悲しき運命
『うおおおっ!!』
警邏兵らが襲いかかってくる。
その度に、ケイはボウガンを撃ち、私はケイから渡された剣を振るう。
『いい太刀筋じゃない!』
『舐めないでよね!』
警邏兵らが病院にいる。
とすると、この病院の最上階にいるのはお父様だ。
『止めないと!』
剣を振るう。
返り血に塗れても、お父様を、止めなくてはならない。
そして違を救う。
違ほどの腕前の人が捕まったのだ。
お父様は、1人ではない。
誰か腕利のいい人間といるはずだ。
『はああああっ!!』
『ひぃっ!弥生さま、、おやめください!!』
『うるさいお父様を出しなさい!そしたら助けてやるわ!』
『な、何のこと、、、』
私にひざまづいた警邏兵の顔面に矢がささる。
『ヨワ。情けは無用よ。』
『ああ、、うん。』
ケイはとにかく後方から来る警邏兵を撃ちまくってくれるから、前衛がとてもやりやすい。
『ヨワ突破できるわ!』
『そのあとは?』
『エレベーターに乗って!ほら!あそこ!』
指指す方にあるのは、あかりのついた縦長の狭小な部屋。
『あれに?』
『早く!』
『わ、わかったわよ。はあああっ!!』
警邏兵らを薙ぎ倒す。
何人殺しただろうか。
お父様1人を止めるために。
『や、弥生さま、、、』
『ちっ、、、』
『行って、、はなりません、、、罠、、です、ひっ!』
またもや、矢が刺さり絶命した。
『ヨワ!戯言に耳を貸してはダメよ!』
『え?ああ、、、うん。』
エレベーターと呼ばれる部屋に2人で入った。
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『最上階ね。』
エレベーターは、最上階に告げる音を立てて
止まる。
『ここが決着の地よ。』
『うん。』
汗がドバッと出るのがわかる。
決着がつく。
何年もかけて、やっとここまできて。
全てが今日終わる。
その最終局面にやっと、、、
理事長室と書かれた木製のドアが目の前にある。
私はそのドアノブをそっと開けた。
『ケイ・・・・ヨワ・・・・。』
体育館ほどの大きさの部屋だ。
壇上にはずっとそばにいた戦友がいる。
ただ、、、姿を変えて。
『は、、、、?』
彼女は武器になっていた。
『キミが、、、桑島ケイか。違ちゃんとよく生き残ったねえ。私らの作った世界で。でもキミらは知りすぎた。六村を告白する人間は害をなすものとして認識する。さあ。違ちゃん、2人を殺せ。』
私らの戦友、引小森違は、全身鎧に身を包み、鉄兜からわずかに見えるその表情は、、、、
泣いているように見えた。




