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大切な人は大切にしよう

『ようこそ、、、スレイブユアセルフへ。』


『元気、、ないのね。』


『元気はないね。』


『AIなのに?』


『そうAIだけどね。』


『あなた、、これからどうするの?』


『ヨワをこの世界から助けたい。』


『それはつまり、パパを倒すということかしら?』


『ロックハートも実在の人間、、、』


『そうね。』


『人殺しをしなくてはならないのよ?』


『・・・・っ。』








そうまた人を殺すことになる。

ロックハートも実在の人物。

その警邏兵もそうだ。












『それでも、、、私思い出したの。ヨワは私の大切な、、、大切な人。』


『血で手を汚すことは厭わないということね。ふふ、、、愛ね。』


『愛ね、、、、そういう言葉の定義はわからないわ。でも、、、この腐った世界で、、、私をただただ受け入れてくれた、、、』







『だからそういうのは愛というのよ。全くAIの私が知っていて、、、人間のあなたが知らないなんてね、、、それでログインしに来たのね。』


『もう、、御託はいいから。』


『そうね。パパにあったらね、、伝えておいてほしいことがあるの。』




♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

ここは、、、、

始まりの場所。

ヨワがいる家の馬小屋だ。


立ち上がり、居間に向かう。

ヨミの墓場を作った後、戻ってきてないのだろうか。


キッチンを見る。

切り掛けのにんじん。

マッシュされているじゃがいも。


シチューはクリームと水が混ざりあっていない。



明らかに作りかけだ。



どこへ行ったのだろうか。





『た、、が、、、え、、、』


テーブルの影から聞こえる声。



『ケイ・・・・?ケイ!!』





傷だらけで、衣服もぼろぼろ。

流血こそないが、全身あざだらけだ。



『な、、何があったの!!』


『ごほごほ!、、ヨワが、、、』


『ヨワがどうしたの!?』


『連れ、、去られた、、、ロック、、ははハートに、、、』



ケイは吐血する。

『もう喋らないで!どうしよう、、、手当しないと、、、、そうだ!薬草!』



アイテムを取り出す。


『薬草を塗って、、、後は、、煎じて、、、』


『はあ、、はあ、、わ、、わたしはいいから、、、ヨワを、、、、』


『いいから黙ってて!もう仲間を、死なせない!だから、ケイのことは助ける!』



そうだ。

ヨミのようにもう死なせはしない。

必死の看病は続いた。



『あ、、あたしは、、もうダメだ。ち、致命傷、、だよ、、、』


『うるさい!助けるの!』



『な、なんだかなあ、、、もっと早く仲間らし、、くなれれば良かった、、な、、、』


『うるさい!喋るな!』


『アタシはね、、大丈夫。ど、、奴隷としてね、、い、、きるから。そしたら、また、、助けてね。』







だらんと腕から力が抜ける。

一気にケイの体重を感じる。

ケイの開かれた眼を右手で閉じる。









『くっそぉぉぉぉっ、、、!!!!!』


拳が擦り切れるまで、床を叩きつけていた。

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