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第32話 ジョージ達の遺跡探索報告

 椅子に座ってジョージは話し始める。


「遠征した先の遺跡が古代遺跡だったんですけどね。中にゴーストがいるのなんの……」


「あぁ古代遺跡はそう言うの多いからな。それで幽霊さんでも憑いて来たのか?」


「ルドルフよ憑いてきてはいない。ちゃんと行きと帰りちゃんと塩でお祓いしたわ!」


 軽口をたたくルドルフにジョージはそう答える。


「それでゴーストを祓って祓って……それでコイツが罠にかかりまくってですね」


 ジョージはクツクツと笑いながら隣にいる男性を指す。隣にいるのは褐色の肌をした金髪の男である。名前はケルンと言って良くジョージと行動している男だ。


「コイツったら罠も関係なく前進しまくったせいで罠踏みまくって矢を全身に受けてんですぜ?」


「良いだろ?オイラが先頭で危ない橋を渡ってるんだからよぉ。それにスリル満点で楽しいぜ!」


「アンタがそれで良くとも後ろの俺らにもその余波は襲って来るんだよ!いくつこの盾で防いだか……」


 ジョージは巨大な盾を掲げる。それは歴戦を象徴するように傷だらけだった。


「まったくいちいち回復するこちらの気持ちにもなってほしいものですね」


 ピンク髪の少女リリカもジョージを支持する。彼女はギルドの回復担当で遠征の時にはいつもついてきている後衛職だ。ちなみに年齢はジョージ>ケルン>リリカの順である。


 二人にそう言われ流石のケルンも押されたのか「わ、悪かったよ……」と言ったのだった。



「まぁそれで戦利品なんですけど。これですな」


 ジョージは巨大な風呂敷包みを床の上で広げた。これには収納魔法がかかっており非生物に限り大容量の収納をすることができる代物である。それは荷馬車をまるごと包んでも弁当箱くらいの重さにとどまると言われるほどだ。


 風呂敷が光ると急に膨らみ目の前に大量の戦利品が現れた。それは大量の機械だった……


「機械の山?にしては壊れてばかりだけど」


「古代遺跡なのですから高度な古代文明の残骸だと思われます。今はどう動かすかの検討も付きませんが」


 リリカは僕にそう説明する。


「で?これどうするんだい?そこの新入りの猫は分かる?」


「分かる訳ないでござろう!拙者は機械音痴でござるよケルン殿!マリア殿は?」


「私にも分からないなこれは……」


 他のメンバーでもあるアーロンやサラシルファにも分からず頭をひねっていると受付のエレーナさんがアドバイスしてくれる。


「機械に関しては博士に聞いた方が良いんじゃないですか?」


「博士ってアイツか……マスター聞いてもいいすけどあの人中々の癖者すよ?」


「でもこのまま腐らせるわけにもいかないし。ルドルフは知ってるみたいだからその博士って言う人の所に案内してよ」


「畏まりましたマスター」


 こうして僕らはその博士と言う人の所を訪れることにしたのだった。

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