントのドタバタもようやく落ち着きましたw

次の同人イベント…4/29のCOMIC1☆28に参加予定です(受かればw)

よかったらこちらもぜひよろしくです!


本日も相変わらずの自動更新任せですw

てか今日なんてうっかり予約更新忘れてて、更新忘れるところでしたorz

…たとえ無事予約更新できても、20:30くらいだと、いつの間にか更新してて、うっかり気が付かなかったりしますorz

よかったら、私の代わりにぜひ拡散とか宣伝とかもしてやってくださいませm(_ _)m


ではでは。

次回…明日も無事更新できましたらまたお会いしましょう。

よろしくお願いしますm(_ _)m



あと…最後にお願いがw


このお話を見て、もしよかったと思って頂けましたら、ぜひ、下にあります『評価(☆☆☆☆☆)』ボタンを押してやってくださいませm(_ _)m

リアクションマークもぜひw 感想もお待ちしております♪

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

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原作マンガ、電子等で読めますw
「熱血!大冒険大陸」
DMM版kindle版、他、お好きなプラットホームでぜひ♪
とりあえず、どんなのか見るだけでも…という方は、 帰ってきたマンガ図書館Zで見れますw
あと、続編的なというかスピンオフ的なというかそんな同人誌も出してます。
同人イベントか、電子で良かったら見てやってくださいませm(_ _)m
…詳細情報はHPよりもTwitter(X)の方が早いのでw、ぜひそちらものぞきに来てくださいませ♪
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