私、女の子が好き!
『・・・ケイ。あなたそんな不確定すぎる状況でスレイブユアセルフの地下世界に、、、』
『不確定ね。お姉様は、狂ったようにスレイブユアセルフにのめり込んでいたわ。自分の体を引き換えにね。』
『お姉様と同じような家名を汚したって、、、』
『これ以上言わずともわかるでしょ?もう、子どもは産めない体になったわ。』
『・・・・っ。』
『そんな悲しそうな目しないで。もともと私が好きなのは女の人だから。養子でも取るわよ。』
『さて。ヨワ、あなたは何者なのかしら?ここにはNPCがいない。だとしたら、あなたは実在の人。』
『私は、、、私の名前は、、、、』
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『余 夜和ちゃん。』
私に好意を持ってくれていたかわからない。
彼女と昼ごはんを食べる日々が続いた。
屋上。
『違ちゃんは、今日も菓子パン?』
『うん。』
『食事偏ってると大きくなれないよ?』
『いや、別に体大きくしてどうすんのよ・・・・ってどこ見てんの!』
夜和ちゃんは私の胸元を見てる。
慌てて両手で隠す仕草をする。
『よ、夜和ちゃんはいいよね!育ちがいろいろいいから!』
『そ、そんなことないよ!』
『だってまだ中学生なのに、、発育はいい方じゃない?』
『ま、まあ、、、そんなに良いもんじゃないよ。ほ、ほら、体育とか大変だし。』
『あ、ああ、、男子とかすぐ女子のそういうところ見るよね。』
『うん、結構嫌なんだよ。』
『し、したらさ、なおさら別に!大きくならない方がいいじゃない!』
『・・・・なんだもん。』
『え?』
『違ちゃんは!私のタイプなんだもん!』
『は?』
夜和ちゃんは、人差し指で髪をくるくるしながら、視線を伏せている。
『えーと、、、何というか、、、』
『な、何よ。違ちゃん、かわいいんだから仕方ないじゃない!!』
『えーと、、、』
『ああそうです!私は!女の子が好き!しかも違ちゃんみたいな子が好き!』
『だから、、、近づいたの?』
『え・・・・?』
『友達とかじゃなくて、、、その下心から、私に。』
『・・・・っ。』
『そう。ちょっと意外だったわ。』
『・・・・。』
『アタシ、好きとかよくわかんない。まだ、ほら、中学生だし。』
『そう。』
チャイムが鳴る。
『あ、、、授業。次、体育だよね。』
『うん。』
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『来週の林間学校だが、行き先が変わった。宮城県の方へ行く。』
『『『えー!』』』
うちの林間学校は毎年、沖縄だった。
しかし、宿の手配の都合上、行き先が変わった。
『宮城県かあ。』
『違ちゃん、林間学校楽しみだね。』
『ああ、うん。』
『ねえねえ、2日目なんだけどさ、抜けちゃおうよ??』
『は?』
『林間学校、グループも別々になっちゃったじゃない??だからさ、2日目はぶっちゃけ自由行動日じゃない?グループの子には口添えしてさ、、』
『うん、まあ、アタシは別に問題ないよ。』
そう、お情けで組まされたグループ。
ぶっちゃけ、いない方がいいのだ。
『じゃあ!決まり!2日目はね!そうだな!』
『宮城っていったらどこかな。。』
『わ、私ね。行きたいところがあるの。』
『え?』
『生まれがね、、久々に歩きたいなあって。』
林間学校2日目は、なぜか広瀬川という地元の人なら知っている川で川遊びをすることになる。
『ひえー、何これ。』
『これはね、防空壕の跡だよ。』
『防空壕、、、』
『昔ね、この辺も空襲があってね。』
『まあいいんだけど、結局林間学校っぽいことやってるじゃん。』
『まあまあ。』
川のかなり上流。
そして平日の日中なのか、周りは誰もいない。
『な、何?この音?』
サイレンが鳴る。
『ああ放流だよ。そろそろ上がらないとね。』
『ひゃ!』
川底のぬかるみに足を取られる。
『違ちゃん!』
『嫌っ、ああ!嫌っ!』
『違ちゃん、落ちついて!』
『ああ、早くしないと水が、、、』
パニックになっていた。
ただの浅瀬のぬかるみなのに、
『違ちゃん、、、落ちついて、、、、』
『ああ、、あああああ!』
そうこうしてると水が押し寄せてきた。
『死んじゃう!いやあああああ!』
『違ちゃん!!』
私らは2人とも水流に巻き込まれていった。




