強いな!おっさん
『貴様、、、なぜこんなに。』
ロックハートの剣戟はなかなかだ。
しかし、私とて負けてない。
『老害のくせに強いわね。』
『なめるな。』
すでに100。
剣が交わるたびに金属音が、工場内に響く。
『貴様。よく奴隷からここまで、、、』
『ふん。』
『うらあっ!』
ロックハートが大きく踏み込む。
『くっ、、、』
私の剣が飛ぶ。
『所詮、女の力では男には勝てぬ。死ねい。』
ロックハートが大きく振りかぶる。
『甘い。』
ロックハートの腰あたりに、右肩から飛び込む。
『ぐはっ!』
『素手でもなんとかなるわよ。』
『プロレス技など身につけたか、、ぐほっ、』
ロックハートは咳き込む。
『モンスターにプロレスラーがいてね。』
『貴様あ、、、』
『ネクロマンサーを野放しにしたのが運のつきね。』
ケイのスレイブユアセルフでの人脈は凄かった。
まさかプロレスラーがスレイブユアセルフにいるとは思わなかったけど。
『だが!拳なら負けぬ!』
ロックハートの正拳突き。
早い。
避けるより、受けた方がダメージ減らせるか?
『うごっ!!』
『ただの正拳突きと思うなかれ。』
なんだこの、内臓を抉るような痛みは。
腸が飛び出るような衝撃。
『くはっ、ああっ、、、』
口元は鉄の味がする。
手を見る。
紅い。
『お主は強い。何度となく私を倒そうとしてきた奴らに比べれば圧倒的な力がある。強い。ただ、私はそういう輩を幾度となく退けてきたのだ。打席に立った数が違う。』
目の前が歪む。
頭も痛い。
『ほらっ!ほらほらほらほら!!死ねい!』
とても素早い張り手が何度となく飛んで来る。
どんどん頭が揺れていく。
シェイクされる。
脳みそが取れそうだ。
体から力が抜けていく。
『はん!こんなものか。付け焼き刃の出来損ないが。』
張り手のスピードが少し遅くなった。
『はあっ!!』
力を振り絞り、延髄蹴りをかます。
『ぬっ、、、』
ロックハートが後頭部をおさえる。
『はあ、はあ、はあ!』
ロックハートは予期せぬ反撃だったみたいで、
膝から落ちた。
『はあああああああっ!!!』
サッカーボールキックをロックハートの顔面に叩きつける。
ロックハートの体がへの字になる。
『はあ、、、はあ、、、強いわね。アンタ。』
『・・・・がっ、、ああ、、、』
倒れたロックハートの後ろに回る。
首に両腕を十文字にかける。
チョークスリーパーだ。
『き、、貴様あああ、、、』
『このまま堕ちれば、、、、』
ロックハートの姿がいなくなる。
『なっ・・・・・。』
『逆上がりの原理だね。』
膝カックンされる。
視界が揺れる。
『な、、、にを、、、された?』
『後頭部はな、倒しやすいんだよ。』
後ろを振り向く。
手刀か。
『お前のことをみくびってたようだ。少し本気を出そう。』
ロックハートは懐から何やらボタンを取り出す。
『お前はさっさと殺さないとダメだ。』
ボタンを押すと、、
『な、んだ、、あれ?』
『これを使うことになるとはな。』
出てきたのは、巨大な機械。
何本も巨大な鉄製ホースに、その根本はコクピットのようなものがある。壁にくっついているが、、、
サイレンが鳴る。
上をみると来た道の方がシャッターで閉まる。
『貴様はこれで終わりだ。』
ロックハートはその機械から伸びてきた、腕に乗る。
『こ、こんなの勝てねえって、、、』
機械対人間。
『貴様はこれから業火に焼かれ死ぬのだ!はーっはっはっは!!!』




