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全部ウソ

『たがえ、、な、なんで、、わ、、わたし、、よ。た、、がえ・・・。』



『そんな、、そんなっ!!』

『と、トロールの皮膚が割れていく!』



トロールの皮膚が割れていく。

ケイのコメント。

私を斬った違の絶望にまみれた表情。


そうか、私は彼女らにトロールとして映っていたか。




『違ちゃん!ダメ!』


ヨワは違の体を掴んでいた。

先に伝えておけよ。

お前には私はトロールじゃなくて、北川ヨミに見えたって。



『グハッ!』



口から熱いものがぶちまけられる。

『あ・・・・血だ、、、』



そう医師だったからわかる。

これはホンモノだ。




『ヨミ!いやああっ!!』


違が駆け寄る。


『た、、がえ。』


『痛い?ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。』


『はは、、やっと私だって気づいたから。』


『すぐに薬草をつけてあげる!』



『わ、たし、はダメだ、、、』


『大丈夫!最悪治癒でもなんでもして、、また一緒に冒険する!』


『はは、たかが、ゲーム内なのに、、優しいな。いや、知って、、るのか、、な?』


『な、な何を?』



違を見る。


『ああ知らなかったかな、、、ふふ、、た、がえ、、、』




『ヨミ!ダメよ!』


ヨワが駆け寄る。











『こ、こは、、げ、んじつだ。』

『は・・・?』


『私らは、げんじ、、つで、、ころしあい、、ゲームは、、ただアンド、、ロイドをえ、えんかく、、そうさして、、、リアルの人殺し。』



『え?え?』


違の顔が絶望に染まる。




『しょ、しょせん、、あ、あたしらは、、ただのゲーマーでなく、、、ニートでもなく、、、ただのど、奴隷。こ、の地下世界の、、ど、どれい、、』



『嘘っ!嘘よ!!』


『あ、アンタも、、おやに、、捨てられ、て、、じぶん、じしんが奴隷に、、なった。』





本当に最悪だ。





『ヨミさん!僕のことは遊びだったんですね!』


『拓人さんは私のものよ!この泥棒猫!』


『ヨミ。お前をこの病院には置いておけない。色恋で風紀を見出すような奴は!出てけ!』





病院から追い出され、ゲームに逃げた。

親は厄介払いの為に私を地下世界に送り込んだ。

多額の手数料をもらって。


この世界に来てからはメスが武器になった。

人を治すのでなく殺す為の道具。






『お前は裏切られた。免罪符は貴様に必要ないとな!』





そう。だから、せめて最後は復讐するの。

違、少しの間でも楽しかったよ。

あなたのこと、好きだった。

でも、もう。






『あ、あなたも、、わ、わたしも、、人殺し、、、だね、、、』





そこで私の視界は黒に染まった。

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