六村さまあ!
屋敷に入ると、、
『うわあ、すごい綺麗なシャンデリア!』
『見てよ。ウェルカムドリンクまである。』
『ここにヨワがいるの?』
『弥生、案内して。』
『えーっと、、、あれ?データに無いよ。』
『え?あなたが入れって、、、』
『ワタシ、、そんなこと言った?』
ケイと顔を見合わせる。
『とにかく進むわ。』
『ケイ、階段があるわ。』
『受付はお済みですか?』
ぬっと、メイドのような格好をした金髪の女が現れる。
『えっと、、、、』
『今日はカースト判定の日です。受付はお済みですか?』
『違、ビンゴよ。ここにヨワがいる。』
ケイが耳打ちしてきた。
『でも、、どうするの?私ら、、データにないんじゃ。』
『なんとかするわ。えっ!ほん!あー、ワタシらこの世界来たばかりでさ。カースト判定ってのをよく知らないんだけど、教えてくんない?』
メイドはじっと見る。
頭の先から、胸元、太もも、つま先までじとりと見てくる。
ダメか。
付け焼き刃の嘘は通用、、、、
『かしこまりました。住民登録もまだですか?』
『あ、うん。』
『では、こちらにお越しください。』
メイドに促されるままついていく。
『ケイ、、どうするの?』
『なるようになるしか無いでしょう?最悪あのメイドを後ろから、、、』
『実在の人だよ!?』
『むむ、、、』
『どうかされました?』
『あ、いや!なんでもないです!いやああ、立派なお屋敷ですねえ!』
『はい。こちらは、六村様が愛娘に捧げる洋館としてつい最近作られたものですので、、新築、ピカピカホヤホヤですわ!』
メイドのテンションが上がる。
『そ、そうなんだ。メイドさんはじゃあここのお勤めは割と最近からなの?』
『はて。私はおそらく長らく六村様にお仕えしていたと思いますが、、よく覚えてないのです。。
ただ、、今ここでのお勤めを任されたからには、頑張らねば!!』
メイドはうぉぉ!と燃えている。
『は、はあ。ねえ、ケイあの人変じゃ無い?・・・・ケイ?』
『あっ、ごめん。ちょっとボーっとしてた。』
『ちょっと頼むわよ。』
『ああ。』
ケイは目元をローブで擦る。
『?』
『さ、さあ。メイドさん、受付はまだかな?』
『もうすぐですよ!さあ!こちらです!!』
メイドが扉を開ける。
『ここは?』
『ケイ。閉じ込められたみたい。部屋から出れない。』
『そう、今から住民として登録できるか査定しますからねっ!』
メイドは気づくと、刃渡り5メートルはある、巨大な剣を肩に担いでいた。
『よくいるんすよね、この世界の侵入者。ぶっ殺してやりますよ!』




