表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/96

また、私は良くない

『なあ、違。鎧とか剣重くて辛かったんなら教えて欲しかったよ。』


『べ、別に問題なかったわよ!』


『じゃあ、私やヨミが助けなかったらどうなっていた?』


『うるさい!』



『あわあわ、、、』





ヨワの家への帰り道だ。

体を休める為に、森の中で野営を作った。



夜、焚き火を囲みながらそんな話になった。





『違、私らはパーティなんだ。一連托生なんだ。困っていたら教えてほしいだけなんだよ?』


『だから、なんも困ってないって!私は強い!何か問題ある?』



『ヨワが用意した支援ユニットなかったらどうなっていた?死んでたぞ?』


『はあ?たかだか、スレイブに落とされるだけでしょ?脱獄ミッション発注して、金積めばなんとかなるじゃない!』


『そういう事じゃない。みんなで一緒に帰って、闇ギルドに行くんじゃないのか?脱獄ミッション発注して、出費増やしたら本末転倒だろう?』


『だから!強かったから!なんとかなったじゃない?剣戟だって防いでさ!』



『ケイも違もやめてよ!みんな無事だったんだから!』


『ヨミ。お前も思ったろ?違が死んじゃうんじゃないかと。』


『・・・っ。』





ヨミを見る。

右手で左の腕をキリッと掴み、唇を噛んでいる。







『ヨミ・・・?アンタも私が弱い・・って思ったの?』


『ち、違う!私は、、違に死んで欲しくなくて、、、』


『じゃあ、何でさっきから黙ってんのよ!違は強いって!強いから、パーティ組んだって!』


『違は魅力的な冒険者よ、、だから、』


『魅力的って何?私に少し抱かれたからでしょ?結局はアンタは欲に忠実なだけじゃない!!』






ヨミは顔を伏せている。

事実、ヨミの弱点を突いて堕としただけだ。

ヨミもただそれだけで、私をそういう対象として

依存しているだけ。

まじクソだ。




『・・・ヨミ。論点がズレてるから相手にしなくていい。いい?違、パーティを組んでる以上そのあたりはしっかりコミュニケーションしたいの。』



『・・・・うるさい。』



『え?』



『別にね!私は、パーティ組みたくて組んでるんじゃないの!闇ギルドに行くのに3人パーティ必要で、やってるだけ!だから、そんな助けてもらおうなんて、、、』



私はそこまで言って気づいた。

自分が話していることは、、せっかく組んでくれているメンバーの気持ちを、、、、






『こんなパーティね!ミッションが終わったら終わりよ!そうビジネスパーティだからっ!!』




初めてパーティを組んでみて、

たのしかったはずなのに。




私は、、、、




ヨミは青ざめている。

ケイはこちらを冷めたような目で見ていた。




『・・・・わかった。じゃあ、さっさとミッション終わらせようか。私らも、闇ギルド行かないと金、、ヤバいからね。』






その日以降、ケイもヨミも目を合わせることはなくなってしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ