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奪還作戦

『ヨワはここにいるわ。』


『そう。じゃあ、、、ここが侵入経路になるかな。』



ヨワは地下世界の中心都市にいる。

その中心都市は一見すると守りが薄い。


城壁も今までの要塞に比べると簡単に突破できそうだ。






『簡単に突破できそうだけどそれが盲点よ。気がついたら囲まれて、各個撃破されるから。』



そう、街全体が迷路のように入り組んでいる。

城壁がないからなのか、反乱分子も比較的、軽装で来るのだが結果、伏兵にやられてしまう。





『違、あなたは幸運よ。この世界を掌握しているAIがナビしてあげるんだから。』


『ありがとう。よし!ケイ行こう!』


『ああ、、先外出ててくれる?』


『うん!』




違が屋根裏から姿を消し、ドアが開く音がする。









『ケイ。違は覚悟を決めたのかしら?』


『さあ。私はよくわからない。でも、あなたを信頼したんじゃないかしら?』


『信頼ね。よくわからないわ。』


『ヨワが洗脳されてるなんて情報出したら普通は心折れそうだけど、、まあそういう素直なあなたを信じたんじゃない?』


『・・・・私はただのAIよ。』


『ただのね。AIにしては何かと葛藤しているように見えるのは気のせいかしら?』


『・・・・・長く生き過ぎたのよ。』


『AIに寿命の概念なんてあるの?』


『さあ。でも、お父さんがそれだけ感情が宿るように私を設計したんじゃないかしら。』



弥生を見る。

瞳には光るものが見えた。




♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

『思った通り、、入り組んでるわね。』


地図は一見しただけだと最短ルートがわかりづらい。


中央都市の入り口にある地図。

都市の入り口に地図がある。

これがそもそも仕様として怪しい。



入り組んでいるのに加えて、、






『ああ、やっぱり実際のルートと違うわね。』


『弥生がくれた地図だと、街中で断崖絶壁になっていたり、犯罪の温床になっているルートがあったり、、大変ね。』


『そうなの。』



インカムから弥生の声がした。



『そもそも本来のルートも潜り抜けるのが難しい。』


『だって、途中、地雷原通らないといけないんでしょ?事前にわかるからなんとかなるけど、、、』


『さすがに地雷の数まではAIでも把握出来ないか。』





そう、弥生はデータ上にある物質は把握できているが、地雷原のようにリアルでデータ管理されてないものはわからない。



あらゆるものはデータで管理されているはずなのに、ちょこちょこ抜けがあるようだ。




『その辺は事前にこちらでボムを用意してどうにかなるけど。』




弥生が調達先を教えてくれて、盗んだお手製の小型爆弾。



これがなければさすがに難しい。




いろいろと用意が必要にはなったが、

とりあえずこれだけあればクリア出来そうだった。





『さあ、行くわよ!』


ヨワ奪還のため、中央都市に足を踏み入れた。

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