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お嬢様は魔法使い(2)

作者の自己満回かも。笑

デレが好物なので( ´∀`)

そこから数日が経ち、私は驚異的なスピードで魔法を習得していく。

体育や美術はずーっと5だったからね!

(同じ括りでいいのかは謎だけど)

あっという間に自由自在に魔法をコントロールできるようになった。

自分でも驚いたけど「時の客人」ってやっぱすごいのかも?


悔しそうな顔のゼファールを横目で眺めるこの優越感!!!

おーほほほほほほほ!この勝負私の勝ちよーーー!!

(わたし悪役令嬢にでもなろうかな?この高笑い気持ちがいいわ)








「チェンザ!!」

わあああああ、なにこれすごい

お洋服が変わった~~!!


「チェンザ!!」

じゃ~ん!メイドさ~ん!


「チェンザ!」

獣人~!!猫耳〜⭐︎


なにこれ!とても便利でいい魔法!!

今は変身魔法を習得すべく練習中。


そして今日はクリスも見学に来ています。

ゼファールって王室お抱えの魔法使いなんだって。


ここ数日指導を受けて優秀なのは認めるけど、なんせ人柄がねええええ。



「ねえクリス見てみて!しっぽまで生えたよ!」

「あ、ああ」

「・・・・どうしたの?反応薄くない??

エリックみて☆猫耳!猫耳!!」

「そ、そうですね。 ねえさま・・・・」

「・・・・・エリックまでどうしちゃったの?」



「はああああああ、やだやだ。殿下も坊やも趣味が悪い!!こんな鈍感、お転婆娘の何がいいんだか…」


「は?なんの話をしてるの??

ねえ、それよりゼファール様。これって服とか見た目を変えることしかできないの?

大人に変身できたりはしない?」

「それは無理ね。自分の生きた年齢以上の容姿には変えられないわ。幼くすることはできるけどね。」

「幼く・・・・。じゃあ、エリックの妹になることもできるってことね!

おお!それは面白いかも!やってみましょう!!

チェンザ!!」



私は今より2つほど幼い4歳をイメージして変化した。



「「---か、かわいい!!!」」

「うふ☆ありがとう!

わたし一人っ子だったから、兄弟に憧れてたっていったでしょ?実はお兄ちゃんも欲しかったんだよね~。

ねえねえ、妹ごっこやってみてもいい?いい??」

「え、ねえさまが僕の妹に?」

「そう!……コホン。エリックお兄しゃま遊んでくださいませ~~☆」


そう言ってエリックの服の裾を掴む。もちろんうるうるお目目の幼女モードだ。



エリックがよろけて、ブツブツと喋りだす。

「うっ、姉さまもいいけど、妹もいい!!!

なんで僕はもっと早く生まれてこれなかったんだ…!

いや、でも姉さまは姉さまだからいい気もするし。妹だったら甘やかしたい気もする。。

一体ぼくはどっちを選んだらいいんだ!?」

ブツブツ・・・ブツブツ・・


あれ?

なんか変なスイッチ入っちゃったな。エリック。

じゃあ、こっちに。


「クリスおにぃしゃまも一緒に遊んでくだしゃいましゅか?」

と、同じく服の裾を掴む。


「母上、なぜ私をあと1年早く産んでくださらなかったのだ…!なぜわたしは今6歳なのだ、なぜ7歳ではないんだ!!くっ!!!」

うん、こっちも変なスイッチ入ったな。




あれ?待てよ。よく考えたら、さっきゼファールは生きた年数って言ってたな。

この世界では6歳だけど、わたしはあっちの世界では16歳。



私はあっちの世界の自分をしっかりイメージして力強く唱える。

「チェンザー!!!!!」



すると、数ヶ月前まで毎日見ていた私の姿が蘇る!

わあああああああああ!!!!!

まさかこんな事ができるなんて!!


呆然とするクリスとエリック。

「ア、アリサ…?君はなぜこんな事が??」

「あ、そっか、クリスは知らなかったよね!

私あっちの世界では16年生きてるんだ。

これはわたしがあっちの世界で過ごしていた姿で、未来の私。

と、でもいうべきかな?

私が16歳になったらこうなるんだよ!」



「君があと10年経ったら・・・・・」

そんな会話をしていると、ノック音と共に父様が現れた。


「ソ、ソフィ!!?!?

あ……いや。ちがうな…アリサ、君なのか?」

「そうです父様!魔法を使って、あっちの世界の姿になってみました!」

「ああ、君は本当にソフィにそっくりなんだな。本当に懐かしいよ。

わたしが最後に見たソフィの姿と瓜二つだ……」

本当に懐かしそうに、そして少しさみしそうに父様は言った。

ああ、これはまずった。

わたしの姿は父様に悲しい記憶を思い出させてしまうのかもしれない。

あれ?でもよく考えたら10年後にはこの姿を毎日父様に見せることになってしまう。

それは父様にとってよくない・・こと?

わたしの心は枯れた花のように一気に萎れた。


「あの……父様。わたしは10年後、間違いなくこの姿になります。父様は……それでも平気なんでしょうか?」

わたしは確かめた。

父様が好きだからこそ、自分のせいで毎日父様が苦しむことになるのではないかと思ったら、すごく怖くなった。それは嫌だ。絶対に。



でも父様はそんな事言わなかった。

「アリサ、君は君だ。わたしは今でもやはりソフィを愛している。でも君の事も愛しているんだ。だから君までわたしの元からいなくならないでおくれ?」

そういって父様は抱きしめてくれた。




!!!!!!

ああ、やっぱりわたしは父様が大好きだわ!

「父様ありがとうございます!わたしはやっぱり父様が大好きです!!」

私は父様に抱きつき、そして頬にキスをした。


父様は顔を綻ばせ、共に幸せな気持ちに浸った。


「ごほんッ!!ロ、ローズベルト公爵殿。アリサはもう元の姿に戻ったほうが良いのではないか?」

クリスが変な咳をしながら言った。


「そうです、父様。姉さまはまだまだ魔法の練習をしなくてはいけませんから!」


「ほほう、男の嫉妬は女性に煙たがられるぞ?もう少し寛大な心を身につけたほうがいいのではないかな?」

父様はニヤニヤしながら彼らに耳打ちした。


次回は本題に突入します!

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