第55話 決着vsドラゴン
僕が待っているとハコトリが四羽がかりで大砲を運んできた。
「ピッピッピッ!」
「ありがとう!」
僕は運ばれた大砲を抱えると飛んで帰るハコトリを手を振って見送った。
さて……僕は大砲を持って相手を睨みつけた。
「行くよ!」
僕は大砲を抱えて向かっていった。
「ぎゃおおお!」
ドラゴンは叫んでいる。
「やり方を教えるわね。まずは魔素が詰めてある弾が有ってそれを砲台に詰めるの」
「うん!」
「それから後ろに魔力爆発装置があるからそこの強度を確認して魔力を入れて……あんまり強くすると吹き飛ぶわ!これで一応発射準備はOKなのよね」
「分かった!じゃあここから魔力を込めていくよ」
僕は言われたとおりにドンドン詰めていく。
「分かった全部詰めたよ!」
「じゃあ最後に構えて打つんだけどその際に注意点が……」
フィオナが説明しているとき事態は急に変化した。
「ぎゃおおおお!」
ドラゴンの興奮が最高潮に達したのか、ドラゴンが一気に突っ込んでくる。
「おぉっと!」
ケルンは飛び上がって僕の横に回避し、シルフィもすぐ横に膝まずく。このままではこちらが危ない。
「「マスター!」」
「うん分かった!」
「え?ちょマスター?話を最後まで」
「後で聞くよ。それじゃ行くよ!」
僕は二人とともに魔力を注入しながら大砲を構えて撃つ。
バコン!
爆音が響き砲口から大量の魔素が撃ちだされる。
「ぎゃおん!」
それはドラゴンの身体に直撃し……大きくよろめかせる。
そして支えを失ったドラゴンは地に堕ちる。
それを見た下の幹部たちから勝鬨が上がる。
「よし!これですべて解決だなアーロン!」
「あぁそうだな姐さん。流石俺様達の認めた男だぜ!」
マリアとアーロンはハイタッチして喜ぶ。
「良かったね~。てかネコマールは何してるん?」
サラはネコマールに質問する。彼は魚の遺骸のそばで作業をしていた。
「ん?これでござる」
彼は両手に白色のぷりぷりしたものを抱える。
「巨大魚の刺身でござる。皆様も貰うでござるか?」
「い、いや遠慮しとくわ」
サラは渋面を作る。
グラントは逃げる途中でドラゴンの墜落を見た。
「な、何だあれは……」
彼は困惑していたが更なる衝撃が後で襲う。
「待てェ!」
早足で鎧を付けたジョージが近づいてくるではないか。
「てめぇ!お前前にいた騎士だな?!」
「あぁそうだ何か問題あるか?」
グラントは魔物を呼び出そうとするがついさっき6頭の魔物を喪ったことに気づいた。
「クソ!」
彼は足踏みするが、顔を上げて言った。
「ならここで俺の最終兵器をお見せしよう」
「最終兵器だと?」
「あぁ!そしてお前はそれで苦しんで死ぬ!ハハヒャァ……」
グラントの意識が飛ぶ。
「お黙りなさいな。レンちゃんを傷つけた罪は重いですわよ?」
いつの間にかルナが首に噛みついていたのだ。グラントは眠ってしまった。
「ペッ。不味い血ですわ!きっと運動されてないんですのね」
ルナは苦言を吐きジョージを見る。
「さぁ戻りましょう」
「あぁ!」
そうして二人が振り返った時、二人は衝撃の光景を見た。
「うわぁぁぁ!」
僕は逆に吹き飛んでいった。
「マスター?!」
「ちょ止まらねぇ!」
僕は大砲の勢いに押されて飛んで行ってしまう。
「だから言ったのよ!反作用があるからちゃんと固定しなさいって!特にマスターはちっちゃいんだから反作用で吹き飛んじゃうのよ!」
フィオナはやれやれだという顔をした。




