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お友達になりましょう!(7)

お友達~はこれでおしまい!

わたしの推理はこうだ。



この事件には自国の貴族が多く絡んでいる。

そしてこれは貴族、役人、商会。

私利私欲にまみれた奴らのおかした恐ろしい事件であると…。



あの男がわたしを前に余計な情報をペラペラ喋ったのは、子供だから安心して口を滑らせたんじゃない。

あいつにとって後ろ盾となる権力者がいる安心感からだ。もしくは……わたしと似てる身分の貴族の多くがこの件に絡んでいる。(あいつの言った言葉にちょっと引っかかりも感じるんだけどね)


まぁ、どちらかだと思う。


そして馬車にメラリアという花が積んであったことで、ある程度 取引先の商社がわれた。


ヴィラドール王国と本国は貿易国であり、メラリアの花も輸入品の一つだという事だ。

本国では魔具の一部に使われるらしい。

獣人は魔法が使えないらしいから、あちらとしてはさほど重宝されていないものらしいけど。


そして、ロビンのお友達が同じ馬車にはいなかったという事は、頻繁にやり取りをしていると言うことになる。定期便で品物の輸入をしている可能性が高い。


本来なら、検疫を恐れてそう何回も行き来しないと思う所だが、そうでないとしたら…検疫を担当している役人すら買収されている可能性が高い。



そしてこの予想がもし全て当たっていたとしたら、非常に敵が多く、下手に調査なんかしようもんなら完全に目をつけられ監視対象とされてしまうと思う。


幸いなぜだかロビンがわが屋敷で匿われていることは外の人間には知られていなかった。

それだけ父様達が早く屋敷に連れ帰ってくれたってことよね。

あの場にいたのはエリックとジェラルドだから、ジェラルドの功績が大きいのかも!

あとで父様に報告しておこう!


彼にはあの一件で本当に迷惑をかけてしまったから、少しでも名誉挽回してあげたい……。




さて、まずは商社の絞込みからいきましょうか!

ある程度絞り込まれたとはいえ、完全に絞り込むにはやや情報が足りない。


規模がそこそこ大きくて…

メラリアを輸入していて…

北部、もしくはヴィラドール王国に定期便のルートを持っていて…

さらに貴族と取引が多い商社。


これだけ情報があれば詳しい人間なら更に絞り込みできそう。


でもこういう件に関しては誰に頼めばいいのかしら?

とりあえず父様に報告がてら確認してみましょう。






「父様、お帰りの所申し訳ないのですが、どうしても急ぎでお話したい件があるのです。

お時間を頂けませんか?」


「もちろん!アリサより大事な用事はわたしにはないよ☆」


父様、ステキっ♪

でもそれお外で言ってはダメです。

まあ、愛されているのはとてもありがたいし、イケメンなので嬉しい限りですが。




私は帰宅して早々の父様をつかえまえて、非常に重苦しい報告をした。

父様は眉間にシワを何本も作って、ため息をついた。


「思った以上に厄介な事になっているな。騎士団が散々調べても情報が出てこないのも頷ける。もし力のある貴族、多数の貴族が関わっていたとしたら、隠蔽も容いからな……」


やはり騎士団は空振りか。下手したら偽の報を掴まされることすらありそうだなと思う。

それくらい、相手はなかなか上手らしい。


「しかし父様、この商社が特定できれば、また新たな証拠を得られるかもしれません。我が家が取引している商社ではないと思うので、探るのは骨が折れる仕事かもしれませんが…」


もし我が家と取引のある商社であらば、少なからずこの話を匂わす事位はするだろう。


なんてったって我が家は由緒正しき伯爵家なのだから。

お金はたくさんある。





私の話を聞いた父様は一言……

「ジェラルド」

と、彼の名をよんだ。


すると、ヒュッっと音もなくジェラルドが現れる。


え?!?

今一体どこからきたの?

壁?壁の中?もしかして天井??

わたしが口をポカーーンとあけ驚いているとジェラルドが言った。


「お嬢様、お口を」


あ、はい。ごめんなさいね。

令嬢としてはしたなかったわ。

って!!そうじゃないでしょ!!!

あなた何者よ?!わたしの知る限り可能性はひとつね!!

彼はきっと忍者よ!


そんなわたしを無視するように二人は話を進める。


「ジェラルド、聞いていたと思うが(え?聞いてたの?)

この件の調査を頼めるか?迅速に。(ええ!執事ってそんな事もするの?)

少々危険が及ぶかもしれないから、それなりの準備をして出るように(それなりって何?)

金がかかるようなら小切手ではなく現金をつかえ、我が家との関わりは知られてはならない(かかったお金はわたしが事業で取り戻すわ!!)」


って、なんともツッコミ所満載な会話だったが、結果、ジェラルドが調べてくれるらしい。

ジェラルドに危険が及びませんように……



「父様、それとお願いもあるんです。」


「なんだい?アリサ」


「どうか私に魔法の家庭教師をつけて頂けないでしょうか?

いくらわたしに魔力があるとはいえ、扱えなくては意味がありません。

できれば、早々に始めたいのです。今後に備えて。」



そして後日、とんでもない魔法使いが派遣されてくることを私はまだ知らずにいた。




ここからはまだスポットの当っていないあの方のターンです。


コロナの影響で進みが遅くなりそうです…。

生活が振り回されております泣

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