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違ちゃんはツンデレ

『安らかに眠れ。』


ヨワが盛り土に合掌する。


『うっ、うっ、うっ、、、』



『ヨミ。。キミは勇敢だった。』


『・・・・。』











『さて。2人には改めて話さないと。』


ヨワは膝を立てて、付着した土を払う。


リアルすぎる所作。




『あっ、、ああああああ!!』


『違、、、、』


『同情なんていらないの!触らないでよ!』



ケイが私をさすろうとしたのを払う。



『ご、ごめん、、、』


『うっ、、、』


『違ちゃん、ごめんなさい。もう少し早くあなたにこの世界の事を伝えられれば良かったんだけど、、、』


『なんでよ!!なんで会った日に教えなかった!!ふざけないで!私は今まで、たくさんの人を、、、、』


『・・・・・。』




私は頭の中がシェイクされたように

ぐちゃぐちゃで、思考がまとまらなかった。





『なあ、、ヨミ。話せなかった理由があるんじゃないのか?』


『・・・・・っ。』



『裏切り者!アンタが早く、教えてくれたら!!そしたらヨミも、、あたしらも、、ああああっ!!!』


『・・・・ごめんなさい。』


『そんなセリフ聞き飽きたわよ!!ヨミが死んで?私ら人殺しで?で、何?私らは、、、私らは、、、、』


『違、私も悪かったのだ。配信を見てくれたのだろう??キミのIPもおそらく、、、』



『なんで、、私。私は東京に住んでるのに、今いる場所が宮城県なのよ。部屋はほぼ、、同じなのに。』



『違う場所はあったんじゃないか?』


『違う場所・・・・・。』






♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎



ふらふらした足取りで冷蔵庫を開ける。

補充されたのか。


あんなに消費したはずのコーラがびっちりと並んでいる。





『母さんかな、、、、』


そう。

私が寝ている間に母さんが部屋に入って補充してくれたのだろう。



そうだ。きっと。

鍵がかかっているこの部屋に。





『・・・・・・。』




布団に潜る。

あり得ない。

母さんは絶対に私に許可なく部屋に入る人ではない。




父さんもだ。

そもそも父さんは私の部屋に上がらない。





『と、トイレ行こうかな。』




部屋を見渡す。

トイレのドアが部屋の中にある。

部屋を出ないと無いはずのトイレが?

なんでここにあるのだ?


♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎





『部屋が微妙にいや、ないはずの扉にあり得ない状況。』


『やはりか。やはりこのゲームは。スレイブユアセルフは、、、』


『現実です。ここは地下の強制労働施設。』


『はは、予想はしてたけど、そんなものがあるのか。。』


『は、、、なんで、、、』


『・・・・近しい者からの厄介払い。』



『え・・・・。』



思い出す。

この地下世界に来る前のこと。




♦︎♦︎♦︎♦︎



微かに啜り泣くような声。

その声に何か声をかける低音。



襖で閉め切られた和室からだ。

父と母が喧嘩でもしているのか?



『・・・でいい。』


『でも!』


『これでいいんだ。』



何の会話か。


♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎



『父さんと母さんが、、、、?』




そう話す私に対してヨワもケイも目を伏せたまま、視線を合わせない。






『わ、、、私は、母さんと父さんに、、、捨てられた?』


『違う。正確には売られた。スレイブユアセルフで死んだら、モンスター?か奴隷にでもなるのかな?ヨワ。』



『・・・・そう。正確には奴隷労働をさせられてね。仕事しない奴隷はプレイヤーからはモンスターとして認識されるようにプログラム側が書き換えられる。だから、、、』



『あたしらは気がつかないまま人殺しをさせられていたわけか。』


『は、、は、、、は』



呼吸がうまくできない。

苦しい。





『あたしらがゲームを放棄しても、、地下世界の人間から拘束されて奴隷になる。感じ?』







思い出す。


♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

スマホの通知を見る。








『スレイブユアセルフからのお知らせ。あなたは最終ログインから2日が経過しています。24時間以内にログインが確認されない場合、強制執行を行います。これは警告です。』

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎


これに従わなければ。

私がヨミみたいに。




『うえっ、うえええっ!!』


『大丈夫?違ちゃ、、、』


『触んな。詐欺師が。』


『・・・・違ち、、、』


『人殺し。人殺し。人殺し!!!どっか行けよ!人殺し!!』


『違・・・・。』


『そ、、そうだよね、、、私、、違ちゃんの事、、、騙してたんだもんね、、』


『気安くしゃべるな!お前も、、、お前も!!』


『違、、もう、、ヨワだって、どれ、、、』

















『お前もヨミみたいに死んじゃえばいいんだ!』

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