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山岸警部

ミーンミーン。

蝉がうるさい。


『うへ、、バス1日1本かあ。』



照りつける太陽から身を守る為の大きめの麦わら帽子。


白のブラウスにスカート。

すっかり引き締まった太ももがスカートから見え隠れする。




関東地方のある片田舎。

しばらくコンクリートの地面を歩くと、

すぐに舗装されてない土を固めた道になった。



水田が太陽に照らされて眩しい。

農道を歩いていくと





『あんた、こげなとこ見ない顔だね。』



1人の初老の女性に声をかけられた。

女性は手拭いを首に巻き、農作業に向いた動きやすい服装で畦道にやかんと湯呑みを置いて座っていた。




『駐在所はどちらでしょうか?』


『ああ、駐在所ね。あっこのおまわりさんは最近来たね、なんだか、くれえ顔してさ。なんだ?アンタあのおまわりさんの娘っ子かなんかかあ?』


『ああ、いえ、、ちょっとした知り合いでして、、、』


『ああそうかい。ほな、この道まっすぐ行って突き当たるとね、道沿いにあるからさ。』


『ありがとうございます。』





余所者には警戒しているのか。

確かに観光地でもないし、こんな服装目立つか。



まあ、観光客風情くらいしか服装が思いつかなかったんだけども。






言われた通りの道を抜けて、ランプがついている木造の建物の前に立つ。




『ごめんください。』



駐在所の机には用がある人はそう伝えて欲しいと書かれていた。





『はーい。』



引き戸から出てきたのは、

年端もいかない、幼い女の子だった。

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