久しぶり!弥生ちゃん!
『・・・ケイ?』
ケイを見る。
何を考えているのか。
口を継ぐんだまま。
暗がりだから視線がよく見えない。
『北川さんね。あなたも大変な目に遭ってここにいるのは知ってる。でも、あなた私くらいこの世界について把握してるでしょ?そう。ヨミさんだっけ?彼女がトロールだって事も、、、知ってたわよね?なんで、違ちゃんに教えなかったのかしら??』
『・・・・。』
ヨミのことを知っていた?
それで、私に殺させた?
『け、、、ケイ、、、嘘、、、だよね?』
『・・・・。』
『なんで黙ってんのよ!!』
『私はこの世界のシステムについて知ってた。』
『な、、、、』
『でも、、、確証はなかった。仮説に過ぎなかった。だからシステムをハックする必要があった。システムのハックに成功したのは、、、そう。要塞にあなたと侵攻した日。』
『そ、、そう。それなら。』
『辻褄が合うわ。』
弥生が横槍を入れる。
『辻褄が合うわね。六村の火炎放射から逃したのは、会ったことのある、違ちゃんだけだから。』
『え?ケイは弥生とは、、、』
『今日がはじめてよ。』
『でも、、地下世界に来る時に、ログインする時に弥生がいるって知ってたじゃ、、、』
『だからハッキング。違ちゃんのログを見たんでしょ??』
『そうよ。』
『ただ、ヨワのログが全くなかった。そう、ヨワはゲームのアカがないからね。』
『アカウントがない、、、あ、、、』
そう、IPアドレスは宮城県。
ヨワが流されて行方不明になったのも宮城県。
『つまり、、、』
『まあ、ヨワはスレイブユアセルフって何?って感じでしょうね。』
『でも六村の居場所や攻めどきを知っていた。だけど、普段は見せない顔。普段見せないけど、準備されている。どこで?ヨワはがいるのはあの家だから、ヒントがあるだろうって。』
『それだけで、、、』
『でも頭はいいからね。隠しているとは思った。でもたぶんね、ヨワは要塞に侵攻する日にメッセージを残したと思ったわ。』
『ケイ、、、こんな短い付き合いでそこまで、、、』
『簡単よ。この世界で生き残ってるのよ?しかも六村のオキニ。頭良いに決まってる。』
確かに。
凡人が生き残れるほど優しい世界ではないのだ。
『でもお茶目ね。わかりやすい』
『六村もこのメモ読んだら、、、流石にわかるんじゃ、、、』
『ヨワはもしかしたらね、最初から捕まるつもりだったのかも。捕まったらヨワの家も調べる必要ないし。』
『た、確かに。』
『とにかく胆力がある子なの。』
『弥生・・・・?』
『スレイブユアセルフがゲームだっていうのは知らなかったけどさ、、、1人で生き残ってさ、、で正体不明の私とやり取りしてさ。この世界を掌握してね。』
『・・・・・。』
『たぶんね、あなた達が来るのも見越してやったことだからね。』
『そ、そうだね。』
『だからさ。助けに行かなきゃね。後さ。違ちゃん。』
『な、何?』
弥生はじとりと見てくる。
『ヨワちゃんに謝ってね。死んじゃえなんて言ったこと。』
『な、なんで?知ってるの?』
『それはね。私とヨワはルームメイトだったから。』




