表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/96

メイドとケイ

『はあああ!』


『強いですねぇ!お客様ああああ!』



幾たびの剣戟。

金属音だけが響く。


『あなた!止まりなさい!撃つわよ!』



ケイはボウガンを構えたまま、動かない。


『ケイ!撃っちゃってよ!!』


『・・・・っ。』


『お客様あああっ!?みくびらないでください!ボウガンくらい、避けれますよ?それとも、怖いんですかあああ!?あなた見たところ弱そうですしぃ!』



金髪のショートヘアを振り乱しながらメイドは私の剣を耐える。





『アンタ、、、何ものよ。』


『あなた様こそ?何者ですか?見たところ、データ上にも存在しないっぽいですし、、、そんな人、、、聞いたことないですよ!?この世界ではっ!』


『くっ、、』




メイドの剣戟はさらに早くなる。


金属音が鳴る音が増える。





『私は!あなた様のようなアウトサイダーが来たらこうやっておもてなすよう言われてるんですよぉぉ!』


『ぐっ、、、、』



『違っ!』






膝をつく。

息があがる。

手が痛い。

血が滲んでいる。







『く、そ、、、』


『お客様はわかってるはずですよ?あなた様の剣では私には勝てない。練度が違うんですよ?』





メイドが近づく。

顔を伏せながら、

剣は力強く握っている。


あの剣の一振りで私は、、、





ヒュッ!



『あら?そちらのボウガンさん?やっと戦う気になりましたか?』



ケイのボウガンがメイドの目の前を掠める。



『はあ、はあ!はあ!』


『ふん。慣れないことして、息上がって。剣使いはともかく、あなたに戦場は似合わないですね。ご退場いただきます!』



メイドがケイに向かう。

少しずつあゆみを早めて



『ケイ!逃げろおっ!』



ボウガンしかないケイにとって

あの剣使いのメイドには

勝てない。




『死ねぇぇぇっ!』


全速力。

剣を大きく振りかぶり

ケイは息が上がっていて

でも死を覚悟してるわけでなくて




『はっ!役立たずがあ!』



『お姉様はどんな形をしていても!私の愛するお姉様ですから!!!!』



『は?』




メイドは振り下ろす腕を止める。




『お姉様はお姉様ですっ!私の愛するお姉様に変わりはありません!!』



『ケイ?何を言って、、、、?』


『お姉様。あなたならあのシャンデリアのある居間で、私らを殺せたでしょう。でもなぜ殺さなかった??』


『・・・・。』


『ちょっと躊躇ったんだと思ってます。でも私らを殺さないとあなたの立場も危ない。』


『何のこと、、、だ、、、』


『かわいそうに。顔も変えられて、あんなにきれいだった髪もこんなにされて。お姉様、、ずっとずっと会いたかったです。』


『うるさいっ!貴様など知らん!』



『いいえ!六村はあなたに整形を施したのでしょう!唯一の失敗は声を変えなかったこと!そこまでは誤魔化せません!』




『うるさい!死ねぇっ!』



『ケイ!』




剣は振り下ろされた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ