こいつダレ?
『ログインサクセス。弥生プログラムを起動します。』
入力を終えると画面がフツっと消える。
屋根裏の真っ暗な部屋にある一台のパソコンの明かりは消えて暗闇が空間を覆いつくす。
『わっ!』
間抜けな声を出す。
空間に突如浮かび上がる、弥生。
『こんにちは、違さん。』
『ああ!弥生か!びっくりした!』
『お連れの方もいるのですね。。よく見つけましたね。』
『どうも。』
ケイはなんとなくよそよそしく会釈する。
『今日は、、、ヨワさんはいないんですね。』
『うん。』
『ヨワは、、お父さんに捕まったのね。』
『ごめん。』
『いいの。お父さんを一度で倒せるなんて思ってないから。』
『六村に殺されそうになった私を助けてくれたのは、、、』
『そうよ。違を助けたのは私。』
『そうなんだ。ありがとう。』
『ここで死なれたらお父さんはもっと罪を重ねることになるからね。』
『・・・・・・。』
『弥生かな?私らの扱いはデータ上どうなってる?私は北川ケイ。』
ケイが咳払いし、話に割り込む。
『ああ。そうね、データ上は抹消されてるわ。だから六村もあなた方2人は死んでると思ってる。』
『データしか信用しないのか。』
『データで管理されてる世界はそんなものよ。まあ、、現実もそうだと思うけど、』
『弥生。』
『なあに?』
ケイに向ける態度よりは柔らかいように感じた。
『ヨワと六村はどこ?』
『そうね、、、それを教えてもいいんだけど、、、私も知りたいことがあるわ。』
『な、、何?』
弥生は目を閉じて。
そして指を指す。
『そこにいる北川さんはなんで、、ヨワの家にこのシステムがあるか知っていたのかしら?この人が、違の味方なのか敵なのかはっきりさせたいのだけど?』




