戦い
『死ね。桑島。』
北川の拳が目の前にくる。
近づく拳。
風圧が近づく。
たぶんこれを食らうと命の保証はない。
ようやく。
ようやく、スレイブユアセルフの全てが終わる。
それが今折られる。
数年がかりでこの腐った世界を終わらせる時が
来たのに。
違・・・ごめん。
『ああああああああああ!!!』
北川が真横へと飛んでいった。
壁が崩れ、砂埃が舞う。
砂埃が消え、姿が露わになる。
『はあ、、、、かなりの衝撃じゃなあ、、、』
北川が後頭部に手を当てて、立ち上がる。
額からは血が出ている。
傷だらけだ。
『いったい誰が?』
真横に立っているのは、
さっき絞め落とされた違だった。
『私の、、、私の、、妹に何した?』
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風圧が部屋を支配する。
風圧?
剣圧?
拳圧?
本気で強いもの同士が戦うと、
こんなにすごいのか。
体を庇うので精一杯だ。
庇うことをしなければ、
傷だらけになってしまう。
『はあ!はあああああ!』
北川が押されている。
『・・・・・。』
違、いや、ミネは無言で剣を振り下ろす。
鋼の肉体で剣戟をいなしている。
それ自体はすごい。
それを圧倒しているミネ。
『死ね、北川。』
『ああああああっ!』
ザクリという音がした。
『い、、痛い痛い痛い痛い痛い痛い!』
胸板を切り裂かれた北川はのたうち回る。
ミネは北川を見下ろす。
『妹を殺そうとしたのは、、許せない。そして、私らを嵌めたスレイブユアセルフの創設者、、貴様を殺す。』
『え、、、、?』
スレイブユアセルフの創設者?
剣を振り下ろし、、、かけた。
『え・・・・・。』
鎧がそのまま床に倒れ込んだ。




