戦いはこれから
『う、、ウガアアアア!!』
『違っ!やめろ!』
違が振り下ろす剣は、部屋の床を砕く。
砕かれた床の破片は空中へと浮遊する。
私はそれを間一髪で避けた。
『ケイ、、、、どうする?』
ボウガンを構え、少し後ろにいるケイに話しかける。
『なんとか、彼女を引き込めないかしら。』
『は?』
『あそこにいるのは、北川会理事長、北川心。』
『だからっ!?』
『アアアっ!』
違の剣戟を交わす。
『北川会はスレイブユアセルフの地下世界運営に関わっているのは間違いない。だが、実行役の六村も倒さないといけない。』
『だから?』
『六村は強い。あの鎧の違をそのまま味方に出来れば、、倒せる!!』
『どうやって?!』
『おそらくコンピューターか何か、、いや、薬かしら、、、違を正気に戻せれば、、、!!』
『この状況でどうすんのよ!?』
違は向かってくる。
あんな大剣を振るいながらスピードも速い。
『私らは、避けるだけっ!』
『はあ?』
『万策つきたかね?桑島ケイ。』
理事長は壇上でタバコをふかしながら私らを見ている。
『違ちゃん?早く殺しなよ?』
『アアアっ!!』
『くっ、、』
『おっと。』
ケイの放った矢は違により弾かれる。
理事長を狙ったものだが、簡単にさばかれてしまった。
『打ち手はないのっ!?』
『時間を稼ぐしかない!』
『だから稼いでどうすんの!?』
『むむ?』
違が躓いた。
しかし体を立て直し、剣を構えた。
『不調かの?』
理事長がタバコをふかす手を止めた。
『アアア!!』
『ヨワ?私が何も仕掛けずここまで来たと思う?』
『はい?』
まただ。
違のスピードが一瞬遅れた。
相討ち覚悟なら倒せたかもしれないくらいに。
『桑島、、、貴様。』
壇上の理事長が睨む。
『ここにお姉様がいない時点で警戒すべきだったわね。』




