弥生ちゃんは敵か味方か
『ぷはっ!ああ!死ぬうっ!はっ!生きている!』
大量の水に飲み込まれた。
『ここはどこだ?』
あたりを見渡す。
空が見える。
『地上か、、、』
前方には、大きな屋敷。
『はあ、、、、あれ、、、』
ケイがいない。
『・・・・ケイ?』
あたりを探す。
『ケイ・・・?ケイ!どこー?!』
ケイが言ってたことを思い出す。
『あたし!泳げないのよぉぉ!』
『溺れちゃった・・・・?』
『生きてるわよ!』
『わっ!!』
ケイは屋根の上にいた。
『なんで、、そんなとこにいるのよ?』
『この辺の様子をちょっと見渡しててね。』
『そうなんだ、、、どうしてそんな震えてんの?ああ、、、』
『水にあんだけ浸かってたら、、、』
『しかしーーーなんだったのかしら、、、、』
『ねえ、、弥生。』
『2人ともおー!ああ無事だったあああ!?』
インカムに大声が響く。
『耳が、、、壊れるわよ、、、』
『ああ、、ごめんなさい。何が、、、』
『水が頭から降ってきて、、、』
『そこは地上よね。』
『うん。』
『すると、、地上から水が降らされたわけではないのか、、、』
『え?』
『トラップなのかしら、、、』
『トラップじゃないの?』
『データにはないし、、、』
『弥生が把握してないトラップなんてあり得るの?』
『あり得ないと思うわ、、、、このマップだって、、、』
『私らは今どこにいるのかしら?』
『うーんと、、、街の中心。そこにヨワがいる。』
『うん。弥生の言う通りだわ。実際の地図を弥生は把握してるんだわ、、、なのに、、存在しない地下坑道。屋敷の隣は、、、』
ヨワがいるとされてる屋敷の横には酒場がある。
『えーっとね、私のデータによると屋敷の隣はそう!武器屋ね!』
『え、、、、』
ケイが人差し指を口に当てる。
『あ、ああ。武器屋ね!そうそう!』
『弥生、ちょっとインカム切るわ。耳が痛くて。』
『あー、はーい。』
『ケイ、、いったいどういう、、、、?』
『違、弥生はこの世界を全て把握しているのよね?』
『そのはずだけど、、、』
『だとしたら、、知らないものは無い。』
『そうね。』
『でも知らないものがある。』
『可能性としては、、、六村が弥生を不完全に作った。とか?』
『後は、、、弥生が、、、私らを裏切っている。』
『そんな?!』
『だとしたら、、、私らは殺されかけた?』
『そうなるわ。』
『どうするの?』
『私らがそのことに気づいたことを、弥生に知られてはならないわ。』
『そうね。目の前の屋敷にヨワがいるかどうかも、、、』
『怪しい。』
『でも、いるかいないかは、、行ってみないとわからない。』
『行くしかないわね。』
『じゃあ、、インカム繋げるわよ。』
『弥生!準備できたわ!』
『・・・・は、、はーい。』
『弥生、、屋敷に入ろうと思うわ。』
『や、、、しき、、、あーあー、、リロード。、あ、屋敷ね!はーい!ヨワちゃん、がいるとこね!はーい!』
(・・・・弥生?)
屋敷に入った。




