7章までのあらすじ
7章の更新再開に備えてあらすじと人物紹介を置いておきます。
日本の会社員であった主人公は死に通じる仮神に殺され、剣と魔法の世界にて新しくセイジェンド(通称セージ)として生まれ変わった。
仮神ことデス子(セージ命名)はセージに街で一番の魔力持ちに成長してねと言い、そのために魔力感知(が出来る)加護を与えた。
デス子の加護はその仮神である自らの体の一部である瞳をくり抜き、幾重もの封印でもってセージに宿すというものだった。
封印はセージの成長に従って少しずつ緩み、その力を解放してセージのものとさせるよう細工がされており、封じられた瞳は自らの開放を願って運命に影響を及ぼし、セージに多くの試練を運んでくる。
セージは生まれて一ヶ月もしないうちに実父と死別し、経済的に困窮した母親から孤児院(と勘違いされた家)の門前に捨てられ、セイジェンド・ブレイドホームとなった。
そして拾われたものの、そのブレイドホーム家は貧乏だった。
セージは幼いながらも四苦八苦してアルバイトに精を出し、なんとか食べるのに困らない程度の生活を送っていたが末弟の死をきっかけに簡単に稼げる命がけの仕事に足を踏み出す。
幸い、セージには仮神の瞳が封じられており、擬似的な神性、不死の力を持っていたので死んでも何とかなった(この時点では本人は未自覚)。
そんなこんなで一般家庭並みに生活水準を上げ、エンゲル係数を引き下げることに成功したセージだったが、養父であり師であるジオレイン・ベールガーが偉大な功績をなした英雄であったため、金銭的な不自由がなくなった(ただしセージはジオに感謝などしない)。
ただ二番目の兄であるカイン・ブレイドホームとのとある事件を経て、少なくとも兄弟子供たちが立派な大人になるまでは、命がけの仕事はやめずに立派な職人(※戦士)として胸を張って仕事をしようと決意する。
英雄ジオレインはしかし同時に魔人と呼ばれる無頼漢であったため、過去には多くの揉め事を起こしてきた。
そのため彼に隔意を持つ警邏騎士(軍人兼警察のようなもの)の名家マージネル家に目をつけられ、セイジェンドは最年少の皇剣ケイ・マージネルとは剣を交わすまでに至った。
その戦いの中でセージは自身に眠るデス子の力に気付き、大きく成長をする。
戦いは突如現れた竜によって中断され、その竜はジオレインと最強の皇剣ラウド・スナイクの手によって狩られる。
その後は交換留学などを経てマージネル家とも和解し、守護都市三大名家と面識を得る。
守護都市の名家には今は廃れた名家が有り、そこにはセージの義兄アベルとカインも在籍していた。
その名家、ジェイダス家はジオの師であるアシュレイ・ブレイドホームが用心棒をしていた家でもあり、なじみの深い家だった。
そのジェイダス家は十年前から幾度となく悪漢に襲われ壊滅的な被害を受けており、アベルとカインの実の家族もその際に殺されている。
その殺害犯であるフレイムリッパーは、アベルの恋人であり、守護都市の腐敗した官僚機構を是正するシエスタ・トートを狙って再び姿を現した。
シエスタは心臓を貫かれるものの、セージとの契約で一命を取り留め、その後アベルと正式に婚約を交わした。
フレイムリッパーの正体はブレイドホーム家に関わるものであり、国主精霊に仕え、主に暗殺を請け負う身分であった。
フレイムリッパーはセージにその命を狙われながら、宿願であったジオの呪いを解き、その身をモンスターへと変貌させた。
最後はジオの手で黄泉路へと送られ、セージたちに莫大な借金を残した。
四年に一度の精霊感謝祭。
その中でもひときわ大きな催し物の皇剣武闘祭にて、セージとジオは対決することになる。
セージは封印を解き、死の力を使ってでも勝利しようとした。
だがその結果訪れるジオの死を察知し、その刃を散らせることでジオの殺害を免れる。
手加減をされたと感じたジオはセージを殴り飛ばし、優勝を果たす。
ジオは皇剣となり、セージはその身に宿る死の力から周囲に畏れらることとなった。
※※※※※※
IF補足
二章以降のIFはデス子の介入のない(セイジェンドの魂が転生体でない)世界の運命となっています。(一章のIFは失敗して消えた運命です)。
以下は、変化した運命を一部抜粋しています。
・セイジェンドの魂が日本人であった前世の記憶を持つサイコパス
・ダストがブレイドホーム家に拾われ延命、その後病死する
・カイン生存
・ケイ生存
・アベル生存
・マギー生存
・ジオ生存
・クライス生存
・アール生存
・マリア生存
・マージネル家零落回避
・ブレイドホーム家焼失回避
・ジェイダス家零落
・デイト死亡
・竜早期襲撃
・アルドレ死亡
・グローリア死亡
・ラキュリア死亡
・アルバート皇剣就任回避
・サニア死亡回避
※※※※※※
ここからは設定ネタ混じりの人物紹介になります。苦手な人は気をつけてください。
年齢に関しては7章開始時のものとなります。
セイジェンド・ブレイドホーム。
愛称セージ。11歳。
本編の進行役で、元日本人。サイコパスな一面を持つ偽善者。
心臓にデス子の瞳が封じられており、神の如き多くの権能を持ち、成長を促す試練に見舞われる不運吸引体質。
借金は未だ日本円換算で100億円オーバーあり、身長は157cmになった。
デス子
本名年齢共に不詳。死を連想させる喪服として、常に黒いドレスを着ている。
世界の運命を守る現世神と呼ばれる存在で、死と契約した元人間で、今は死に通じる仮神。
出番はそんなに無い。
ジオレイン・ベルーガー
愛称ジオ。あるいは親父。推定年齢45歳。
竜殺しを果たした英雄であり、戦闘と借金が得意な一家のまるでダメな大黒柱のオヤジ。
絶望の神子であり周囲に絶望をまき散らす不運発生体質。
呪いが解け、精霊エルアリアと契約を果たし守護都市の新たなる皇剣となった。
ifジオ
享年推定44歳。
神を殺す剣として作られていたが、制御不能の危険物と判断され処分される。
デス子の介入とセージの行動によって消失した致死の運命。
アベル・ブレイドホーム
愛称アベル。あるいは兄さん。18歳。
仇敵フレイムリッパーとの対峙を経て、名家の立ち上げを決意した青年。一回り歳の離れたショタコンと婚約中。
政庁都市の名門大学に飛び級で入学し、現在は鋭意学業に励んでいる。
学校では婚約者の努力の甲斐もなく多くの女性に言い寄られており、女性のあしらい方も学ぶ羽目になっている。
ifアベル
享年15歳。
家を焼失し、家族とも離ればなれになってホームレスとして生活していたところ、偶然にもフレイムリッパーを発見、殺意を抱いてつけ回すも、返り討ちに遭う。
デス子の介入とセージの行動によって消失した致死の運命。
マーガレット・ブレイドホーム。
愛称マギー。あるいは姉さん。17歳。
魔力量は多いものの運動が苦手な少女。
アベルと共に政庁都市に留学している。
通っているのはお嬢様学校で生徒会所属。
先輩から可愛がられたり後輩からキャーキャー言われたりされながら楽しい学校ライフを送りつつも、相変わらず将来への漠然とした不安を抱いている。
ifマギー
享年15歳。
家族と離れ離れになり、幼い妹を養うために身を売って生活をしていた。
デイトが心の支えであったが、彼女を邪魔だと思うホルストの手によって惨殺される。
デス子の介入とセージの行動によって消失した致死の運命。
カイン・ブレイドホーム
愛称カイン。あるいは次兄さん。15歳。
皇剣武闘祭新人戦にて優勝を果たし、次世代のホープとして注目されている。
恋敵のアルとよく喧嘩しているが、ふつうに負けている。
ifカイン
享年10歳。
実父に憧れるあまり軽い気持ちでカツアゲなどを繰り返したところ、捕縛依頼を受けたケイ・マージネルによって殺される。
デス子の介入とセージの行動によって消失した致死の運命。
セルビアンネ・ブレイドホーム
愛称セルビア。あるいは妹。11歳。
生まれたときから一緒に過ごしているセージが大好き。
大好きすぎてちょっと病んでしまうこともある。
身長は160cmになったが、159cmと自己申告している。
皇剣武闘祭新人戦で四位入賞を果たし、騎士として勉学に励みつつ、カイン達とパーティーを組んで実戦経験も積みはじめた。
ダスト・ブレイドホーム
愛称ダスト。あるいは弟。故人。享年4歳。
実母を早くに亡くし、実父は男手一つでダストを育てようとしたが、ギルドの仕事や育児疲れなどから次第にダストへ暴力を振るうようになった。dustはそんな実父がたびたび吐いた暴言であり、彼の本名ではないが、両親が彼につけた名前は知られることはなかった。
実父がギルドの仕事で命を落とした後、家を出るなと厳命されていたダストはそのままアパートで飢え死にするはずだったが、セージに金銭と精神の面から負荷を与えようとする試練の導きによって街を彷徨うこととなり、行き倒れてブレイドホームの姓を得る。
その後は人道的な扱いを受けて幸福な時間を過ごすが、もっと家族と楽しい時間を過ごしたいと思い、もっともっと家族と一緒に幸せな時間を過ごしたいと願いながら、死にたくないと苦しみながら、その短い生涯を閉じた。
シエスタ・トート
愛称シエスタ。無駄な抵抗を始めた29歳と12ヵ月オーバー。
セージに信仰心を持っている遠距離恋愛中のエリートさん。
セージのファンクラブを利用してその信仰心を拡散中。
アリンシェス
愛称アリス。エロフとか安エルフと呼んではいけない。
エルフの受付嬢でセージやカイン達に仕事を斡旋している。
セージの戦果が高い事もあって最近は給料が上がったが、おおむねそれはファンクラブの活動に費やしている。
推しが武道館(のようなもの)に行けば満足な人だが、セージが武道館(のようなもの)を目指していないことは頭の中に無い。
アレイジェス
愛称アーレイ。
この国に派遣されているエルフの代表者で、肩書きは族長代行。アリスの実兄。あんまり出番はない。
ケイ・マージネル
商業都市の皇剣でセージの自称姉貴分。
先祖帰りを果たした絶望の神子で、その素養はジオよりも高い。
喧嘩が得意なバトルジャンキーさんで、恋愛事が苦手な乙女ちゃん。
ifケイ
犯罪者であるカインを殺したことで、報復としてジオに殺された。
デス子の介入とセージの行動によって消失した致死の運命。
マリア・オペレア
時の流れを受け入れた31歳。
精霊様に粉をかけられて、密偵のようなことを始めている。
はたから見ると公儀隠密なのだが、給金を貰っていないため本人にその自覚は無い。あくまで善意と愛国心からの奉仕者。
ジオとより親密な関係になりたかったが、もういいかあと思い始めている。
ラウド・スナイク
この国における公式最強さんだが、ジオが皇剣になったことでその立場が若干揺らぎつつある。いつかわからせてやろうと思っている。
ジオとは腐れ縁のライバル関係で、断じてホモではない。
スノウ・スナイク
名家の当主で、耳が早く部下からも慕われ、ついでに浪費家の兄の面倒も見れる内政チートさん。
アベルとシエスタに精霊様が神になることを望み、国の全てを生贄に捧げようとしていると教えた。
クラーラ・シャルマー
名家シャルマー家の当主。
母親を裏切りで謀殺され、それをつい最近になって知った。
一時的な代役という約束で名家当主になったため、子供が出来ないように処置がなされている。
カナン・カルム
元守護都市〈ガーディン〉の皇剣で、故人。
シャルマー家の生きる伝説だったが、長く生きた分だけ汚いものも多く見ており、時にはその手を汚すこともあった。
クラーラから母親を奪い苦しい道を歩ませながら、そのそばで良い老人であり続けた。
アルバート・セル
皇剣武闘祭で三位入賞を果たしたシャルマー家の若手エース。
セージに並々ならぬ思い入れがあるが、そのせいでショタコンのホモと好きな女の子に誤解されている。
ホルスト
変態紳士(変態でなければ有能な紳士の略)。
クラーラが頼りにする優秀な官僚だが、変態である。
ミルク・タイガ
商業都市で名家の傍流に生まれ、利発なところと整った外見から本家の脂ぎったおっさんとの縁談が持ち上がり、守護都市に逃げてきた。
一時期はギルドにも登録していたがすぐに身をやつして娼婦となり、そこから這い上がったもののジェイダス家に囲われ、さらに紆余曲折あって出奔して商会を立ち上げた。
シエスタの後ろ盾であり、アベルの協力者。名家の悪政には思う所がある。
尚、タイガ姓は守護都市に来てから名乗っているもので、本来の姓ではない。
アール・マージネル
ケイの実母であり故人であるカレンの兄で、ケイの養父。
色々と思う所があってジオに喧嘩を売り、セージがとばっちりを受け、気持ちよく負けて、旅に出た。
学園都市で教員資格を取得し、現在はブレイドホーム家で子供の教育や道場の指導を補佐しつつ、学校の新設に向けて準備をしている。
ルヴィア・エルシール
今生におけるセイジェンドの実母。絶世の美女で、27歳。
一度はジオを信じてセージを託したが、ジオがあんまりにもマダオなので立ち上がることにした。
つまるところ今回の章主人公さんで、セージと同種のマインドセット〈無我の境地〉を持っている。
保有魔力は一般女性並みで、肉体は引きこもり級。
ダイアン・エルシール
ルヴィアの父でセージの祖父で、名家エルシール家の当主。
豪商であり金のためなら人の命も尊厳も簡単に踏みにじる強欲な人物と噂されている。
セージが実の孫だと気づき、ルヴィアを焚きつける。
デイト・ブレイドホーム
アシュレイが拾った多くの子供のひとりで、のちに拾われたジオを兄として慕う。
戦技を極め、セージとは別種のマインドセット〈明鏡止水〉を使いこなし、特に一対一の戦闘では無類の強さを誇る。
ジオの呪いを解くため精霊直属の皇剣サニアと契約し、人々の絶望を集めるためにその手を汚した。
ジオの呪いを解いたのち、彼の手でその苛烈な生涯を閉じる。
かつての守護都市において、強さという点においては最強の双璧に一歩譲るとされたものの、敵に回した時の恐ろしさと友としたときの頼もしさでは、並ぶ者がいないとされた。
ifデイト
ジオに末娘アンネリーゼ(本編のセルビアンネ)を託され、隠れ住みつつ精霊殺しを狙っている。
心臓を奪われた際に魂が欠けたため、魔力総量は中級上位まで落ち込み、記憶の一部も欠落している。
ただその経験から闘魔術〈明鏡止水狂い咲き〉を会得。
魂を燃やすことで全盛期の能力を発揮できるが、発動時間に応じて寿命と記憶が失われる。
精霊エルアリア
セージたちの住む国の国主。名前を呼ぶことは原則禁止されており、一般的には精霊様と呼ばれている。
帝国の現世神に対抗するため、神の力を欲している。
スノウ曰く、アホの子。
至宝の君サニア・A・スナイク
美少女コンテストこと絢爛祭で優勝し、その後精霊に仕えることとなった、最高位の皇剣。
精霊と同じく名前を呼ぶことが禁止されているので、至宝の君、皇剣の中の皇剣、性格ブスなどと呼ばれている。
白髪金眼のアルビノで、人形のように整った容姿をしている。
エルアリアの憑依体で、スノウの嫁。
ifサニア
自らの手でジオを殺し、デイトとの契約を反故にした反動で死亡。
デス子の介入とセージの行動によって消失した致死の運命。
アルドレ
帝国の騎士で魔族で竜騎士で、故人。
竜がセージを助けるために早出したため、戦う予定が狂った人。
共感能力者で魔物と友達になれる。
アシュレイ殺しの犯人であり、デイトに処された。
ifアルドレ
精霊エルアリアに心臓をくりぬかれたデイトを救い、共に精霊殺しを志す仲間となった。
なおデイトの父アシュレイを殺したことはまだお互いに知らない。
グローリア
14歳のワイバーンでアルドレの元相棒の子供で現相棒で、故人。
空の覇者と呼ばれるワイバーンだが、洞窟暮らしだったせいで空を飛んだ経験がほとんどない。
それなのに初陣で天使と殺人鬼にエンカウントしてしまった可哀そうな子。
ifグローリア
アルドレと共にデイトに協力している。
デイトのことは強くて守ってくれるので好き。
ラキュリア
帝国の騎士で魔族で自称吸血鬼で、故人。
幻術のエキスパートで魔物や敵を洗脳して操ったりもする。
アルドレのストーカーで、おっぱいが大きい。
そのせいではないがケイに処された。
ifラキュリア
人間を見下しておりデイトにもたびたび辛辣な罵倒をしていたが、手酷く性的な返り討ちに合ってからはデイトのストーカーにクラスチェンジした。
アシュレイ・ブレイドホーム
29年前に亡くなった故人。
本名レイン・ブレイザイル。
守護都市に上がってからは家名のないただのアシュレイと名乗ってギルドの戦士として働いた。
アシュレイは誰にも心を許さずたった一人で魔物を狩り続け、周囲からはすぐに死ぬ馬鹿だと思われ彼が望んだとおりに孤立した。
だが死が訪れる前に転機が訪れる。
路上で娼婦を痛めつけていた男を殴り飛ばしたことで喧嘩が始まる。
当時はまだ守護都市には喧嘩で武器を使わないという慣習は無く、実力が拮抗していたこともありアシュレイは男を殺すことになった。
戦士殺しのアシュレイは指名手配をされ、マージネル家の嫡男エースに追い詰められるも逆襲し、その首をとる直前でカナンに取り押さえられた。
カナンは世界の全てを憎むようなアシュレイの眼差しに感じ入るところがあり、殺し合いの発端となった原因を聞き出してジェイダス家に預けた。
ジェイダス家では女性の扱いが原因で何度となく周りと衝突するが、ジェイダス家はそんなアシュレイに指導役を付けて大事に育てた。
当初は反発を繰り返していたアシュレイだが、ジェイダス家には似たような境遇の戦士も多く、またジェイダス家が行き場のない女性を守っていたことを実感して、少しづつ彼らに心を開いていった。
その後、ジェイダス家でいっぱしの戦士として認められた際に当主の娘(後のアンネロッテの母親)に童貞を奪われ、女体は素晴らしいという天啓を得た。




