お嬢様は魔法使い(1)
コロナのせいで忙しくなり、投稿期間があいてしまいました。
サクサク行けるようにがんばります!
ちなみに重大なミスに気が付きました。
「公爵」にしていたつもりが途中から「伯爵」に変わっていたようで。゜(゜^∀︎^゜)゜。
公爵じゃないと話の都合がつかなくなる場面が出てきますので、訂正させていただきます!
私が思っていたのと・・・何かちがう。
そう思いながら私は目の前の人物を凝視していた。
「どっも~~~ん☆(どーもー)
わたしが今日から魔法の家庭教師を務めるゼファールで~す☆
よーろーしーくー☆」
……えーっと…普段「どんだけー」って使ってます?
やせ型長身、緑の長髪に薄茶色の瞳、女性が好みそうなやわ系イケメン…。
の彼は、テンションの高いおねえだった。
「ど、どうも!こんにちは!今日からよろしくお願い致します!」
なんとか挨拶した私だが、エリックは隣で石のように固まっていた。
「あら~!かわいい坊やが固まってるみたいだけど。
気にしな~~~い☆
美少年さいこ~~!」
あ、うん。やっぱ間違いなく中身はあの方だわ。
「あの!!私、魔力はあるらしいのですが、まだ使った事がないんです。申し訳ないのですが、基礎から教えて頂けないでしょうか?」
「うん!いや☆」
「は?!」
光の速さでお断りされて、私は思わず目を見開いた。
「わたし、どーせだったらあなたじゃなくて、こっちの坊やに教えてあげたいの。純心純朴な男の子を自分色に染め上げるって夢のようだわぁ♪♪」
そうキャアキャア言ってゼファールはエリックに抱きつく。
エリックは抜け出そうとするが、さすがは男。ビクともしない。
はぁぁぁぁ!?
この人はわたしの家庭教師としてきたんじゃないのか?!
しかも私のかわいいエリックにベタベタと!!!!!
ああぁ、もみくちゃにされちゃってるじゃない!?
ブラコン姉さんは許さないわよ!!
「ちょっと!ゼファール様!!あなた私の家庭教師として雇われてるんだから、ちゃんと教えてくださらないと困ります!
しかも私のかわいいエリックにベタベタするのはやめてください!!」
エリックを奪い取り、キッっと睨みつける。
「ふ~ん、あんたかわいい顔して中身は野蛮人ね。
そんなんじゃ嫁の貰い手なくなるわよ?」
や、野蛮!?
「ふ、ふん!!いいんです。わたし生涯独身を貫く予定ですので!」
「あんたいくつよ?今からそんな事言ってほんと可愛げないわねぇ。どーせ年頃になったらそこのかわいい坊やも可愛い恋人を作っちゃって、あんたは一人ぼっちになるのよ!あー、さみしい!あー、かわいそうな老後!!」
ニヤニヤしながら見下してみせるのがまたむかつく!!!
「ね、ねえ様はかわいいです…」
エリックが口を挟さむ。
「まあああ☆わたしのかわいいエリック!なんて優しいのかしら!
ほらわたしのかわいい弟がこう言ってるんだから!
そしてわたしの将来の事なんて今はどーでもいいのよ!
今はとにかく魔法が使えるようになりたいのよ!」
「あんたね、あんたほどの魔法量があるとコントロールするのは大変なのよ。
そんなにすぐにできるわけないじゃない?
あ、あんたきっと。バカね?」
ゼファールは手をポンと叩いて言った。
きぃぃぃぃぃぃぃ、今度はバカですって??!
頭にくるうううう!!!
でも今はこいつにどーしても魔法を教えてもわなくちゃいけない。ロビンの為にも絶対に。
悔しいけど、頭を下げるしかない!!
私はゼファールに懇願した。
「それでもやらなきゃいけないのよ!
ねぇ、ゼファール様、お願いよ!
時間がかかるなら、それこそ今すぐに教えてよ。
絶対に習得してみせるから!!」
ゼファールは品定めするような目で私を見ていた。
目も口も笑っていない。
しばらくしてゼファールは口を開いた。
「わたしね、弟子はとらない主義なの。
陛下の勅命だったし?ローゼンベルク家だって言うから来てみたけど。まぁ、いいわ。今回だけよ。
泣き言言ったらすぐにでもこの話はなかった事にしてもらうからね!全然気が乗らないけど、この図太そうな令嬢をいたぶって遊ぶのも悪くなさそうだから、少しだけ遊んであげるわ!」
勝ち誇ったような顔が何とも憎らしい!!!
今日からこいつがわたしの師匠になるのか!
ぐああああああああああ!!!
ストレス~~~!!!
しかし今はそんなこと言っていられない。
ロビンの為、巻き込まれた人の為、この国の為、わたしはやらなきゃいけないのよ!!!
そして私は心の中で叫んだ。
絶対すぐに使いこなしてやるから首洗ってまっとけよゼファールうううううううううううう(呪)
くだらない話もチラホラ。




