↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サフラン色の栄光【おまけ】  作者: 天月 兎
ある日の████
PR
42/58

ある日の████ 4

サフラン色の栄光のおまけ集、その3。

ある日の████です。

これは魔族側のおまけ回です。

魔族はただ、悪の側にいただけなのか?

その答えがわかるかもしれません。

夢を見た。

遠い昔の夢だ。

誰も彼もがいなくなった真っ赤な街に、見知らぬ女がやってきた。

家の扉が叩かれて、何だろうと思って表に出るの。

「だれ?」

「私を知らないときたか、驚いた」

女は本当に驚いた顔をしていた。

そして私に問うてくる。

「暫く連絡が途絶えたから来てみればこの有様、一体何があった?」

私は首を傾げた。だってわからない。

何があったのか聞かれても、今何が起こっているのかわからない。

「みんな消えちゃった…?急にいなくなったの」

女はふむ、と考え込んだあと、何故か不敵な笑みを浮かべた。そしてなんの脈絡もない話をしてくる。

「私は魔女というものの概念が反吐が出るほど大嫌いだ」

確かに、私は周りから魔女と呼ばれてはいたが、見知らぬ女に嫌われるようなことをしただろうか。

怪訝そうな顔をすると、女は言った。

「別にお前が嫌いなんじゃないぞ?ただ、魔女への認識を変えたいと思っているだけさ」

女は私に手を差し伸べた。

「お前、私の元に来ないか?」

私は少し考えてその手を取った。

まあ、そろそろ食べ物なくなるしいっか。

って軽い考えで。


後から知ったけどこの人、魔王だったんだっけ。

昔から何考えてるか分からない人だったけれど、どうして私を連れて行こうとしたのかしらね。

今度聞いてみましょうか。

それにしても最近、昔の夢ばかり見るわね。

ミュイールの過去の続きです。

一瞬にして死の街へと変貌させてしまったミュイールですが、本人にはその自覚が皆無です。

よって魔王イレディアが視察に来ても、何も答えられなかったんですね。

でもイレディアは鋭かった。

というか、気が付かない方がおかしいんですよね。

人っ子一人居なくなった街に、当たり前のように暮らしてる少女が無関係なわけがない。

何があったかはさておき、イレディアはミュイールの容姿から魔女であることに気が付きます。

本人も言ってますが、魔界における魔女という存在についての認識を変えたいわけです。

魔界は力こそ正義という認識がかなり強いので、多分恐らくきっととんでもない力を秘めた目の前の少女は、自分の目的に必要不可欠であると考え、保護することに決めた。

これがミュイールとイレディアの出会いとなります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。