この世界にはじめまして。
目を開ける。
剣を握っていた。
剣を鞘に入れようとした。
何かが引っかかる。
『た、、が、、、え、、、、』
剣先から温かい赤い液体がつたってくる。
鉄のような匂いだ。
『たが、、えええ!!痛いよぉぉ!!』
体はトロール。
顔は血みどろのヨミだった。
『うわああああああああああああっ!!!』
目を開ける。
そこは、見知った天井。
『大丈夫っ?!』
入ってくるのは髪をサラリとかき分けながら、眉間にしわがよっている戦友だ。
『あっ、ああ。』
『はあ、、、よかった。心配したのよ。ずっと寝てたんだから、、、』
『2日、、、』
私は何をしてたんだっけ?
記憶が曖昧だ。
『心配させないでよ、、、あなたまでいなくなったら、、、私、、、』
あなたまで。
私以外に居なくなった人がいるのだろうか?
『山岸さんが運んできた時はびっくりしたわ、、』
『山岸、、、、、』
『記憶に混乱が生じてるわね。今はまだ思い出さなくていいわ、、、』
『うん、、、、』
私は確か。。
テレビをつけようとする。
『今はダメよ。安静にしていなきゃあ。』
『うん。』
戦友に促されて、ベッドに横になる。
『私、、、いったい。。』
意識が混濁している。
たしか、、スレイブユアセルフから抜け出して、、それから、、、
あれ?
それからどうしたんだろう?
『ねえーーーー。』
『なあに、?』
『私ーーー。』
『・・・・。』
戦友はナイフを首筋に当ててくる。
『何も話しちゃダメよ。』
『は?』
『いいから少し黙りなさい。生きて帰りたければね。』
『・・・・・。』
私は口を固く結んだ。
『そう、、いい子ね。』
ナイフをどかし、私から離れた。
『私らはね。夢、、そう夢を見ているわ。私は助かった。あなたは?』
『え?』
『あなたは、、、、、』
戦友はこちらを見る。
『あなたは、、、この世界を正しく認識出来ているのかしら?』




